トップ  »  集会等の報告  »  第50回食とみどり、水を守る全国集会in群馬に530人参加

第50回食とみどり、水を守る全国集会in群馬に530人参加

2018年12月 1日

ソーシャルブックマーク : このエントリーをYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをニフティクリップに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーをlivedoorクリップに追加 このエントリーをBuzzurlに追加 このエントリーをイザ!ブックマークに追加 このエントリーをFC2ブックマークに追加 このエントリをdeliciousに追加

 分科会 (2).JPG

   平和フォーラムなどで作る実行委員会主催の「第50回食とみどり、水を守る全国集会in群馬」が11月30日~12月1日に群馬県高崎市の「エテルナ高崎」などを会場に開催され、全都道府県から530人が参加しました。同集会は毎年、食の安全や農林業政策、森林や水を中心とする環境問題などについて、情勢や課題を話し合うために各県持ち回りで開かれているもので、今年は、1968年の開催から50回目の節目の集会となりました。
 初日の全体集会(上写真)で、主催者を代表し、柴山好憲・集会実行委員長(全農林労組委員長)が、半世紀にわたる集会と運動を積み上げてきた実績に触れた後、「規制改革推進会議主導の農業改革法案や水道事業の民営化推進、巨大な自由貿易協定など、農・林・水は、今までに経験したことの無いような厳しい立場にある。しかし、食、みどり、水は命の安全保障に関わる重要な課題だ。その大切さを全体で共有化するため議論を深めよう」と訴えました。
 群馬県実行委員会からは、坂本棟男・実行委員長が「群馬は山林も多いが、麦の二毛作やこんにゃく、ネギなど特産の農産物も盛んだ。県内の取り組みも集会を通じて知ってほしい」と歓迎のあいさつを行いました。
 さらに、連帯あいさつを富澤誠・連合群馬会長が行い、来賓として熊本県知事(代理・吉野務農政課長)があいさつを行いました。また、夜の全体交流会で冨岡賢治・高崎市長も来賓としてあいさつをしました。 
 北村智之・集会事務局長が集会の基調提起を行い、全国集会が始まった1968年前後からの食とみどり、水に関わる情勢に触れながら、①通商交渉の動き、②食の安全・安心、③農林業政策、④環境問題についての情勢や運動の課題を提起し「政策の転換をめざして地域から運動を再構築しよう」などと呼びかけました。

農林業や食、環境政策の変遷と運動を振り返るシンポ
  続いて「全国集会50回記念 食・みどり・水をめぐる動きと私たちの運動課題」と題し、全体シンポジウムが開かれ、戦後の農林業や食、環境に関わる制度政策の変遷と運動を振り返り、今後の課題を検討しました。
原子.JPG犬飼.JPGDSC07086.JPG水原.JPG大野.JPG

 全農林農林水産政策研究所事務局次長の原子秀夫さん(顔写真左端)は、戦後の食糧危機や食糧管理制度と労農提携運動、ガット農業交渉とコメ・農産物輸入自由化反対の闘い、農業政策に対する運動などの経緯を説明し、「この間、食料自給率は大きく低下し、農業基盤が脆弱になってしまった。今後もTPPなどの発効で影響は大きくなる。どういう対策が必要か、運動の中で検証する必要がある」などと述べました。
 全国山林労働組合の犬飼米男委員長(同左2人目)は、戦後の森林の荒廃と復旧の歴史や、高度成長期の林業の低迷と森林の多面的機能重視の動きなどを振り返りながら、「森林は経済財であるとともに環境財である認識を持つことが重要だ。そして、農業や水などともつながる資源であり、これらの運動をつなげていく必要がある」と訴えました。
 また、きれいな水といのちを守る全国連絡会の辻谷貴文事務局長(全水道労組書記次長・同左3人目)は、環境や人体に害のある合成洗剤追放運動の経過や、新たな「きれいな水といのちを守る」運動、広範な水環境を守る取り組みなどを紹介し、「いま最大の問題は水道事業の民営化問題だ。市民は蛇口の向こう側にあるものを見据え、労働者と共闘して立ち向かってほしい」などと提起しました。
 さらに、元日本消費者連盟の事務局長を担った水原博子さん(同右2人目)が、1969年に日本消費者連盟が結成されてからの、主に食や環境問題を中心とした社会的問題と活動の経過、各地域での市民・消費者運動の動き、原発や遺伝子組み換え食品などの国際的な課題への取り組みを述べ、「消費者の運動は憲法が保障する生存権を守るためのものだ。その憲法を壊す安倍政権にも対峙していく」と決意を述べました。
 こうした討議を受け、コーディネーターの大野和興さん(農業ジャーナリスト・同右端)は「農・林・水など、かつてはみんなの共有のものが、利潤追求の新自由主義のもとで奪われようとしていることが明らかになった。私たちの権利と生存権を守るために、一緒に運動をおこそう」とまとめられました。
 夜の全体交流・懇親会では、桐生市の市民ループによる群馬県を代表する「八木節」が披露された後、参加者は県内の地酒を交わしながら交流が行われました。

特徴ある群馬の取り組みなどで分科会討議
 第二日目は分科会が開かれ、「入門講座」では、群馬県で最も小さな自治体である上野村での森林資源を活かす村の活動や、尾瀬の環境保全に向けた県の取り組みが紹介されました。
 また、有機農業生産者や高崎市内の学校給食栄養教諭などによる「食の安心・安全・安定」や、県内で農事組合法人を立ち上げた代表や学者が討論した「食料・農業・農村政策」、大学の研究者や関東森林管理局担当者による「森林・水を中心とした環境問題」の分科会が開かれました(下写真)。
 また、フィールドワークは、ユネスコの世界遺産の富岡製糸場や、名産のこんにゃくをテーマにした施設を訪ねて説明を受けました。

分科会 (1).JPG

このページの先頭へ

同じカテゴリの記事

一覧を見る

メルマガ登録・解除

平和フォーラムメールマガジンをお読みください

   

バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ

FeedアイコンRSS