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戦争犠牲者追悼、平和を誓う集会ごあいさつ

2010年8月15日

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フォーラム平和・人権・環境代表 江 橋 崇

 今年も、第二次大戦の終戦の日がやってきました。改めて東アジア一帯に広がった先の大戦の惨禍に思いを致し、侵略と戦争で犠牲となられた方々のご冥福をお祈りし、今なお心身の傷の癒えない被害者の方々に慰謝の心を捧げます。
 私は、昨年の今日、日本の政治の大きな転換を目前にして、新しい政治の枠組みでこれまでなおざりにされていた諸問題を改善し、解決することへの努力をお誓いしました。とくに、靖国神社問題については、新しい政治による新たな取り組みへの期待を表明しました。その後、政治の転換は実際に起きましたが、残念なことに、新政権はその後も安定を見ることなく、沖縄の基地負担の軽減は実現することなく、三党の連立政権は崩壊しました。その後も、戦後処理の問題や韓国併合百年の首相談話などで多少の前進は見たものの、靖国神社に代わる宗教的に中立な慰霊施設の建設など、多くの問題が未解決なままに残されています。この一年間に私たちの成し遂げられたことの少なさを思う時、皆さまとのお約束が十分に果たせていないことへの大きな責任を感じます。
 他方で、核兵器の削減については、世界の大勢が大きく動き出しています。昨年、アメリカのオバマ大統領がプラハ演説で核兵器の廃絶を訴えてからの国際社会の動きには希望が持てますし、今年の8月6日の広島原爆慰霊祭には、国連のパンギムン事務総長や駐日アメリカ大使など、かつてない多彩な人々が参列しました。広島、長崎の人々の訴えの声に、全世界が共鳴しつつあります。私たちは、非核を願う私たちの思いをさらに強めて、平和な世界を切望しつつ亡くなられた皆さまの思いに少しでも応えられるように、全力で努力することをお約束します。
 今、東アジアでは、グローバル化が著しく進展しています。日本と韓国、中国の関係は深まり、経済的な互恵平等が実現しつつあります。この関係を進展させ、経済的な共同体への歩みをさらに発展させ、文化的な交流を深め、政治的な安定も求め、東アジアに核のない平和と友好の地域を作ることが、皆さまの遺された思いに応えることではないでしょうか。
 私たちの平和運動は、今日、内部での政治的な立場の相違が顕著になりつつありますが、それにもかかわらず、東アジアの平和と友好のために共同して努力し、日本の進路に誤りなきように、私たちの思いを次の世代に訴えてゆきたいと思います。このことが、大戦で亡くなられた皆さまへの慰霊の道だと信じております。どうぞ、お心安らかに、私たちと次の世代をお見守りください。
 皆さまのご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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