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被災53周年ビキニ・デー アピール

2007年3月 1日

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被災53周年3・1ビキニ・デー全国集会

 1954年3月1日、アメリカは太平洋中西部のマーシャル諸島・ビキニ環礁で、広島型原爆の約1000倍に当たる15メガトンの水爆実験(ブラボー実験)を行い、大量の死の灰をまき散らし、第五福竜丸をはじめ多くの漁船が被災し、第五福竜丸の久保山愛吉さんが放射能症で亡くなりました。さらにマーシャルの島々でも多くのヒバクシャを生み出しました。53年経ったビキニも、原爆投下から62年たったヒロシマ・ナガサキでも、いまなお多くの人々が放射能の被害で苦しみつづけ、悲劇は現在も終わることなく続いていることを忘れてはなりません。


 いまも世界には約3万発もの核兵器が存在し、核兵器の使用と核拡散の危険も増大しています。とくに核大国・アメリカのブッシュ政権は、先制攻撃戦略という好戦的な戦略の上に大量破壊兵器の拡散阻止という虚構の上にイラクへ侵攻・占拠した結果、出口の見えない暴力と破壊をもたらしています。さらに新型核兵器の研究・開発やNPT(核不拡散条約)を骨抜きにする米印原子力協定の推進するなど新たな核軍拡・核拡散の流れをつくりだしつつあります。


 東北アジアでも昨年10月の朝鮮民主主義人民共和国(以下「北朝鮮」と略)による核実験は、大きな脅威を与え、緊張を高めました。さらにイランの核開発は、核拡散の脅威を与えています。


 日本の安倍政権は、積極的にアメリカの戦争政策を支え続け、アメリカの核・軍事の戦略体制にいっそう強く組み込まれ続けています。さらに北朝鮮の核実験により排外主義が助長され、閣僚の多くは核保有発言を繰り返し、教育基本法の改悪や防衛庁の「省」への昇格を行い、その上さらに米軍再編成の推進や有事体制強化、憲法9条改憲、プルトニウム利用政策の推進などの反動的な政策をすすめようとしています。日本はいまや東アジアで緊張をつくりだす存在になりつつあるのです。


 このような平和に対する脅威が進行する中で、あらためてビキニ水爆被災の意味と今後の反核・平和を求める私たちの運動のあり方が問われています。


 私たちは、あらためて核を頂点とする武力で平和は作れないことを確認しなければなりません。対話と連帯のなかで平和と安全が生みだされることを確認しましょう。その上で、これまで原水爆禁止運動がとりくみ、成果を上げてきた核兵器廃絶、ヒバクシャ援護、脱原発などの課題を新たな決意で前進させなければなりません。


 ヒロシマ・ナガサキから連綿と続いた核被害から「核と人類は共存できない」ことを学びました。そのことをいま、反戦・反核・平和の課題とともに内外に発信していくことがますます重要になっています。これは広島・長崎、ビキニ、JCO臨界事故でのヒバク体験を持つヒバク国の市民の責務です。

 ビキニのヒバクシャをはじめ世界中のあらゆるヒバクシャや平和を求める人々と連帯し、あらゆる国の、あらゆる核実験・核兵器に反対し、そしてヒバクシャを生み出すすべての核開発を止めていきましよう。 
 

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