| 第46回護憲大会 開会総会 連帯あいさつ
2009年11月01日 日本労働組合総連合会副事務局長 山 本 幸 司 |
![]() |
|
紹介をいただきました、連合で副事務局長を務めております、山本でございます。第46回護憲大会、たいへんご苦労さまでございます。また、平和と民主主義のためにたるむことなく全国各地で46年にわたって献身的なとりくみをされておりますみなさまに、心から敬意を表したいと思います。
私ども連合は、去る10月8日、9日に、20周年記念第11回定期大会を開催し、新しく古賀会長、南雲事務局長体制を出発させたところでございます。この大会において、NPT国際会議の成功に向けた1000万署名の推進についての特別決議を大会で採択し、全国各地で、いまとりくんでいるところでございます。しかし、たいへん不本意ではあるのですが、残念ながら私ども連合は、日米軍事同盟、あるいは自衛隊のあり方について必ずしも全体として意見が一致しておりません。しかし、1989年の連合結成大会のスローガンは、「平和 幸せ 道ひらく」これがスローガンでございました。平和実現のためのさまざまなアプローチについて、あるいは重大な政策について、多くの弱点を含んでいるとはいえ、675万組合員は腹の底から平和を願い、そのためのさまざまなとりくみをしていることもまたご理解をいただきたいと思います。 私たちは、日本社会がきわめて容易ならざる事態に立ち至っているという認識を持っております。それは、一言で申し上げれば、日本社会は持続可能性が断たれている。このままの日本社会がもしなにもなされず20年30年経過するとすれば、おそらくは社会としての統一性を失い、ただならぬ社会になってしまっているのではないかということでございます。私たちは、戦争の原因が多くの場合貧困にある、そして偏狭なイデオロギーに増幅されることによって悲劇が繰り返されてきたことを肝に銘じております。 安倍政権が戦後レジュームからの脱却ということを声高に叫んだのはつい昨日のことであります。平和、国民主権、基本的人権、この基本的な憲法の枠組みを壊すのだということをときの政権党が明言したことを、われわれは非常に重視しております。私たちは民主党を中心とした新政権が、国民の生活が第一というスローガンを掲げ、政策目標を掲げ、日々とりくんでいることに敬意を表するし、大きな応援団のひとつとして、私たちもまたそれを支え、とりくみを進めたいと思います。しかし一歩間違えば、日本社会がつい昨日は戦後、営々として築き上げられてきたこうした憲法の諸原則から踏み外して、再び戦争への道に行きかねない、そういう状況は依然として変わっていないと考えています。 かつてアイゼンハワーはアメリカ国内に産軍複合体が構造的に定着している、そのことの危険性を指摘しました。そして、その後の事態を見れば、アメリカはおそらく戦争抜きにはやっていけない資本主義社会になっているのではないかと指摘されております。いま、私たちは、この日本社会が戦争抜きにやっていけないような経済構造、産業構造になりつつあるのではないか、あるいは、なってはいけないのだ、ということをしっかりチェックしながら日本社会に定着しつつある格差と貧困これを是正するために、労働組合として働くことにもっとも重要な価値を置き、公正なワークルールのもとで、すべての人が働く機会が保障され、職業能力の開発の機会が与えられ、そして仕事と家庭生活が両立する、子育てができる、必要な人間に公共サービスが提供されるそうしたセーフティーネットがしっかり整備された持続可能な社会、私どもはこれを、労働中心とした福祉型社会といっております。そうした雇用を軸とした持続可能な安心と安全、平和な社会、日本のために連合は労働運動の先頭に立ってたたかいぬていくことを決意しているところであります。護憲大会に結集された全国の仲間のみなさん、私ども、さまざまな部面でさまざまな連携をとりながら、明日の子どもたちのために、平和と民主主義のためにともにがんばりぬいていく決意を表明し、労働運動のますますの発展を心から祈念申し上げて一言ごあいさつに代えたいと思います。ご静聴ありがとうございました。 |
|||
| Copyright 2000-2010 フォーラム平和・人権・環境 All rights reserved. 東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1F tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org |