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高校無償化の朝鮮学校への即時適用を求める院内集会

2011年2月 9日

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 2月9日、平和フォーラムは日朝学術教育交流協会はとともに、参院議員会館で「高校無償化の朝鮮学校への即時適用を求める院内集会」を開き、約180人が参加しました。
 集会では、藤本泰成事務局長が、東京朝鮮学校が1月17日、今年3月に卒業する高級部3年生への適用を行なうための事務的な期限が迫っているとして行政不服審査法に基づく異議申し立てを行なったことを報告。これに対し高木義明文部科学相が2月4日、「北朝鮮による砲撃がわが国を含む北東アジア地域全体の平和と安全を損なうもの」で「不測の事態に備え万全の態勢を整えていく必要があることに鑑(かんが)み」審査手続きを停止していると回答したことについて、高校無償化制度は「教育についてのすべての者の権利をうたっている国際人権A規約の精神に沿うもの」としていた昨年11月5日の高木文科相談話と矛盾するものだと批判し、「子どもたちのどこに、こうした政治、外交問題の責任があるのか」と憤りを強調しました。
 金正泰さん(東京朝高3年)は、昨年から1年間にかけ、無償化を勝ち取るための活動を行うなかで、多くの日本人支援者の存在を知ったと話しながら、「すべての朝高生のためにも、そして声援を送ってくれる日本の人々のためにも、『無償化』実現に向け最後までがんばりたい。今、僕らが受けているつらい差別の体験を、後輩たちには絶対にさせたくない。堂々と民族教育を受けさせてあげたい」と話しました。
 会場には「全国」高校ラグビー大会で、2年連続ベスト4に輝いた大阪朝鮮高級学校ラグビー部の権裕人(クォン・ユイン)さん(3年)と呉英吉監督も駆けつけ発言。権さんは、高校最後の試合に出場できなかった自分のために親善試合(1月22日、関西学院大学グラウンド)を実現してくれた日本人各関係者へ謝意を述べながら、「僕は、ラグビーを通じて日本の友人らと友好を深めることができた。スポーツで朝・日の垣根を越えることが出来るなら、教育現場でも乗り超えられると思っている」と話し「ラグビーには『ノーサイド』という精神がある。日本社会も朝鮮の方々もノーサイドの精神で仲良くしたらいいと思っている」と呼びかけました。
 また、東京中高オモニ会の朴史鈴会長は、「現在、日本社会で活躍、貢献している在日朝鮮人は多くいるし、今後も自分たちもそうなりたいと願う生徒たちもたくさんいるのに、この子たちがどのような『不測の事態』を引き起こすというのか。与えられて当然の権利を奪われ、一番傷ついているのは子どもたち。この切実な思いが、より多くの人に届くよう今後も活動していく」と話しました。
 集会には、民主党の相原久美子参院議員、那谷屋正義参院議員、今野東参院議員、稲見哲男衆院議員、社民党の又市征治参院議員、服部良一衆院議員も参加し発言。又市議員は、「これまで何回この集会に出たのかなという思いだ。理屈にもならない、朝鮮半島における両国の衝突問題を理由にするとは(文科相が)言ってきたこととは全く違う」とした上で、「長引く『無償化』問題が年度を超えてしまい裁判問題となれば、政府は国際的な恥をかくことになる。教育上の観点から客観的に判断するとしてきた文科大臣が、それとは逆行する政治的判断を下すことは深刻な問題。日本国内に根強く残る人権意識の希薄さや排外意識に立ち向かっていかなければならない」と述べました。那谷屋議員は、「またしても、このような集会が開かれねばならないことが遺憾」と話し、「本来、素晴らしい政策になるはずだった『高校無償化』が、現在はあらゆる批判を浴びている。制度の本来的意義を証明するためには、朝鮮学校への『無償化』適用が、年度内に実現されなくてはならない」と指摘しました。
 最後に、「日本政府が直ちに朝鮮学校への無償化適用の判断を行うことを強く求め」るとの決議を参加者一同で確認するとともに、2月26日の代々木公園での大集会に結集することを誓いました。

→決議  →朝鮮新報

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