トップ  »  集会等の報告  »  2009「在日朝鮮人歴史・人権週間」東日本集会を横須賀で開催

2009「在日朝鮮人歴史・人権週間」東日本集会を横須賀で開催

2009年7月19日

ソーシャルブックマーク : このエントリーをYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをニフティクリップに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーをlivedoorクリップに追加 このエントリーをBuzzurlに追加 このエントリーをイザ!ブックマークに追加 このエントリーをFC2ブックマークに追加 このエントリをdeliciousに追加

090718.jpg

 この7月、全国各地でとりくまれている2009「在日朝鮮人歴史・人権週間」の東日本集会が、7月18日と19日の2日間、横須賀市で開催されました。第1日目の18日は、ヴェルクよこすかに約120人が参加して、証言やシンポジウム、写真展。第2日には、約15人が参加して貝山地下壕などのフィールドワークを行いました。主催は、神奈川平和運動センターや県強制連行真相調査団などでつくる実行委員会です。
 集会では、まず、鄭喜炅(チョン・ヒギョン)朝鮮総連神奈川県本部委員長が主催者あいさつ、つづいて平和フォーラム、朝鮮人強制連行真相調査団の代表からもあいさつを受け、原田章弘全国実行委員会共同代表が2007年以来のとりくみの経過報告が行われました。最近の日朝関係の強まる緊張状態をなくしていく東北アジアの平和のためにも、日本の植民地支配の歴史という過去を踏まえて、在日朝鮮人の人権確立に向けたとりくみを行うことは重要であることが指摘されました。
 ひきつづいて「在日朝鮮人の置かれている立場」について林鍾圭(リム・ジョンギュ)県強制連行真相調査団の朝鮮人側代表から、在日朝鮮人への、とくに女子へのいやがらせなどが増大している状況をはじめてとした報告、現在大和市在住の強制労働体験者の朴四甲(パク・サガン)さんからは、きつい過酷な体験にもかかわらずユーモアも交えながらの証言を受けました。
 シンポジウムでは、「従軍慰安婦」移送を国外移送目的誘拐の共同正犯の誘拐罪と判断した1937年の大審院判例について、前田朗東京造形大学教授からの報告、強制連行について原田章弘県強制連行真相調査団事務局長から報告が行われました。
 さらに在日の無年金問題に関連して、スライド「ある在日朝鮮人の一生・李用鎮(イ・ヨンジン)さんの生涯」の上映を受け、在日朝鮮人人権協会の金珍英(キム・ジニョン)さんから、在日の高齢者・障害者が経過措置も受けられないでいることとともに、強制連行・強制労働下での「消えた年金」が数多くあり、これについて大きな声をあげる必要があることを指摘しました。
 集会は、埼玉県の石田貞さんから朝鮮人学校をはじめとした外国人学校支援のとりくみなどの報告を受け、最後に、寺尾光身朝鮮人強制連行真相調査団全国協議会日本人側共同代表からのまとめが行われ、アピールを採択して終了しました。
 2日目のフィールドワークでは、まず、横須賀市内緑ヶ丘の「曹洞宗良長院」を訪問、ここにある戦争中の海軍建築部の請負工事で亡くなられた方々の弔魂碑である「横須賀海軍建築部請負工事殉職者弔魂碑」を視察。日本人の名前とともに、51人の朝鮮人名が彫られていることなどを確認しました。
 つづいて追浜にある貝山地下壕に移動しました。横須賀には米軍や自衛隊の基地内にあるものなど900以上の地下壕があります。貝山地下壕はなかでも大規模で保存されてきたもの。多くの証言から地下壕掘削に朝鮮人が使役されたのは間違いない事実ですが、記録は残されていません。約70の地下壕がある近くに逗子市で1995年に作成された「逗子市『戦時下逗子の朝鮮人労働者』」では、掘削に関わった延人数を53万1317人と算出しており、規模・数から横須賀ではその10倍以上と推測されています。
 参加者は、奥深い貝山壕の真昼・真夏にもかかわらず低温と真暗闇のなかを歩み、壁や天井に残されたツルハシの跡に強制労働を体感しました。

 →東日本集会アピール  →集会チラシ →朝鮮新報1 →朝鮮新報2 →朝鮮新報3  

このページの先頭へ

同じカテゴリの記事

一覧を見る

メルマガ登録・解除

平和フォーラムメールマガジンをお読みください

   

バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ

FeedアイコンRSS