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シリアへの空爆と軍事介入に抗議する声明

2013年8月30日

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2013年8月30日
フォーラム平和・人権・環境
(平和フォーラム)
事務局長 藤本泰成 


 

シリアへの空爆と軍事介入に抗議する声明

 

 アメリカはまた過ちを犯そうとしている。
 どのような理由があるにせよ、シリアへの空爆は許されない。
アメリカの呼びかけで始まろうとしているシリアへの英米仏による軍事行動に対し、平和フォーラムはきびしく抗議を発する。
 大量破壊兵器の保有を大義名分として、10年前にイラクを攻撃し進駐したが、戦争の起因となった大量破壊兵器なるものは見つからなかった。
 ブッシュ親子二代の大統領が行ったイラク戦争が、この国に平和をもたらせただろうか。「テロとの戦い」は21世紀に消す事の出来ない傷跡を残しただけではないか。
 シリアが泥沼の内乱に突入し、世界はこの帰趨を憂えんでいる。内乱は長期の内戦に発展し、すでに多くの市民が血を流している。国連と世界各国が内戦の即時停止を訴えて続けている。
 内戦の停止を武力以外の方法で世界は模索しなければならない。その努力を放棄してはならない。
 だが、アメリカは、アサド政権が同国民に対して、化学兵器を使用したと断定し、ケリー米国務長官は、化学兵器の使用を「倫理への冒とく」と断じた。
 化学兵器の保有と使用は断じて許す事は出来ない。だが、化学兵器という「倫理への冒とく」への回答としての空爆も「倫理への冒とく」ではないか。
 化学兵器の疑惑をめぐり派遣された国連の調査団は8月31日までにシリアを出国し国連に報告書を提出するとしている。これに前後して米、英、仏は、シリアへの軍事介入に向けた最終調整を行い、軍事介入を「正当性」を持たせる手続きを講じている。
 どのような手続きも、軍事介入という手段を正当化することはできない。
 平和フォーラムは、シリア空爆を強く批判する。アメリカをはじめとする同盟国なる国々の軍事介入を強く批判する。停戦と和平に向けた交渉の場をつくり出す外交努力に総力を傾けよ。
 軍事介入によって、武力の行使によって、世界が軍事による安全保障に傾斜することを強く懸念する。
 米軍は地中海東部に配備しているミサイル駆逐艦を帰還させ、武力空爆の準備を即時撤回せよ。
 同時にアサド政権は、化学兵器をふくむ全ての武力と暴力によって、国民を弾圧することをやめよ。反政府勢力も武器の使用をやめよ。これ以上同胞民衆に被害を拡大させることをやめよ。
非暴力的手段で事態を回避し打開することを訴える。                                      

以上

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