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沖縄を思う

2018年6月 1日

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 復帰46年、41回目になる「5.15沖縄平和行進」が、 5月13日の県民大会で終了した。梅雨入り宣言後だっ たが、久しぶりに快晴の中の行進となった。昨年のよう な豪雨と雷の中での行進はなしにして欲しいが、炎天下 の行進も楽ではない。延べ5400人もの参加者があった が、一人の脱落者もなかった。また、炎天下で2時間近 くにもなった県民集会も、常に真剣なまなざしを感じた。 全国から、そして県内からの参加者に、また、交通整理 員や行進団の役員に心から感謝したい。

 昨年12月、在日米軍海兵隊普天間基地に隣接する 普天間第二小学校の校庭に、米軍ヘリコプターの窓が 落下した。校庭では体育の授業が行われていたが、幸い にけが人はなかった。現在、防衛局職員が5人体制で 米軍機の飛来を監視し、子どもたちは飛来のたびに屋内 退避を繰り返している。3カ月で367回、多い時には1 日29回にもなるという。教育委員会は「教育に支障をき たしている」と述べている。

 一方、在日米空軍嘉手納基地の爆音などの騒音は、 沖縄防衛局の調査で、2017年度は前年の1.7倍に増 えていたことが報告されている。年間の騒音の回数は 57,832回にものぼる。日常生活の許容範囲を大きく超 えている。米軍基地が、沖縄県民の生活の大きな支障 であり、命を脅かす存在であることは明らかだ。女性へ の暴行事件、傷害事件、交通事故、窃盗や住居侵入、 米軍関係者による犯罪は、日本人の犯罪発生率を大きく 上回る。

 日米両政府は、合同委員会をもって米軍機の飛行条 件をさまざまに決めている。しかし、決定が実行されたこ とはない。今や日本の空を縦横無尽に米軍機が飛んでい る。いつ事故が起きても不思議はない。1959年6月30 日、米軍戦闘機が沖縄の石川市(現うるま市)宮森小 学校校舎に激突した。児童11人を含む18人が亡くなっ た。その後も米軍機の事故は絶えない。

 私たちが反対している名護市辺野古への米海兵隊新 基地建設の現場でも、周辺2.2km以内に約55mを超 えて航空法が規制する建物が、久志小中学校、久志郵 便局、国立高専の寄宿舎、米軍弾薬庫など多く存在する。 宮森小学校の事件が、辺野古で再び起きないと誰が保 障するのか。防衛局は、何ら対策は必要ないとの姿勢だ。 県民の命をないがしろにするのもいい加減して欲しい。

 日米安保条約締結から67年が経過した。朝鮮半島 の緊張も緩みつつある今、沖縄の現状は、政治の不作 為と言っていい。
(藤本泰成)
 

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