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フクシマに連帯する特別決議/被爆66周年原水爆禁止世界大会・広島大会

2011年08月06日

 3月11日、東日本を襲った大地震は、岩手・宮城・福島を中心に未曾有の被害を与えました。犠牲者の皆様に心から哀悼の意を表します。
 私たちは被爆地ヒロシマで、被爆66周年原水爆禁止世界大会・広島大会を開き、あらためたて「核と人類は共存できない」ことを確認しました。核兵器の恐怖とその非人間性を学びました。ヒバクシャの苦しみは、66年経ったいまでも続いていることを知りました。そして、同じヒバクの苦しみが、いままた「フクシマ」ではじまろうとしています。再び核の被害が日本を襲い、世界に広がっています。

 東日本大震災で東京電力福島第一原子力発電所は、全電源喪失の後に核燃料のメルトダウンを起こしました。水素爆発や汚染水の流失・海洋投棄などによって、福島県をはじめ広範囲に大量の放射性物質を放出しました。その結果、多くの住民が避難を余儀なくされました。事故から5ケ月近く経ったいまでも、福島第1原発付近は、10,000mSv/hの高い放射線量を示し、事態収束のめどは立っていません。福島県民は、避難生活を強いられ故郷へ帰るあてのない生活が続いています。
 福島第一原発の事故は人災です。事故を引き起こした東京電力、歴代政府、そしてそれを支えてきた研究者たちなど「原子力村」と呼ばれるものの責任は重大です。東電・政府などは、原発政策を推進し原子力の「安全神話」を声高に喧伝してきたことを真筆に反省し、事態収束への努力と脱原発への道のりを明確にしなければなりません。

 私たちは、今回の事故により拡散した放射性物質の影響を強く懸念するものです。避難地域はもちろんのこと、広範囲に放射性物質による汚染が広がっています。放出された放射性物質の長期間にわたる影響を余儀なくされる人々の、健康不安と精神的苦痛ははかりしれません。特に放射線の影響に敏感な子どもたちや次世代を育んでいく若い人々への健康被害は重大です。農産物や海産物への影響、就労や生活への不安なども生み出されています。東京電力・政府は、現在の生活や将来の健康被害への補償そして不安解消に向けたあらゆる措置を可能な限り迅速に行い、被害の拡大を防ぐことに全力を注がなくてはなりません。特に子どもたちや妊産婦などへの放射線による被害は、最小限にとどめなくてはなりません。

 私たちは、福島の取り組みと連携し、子どもたちの「命」を守る運動を展開します。故郷を奪われた被災者が、一日も早く安心した生活を取り戻すことのできるよう全力で取り組みます。この被害をもたらした「核」そのものの廃絶にむけた取り組みを強化していきます。
 今ここに、全国から集う私たちは、核の「軍事利用」で放射線被害にあった「ヒロシマ」「ナガサキ」と、核の「商業利用」で同じく放射線被害にあった「フクシマ」を結んで、あらためて「核と人類は共存できない」ことを強く訴えます。
 ノー・モア・ヒロシマ、ノー・モア・ナガサキ、ノー・モア・フクシマ、ノー・モア・ヒバクシャ!

2011年8月6日
被爆66周年原水爆禁止世界大会・広島大会

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