第41回食とみどり、水を守る全国集会アピール
私たちをめぐる国内外の政治・経済・社会状況は、大きく転換しています。アメリカに続いて、日本でも本年8月の衆議院総選挙で新たな連立政権が誕生しました。これまでの日米政権による新自由主義経済や構造改革政策が、格差の拡大や地域における生活基盤・社会保障制度の破壊を招いてきたことは、昨年秋の金融経済危機によって明確に示されました。こうしたなかでの日米の政権交代であり、生活や雇用、地域社会の立て直しが強く求められています。
一方、地球温暖化や水、森林などの環境の破壊、途上国を中心とした食料需給のひっ迫や中長期的な価格上昇、食の安全への不安・不信も高まっています。また、国内の農林水産業は、価格の低迷や担い手問題などから、経営の維持がますます困難になり、食料自給率向上も進んでいません。
いま改めて、生きるために欠かせない食料や水、森林、そして健全な地域社会の大切さを見直すときです。
こうしたなか、私たちは、島根県松江市に全国各地から600人以上の仲間が集い、「くらしと地域をつくる食・みどり・水~神話の国から自然の恵みに『だんだん、だんだん』~」をスローガンに、第41回食とみどり、水を守る全国集会を開催しました。多くの講師、助言者の提起と各地の実践報告をもとに、食の安全・安定、農林水産業の再生、持続可能な循環型社会への転換をめざした取り組みがいっそう大事な時を迎えていることを学び合い、新政権における新たな政策の展望もふまえて、取り組むべき課題を確認しあいました。
これまでの市場経済万能の新自由主義、軍備増強、格差の拡大、環境悪化を招いた路線と決別し、平和や人権、環境が守られる社会に向けて、どのような運動を展開すべきかが問われています。
私たちは、集会で学んだことを、地域の具体的な実践活動のなかで生かすため、自ら行動し、活動の輪を大きく広げていきましょう。そして、真の政策転換をかちとるために、全力で運動を展開しましょう。
2009年11月28日
第41回食とみどり、水を守る全国集会参加者一同
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