1月, 2007 | 平和フォーラム - パート 2

2007年01月18日

若林正俊環境大臣に対する要請書

原子力空母の横須賀母港化を許さない全国連絡会ほか

 
 
環境大臣 若林正俊 殿
 
要請書
 
原子力空母の横須賀母港問題を考える市民の会          
共同代表    呉東  正彦
原子力空母の横須賀母港化を止めよう神奈川実行委員会
共同代表    宇野  峰雪
同         呉東  正彦
同         早坂  公幸
同         鈴木     保
原子力空母の横須賀母港化を許さない全国連絡会        
共同代表     江橋     崇
同         宇野  峰雪
同         呉東  正彦
同         西尾     漠
 
 日頃からの環境を守るための諸施策、大変ご苦労様です。
 
 さて、改正海洋汚染防止法が本年4月1日から施行され、本年4月1日から浚渫土砂を海洋投棄する場合には、環境大臣の許可が必要となったとのことであります。
 
 ところで、現在横浜防衛施設局は、横須賀港を15mまで掘り下げる浚渫工事を行うことを計画中ですが、横須賀港内には明治以来100年以上にも渡って堆積された水銀砒素鉛等の有害物質を相当量含む汚染されたヘドロが堆積しており、港内で釣れた魚類から、大変な高率で、奇形、病気等が発見されております。(これに先立って横浜防衛施設局が行った陸上の汚染土壌の対策については、これまで何度も貴省に要請し、貴省からの指導等、大変なご尽力を頂いたところです。)
 
 横浜防衛施設局は、過去も横須賀港内の浚渫土砂については海洋投棄をしており、今回も海洋投棄を検討中と思われますが、このように土砂が、通常の浚渫土砂と異なって大変汚染されているため、ロンドン条約の趣旨からも、地球的海洋環境を守るという国際世論からも、このような汚染土砂を海洋投棄することは許されないと考えられますので、以下のとおりこの手続及び進行状況をお伺いするとともに、慎重に取り扱われ、海洋投棄を許可されないよう、申し入れいたします。
 
1、浚渫土砂の海洋投棄についての環境大臣の許可手続きの趣旨、手続、特に実施計画、海洋環境影響の事前評価手続の詳細について、ご教示下さい。
2、横浜防衛施設局からは、横須賀港内の浚渫土砂の海洋投棄について、どのような事前相談を受けていますか。その内容、投棄場所、量等の詳細をご教示下さい。
3、横須賀港内には明治以来100年以上にも渡って堆積された水銀砒素鉛等の有害物質を相当量含む汚染されたヘドロが堆積しており、港内で釣れた魚類から、大変な高率で奇形、病気等が発見されております。これらの汚染関係の資料を十分にご検討下さい。
4、横浜防衛施設局が過去に行った米海軍横須賀基地の陸上の汚染土壌の対策については貴省からの指導等、大変なご尽力を頂きました。これからと同様に、横浜防衛施設局に対して、土砂の汚染状況、海洋投棄以外の方法がないのかどうかの検討、海洋環境影響の事前評価手続等につき、慎重かつ徹底的な調査を指導して下さい。
5、上記のように汚染された大量の浚渫土砂を海洋投棄することは、海洋環境に重大な影響を与え、国際的にも大きな非難を浴びかねません。是非海洋投棄以外の方法による処分を促し、海洋投棄を許可しないで下さい。

 

2007年01月11日

米軍再編グアム調査・反基地交流団(01月08日~11日 グアム)

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平和フォーラムは1月9日から11日の日程で、グアムに訪問団を派遣しました。昨年11月に平和フォーラムと市民団体で「アジア太平洋反基地東京会議」を開催した際に、グアムの先住民組織「チャモロ・ネイション」から参加したリサ・ナティビダードさんに、グアム訪問と交流を申し入れ、それが実現したものです。 日米両国政府は在日米軍再編協議の中で、沖縄に駐留する米海兵隊のうち8,000人の兵士と9,000人の家族をグアムに移転することで合意。日本政府はグアム島内に新たに作る基地や米軍住宅の建設費として、総額1兆2,000億円のうち7,100億円を負担することになりました。 平和フォーラムはこうした状況の中で、グアムの人々は基地移転に関してどのように考えているのか、直接聞いてみなければならないと考えていました。 今回のグアム訪問では、「チャモロ・ネイション」をはじめとした平和運動組織だけではなく、グアム選出米下院議員の政策秘書、グアム議会などを訪問し、グアムの米軍基地問題や沖縄海兵隊のグアム移転について意見を交換することができました。

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