To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:137(2006.5.15)

14日、警察完全封鎖で、平沢大推里での汎国民大会霧散


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calendarカレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1
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 Calendarカレンダー 

 

05月08日()

 日韓が拉致問題で連携強化 塩崎副大臣と潘外相

05月09日()

日韓首脳会談は考えず 関係改善で韓国高官

05月10日()

 安保共同体創設目指す 初のASEAN国防相会議

05月11日()

 盧大統領、対北関係で金大中氏に期待

05月12日()

 論文ねつ造、黄前教授、詐欺・横領容疑で在宅起訴

05月13日()

 歴史問題の克服促す 国連事務総長が会見

 


Government
政府、政党

 
日韓首脳会談は考えず 関係改善で韓国高官


韓国の徐柱錫大統領統一外交安保首席秘書官は8日、KBSラジオのインタビューで、日韓首脳会談開催の可能性に関して「特別な意味のある外交行為は行わない」と述べ、竹島(韓国名・独島)の領有権をめぐり悪化した関係の改善に向けた首脳外交は考えていないとの立場を強調した。

日本の領有権主張に対抗する韓国側の政府対策を統括している徐秘書官は「(現状は)日本が歴史歪曲(わいきょく)を行っている状況」だと日本側を批判。一方で「必要不可欠な外交交渉は遂行する」と述べ、5月下旬にカタールで開かれるアジア協力対話(ACD)の際の日韓外相会談には前向きな姿勢をあらためて示した。




 

Mass■世論、市民運動


14日、警察完全封鎖で、平沢大推里での汎国民大会霧散



水漏れないくらいの隙間がなかった「デチュ里死守作戦」'
14日、結局、警察の兵力で遮断され、大推里の内と外の人々は遭えなかった。
この日、平沢大推里は「'孤立された島」だった。

外部から集まった市民団体会員、労働者、学生達は、村の進入に失敗して、大推里を目の前に置いて、入口で集会 をしめくくった。国防部の米軍基地拡張移転の予定地に設置した鉄條網の近くにはいけなかった。大推里の住民たちも、村の外側へ出ようとしたが、出れなかった。

この日、兵力1万8千名を動員した警察は大推里に入っていくあらゆる道を徹底的に統制した。
警察は、路ごとに三重の警備を立て、横道も徹底的に遮断した。警察のヘリコプターは終日、空中をまわってデモ隊の動向を監視した。デモ隊は大推里へ進入するための通路を探すため、道路、田、そして山を探し回ったが、既に 警察が陣をはって待機していた。

一方、憂慮していた警察とデモ隊の大きい衝突は発生しなかった。デモ隊は石を投げる行為を自制し、警察もこん棒や盾を振り回す行為を自制した。両側は、去る4日の行政執行過程での衝突が負担になったようで、感情的な対応をさげた。

チョンヨンセ・民主労働党議員団代表は「2006年 5月の大推里では、80年 5月光州のように人権と民主主義が じゅうりんされた」としながら、「汎国民大会を物理力でなく、平和的に進行させようとしたが、警察の阻止で霧散となった」と 警察を批判した。キムジェナム・緑色連合事務処長は「大推里住民たちの要求は経済的補償でなく、平和的な生の 持続ということを政府は知らなければならない」としながら、「政府は大推里問題の平和的解決のための社会的協議機構を作らなければならない」と強調した。

一方、この日、警察とのもみ合いでデモ隊10余が負傷して、警察に連行された人は総25人と知らされた。


公権力投入、ストライキ中のKTX乗務員を全員連行



ストライキ中のKTX乗務員らが63日間篭城してきた韓国鉄道工事のソウル地域本部に警察兵力が投入され、全員連行された。 一週間前から鉄道工事ソウル地域本部の前に兵力を徐々に増加させ、出入車両の検問、外出組合員 への尾行など強圧的雰囲気を造成してきた警察は、11日、午後6時30分頃、公権力を電撃投入し、KTX乗務員を強制連行した。警察が提示した連行理由は、「退去命令の拒絶嫌疑」で、 '現行犯'というもの。
これは鉄道工事が要請した「業務妨害の退去申請」を法院が受け入れた結果だ。

 



 



NorthKorea朝鮮の動向


ロシア政府、北朝鮮関連の映像記録物を初めて公開


ロシア政府が所蔵してきた北朝鮮関連の映像記録物が初めて公開された。

13時間分の動画像や200枚余の写真などぼう大な量で、韓国ではもちろん、北朝鮮でも公開されていない内容も多い。

国家記録院のホームページに168件の目録が掲載されており、必要な場合、ソウル記録情報センターや大田(テジョン)の国家記録院本院、釜山(プサン)分院で閲覧できる


北21社・外国196社が展示…平壌国際商品展覧会


平壌(ピョンヤン)を訪問中の「北朝鮮経済視察団(団長:玄定沢・韓国開発研究院長)」の一行は3日目の17日、韓国側視察団としては初めて、平壌西南部と平安南道大安郡(ピョンアンナムド・テアングン)の大安親善ガラス工場を訪問した。

大安親善ガラス工場は04年7月に着工し昨年10月に竣工した最新式の工場で、朝・中経済協力の象徴。中国が2000万ドル(約22億円)にのぼる設備・資材を支援し、技術者およそ30人を派遣、テクニカルサポートまで行っている。同工場は長さ380メートルの建物の中に容量300トンの溶解炉1基、自動切断施設などが、1つの生産ラインにつながっており、厚さ3ミリのものをベースに年間1000万平方メートルの板ガラスを生産している。

この日、視察団の一員であるG−ハンシン代表のキム・ハンシン氏は、板ガラスの輸入を検討したいとし、見本を要請したりもした。視察団は続いて、平壌市内の3大革命展示館で行われている「第9回平壌春季国際商品展覧会」を訪ねた。展示場には、北朝鮮の企業家はもちろん、平壌市民など約1000人が殺到。視察団も約1時間30分にわたり北朝鮮・中国などの企業が参加した展示場の内部を自由に見学した。

展示場の規模は、室内と室外を合せて1万平方メートル(3000坪)。展示場には、北朝鮮が誇るCNC旋盤メーカーの朝鮮(チョソン)リョンハ機械など北朝鮮の企業21社と、中国・ロシア・スペイン・スウェーデン・シリア・イタリア・タイなど12カ国・196社の展示ブースが設けられていた。

展示場には、各種の外貨を定期預金として受けるという第一(チェイル)信用銀行の広告もあり、「朝鮮で共に事業を展開する代理人を探している」という朝鮮族企業家の広告もあった。入り口の所に設けられた平和(ピョンファ)自動車の展示場には、スポーツタイプ多目的車(SUV)「ポクギ(カッコウとの意味)」のシリーズなどが展示された。

牡丹峰(モランボン)自転車、鴨緑江(アムノッカン)タイヤなど北朝鮮企業が生産した製品も販売中だった。自社製品を案内するコンパニオンが「割引するからたくさん買ってください」と勧めたりもした。ヤカン・手さげカバンなど中国メーカーの生活必需品が展示されたブースでは、平壌市民が米ドルで自由に製品を購入する姿も見られ、北朝鮮の経済事情が良くなりつつあることが感じられた。

続いて視察団は、平安南道南浦市(ナムポシ)のヨンナム船修理工場と南浦港、西海(ソヘ、黄海)閘門、平安南道江西郡(カンソグン)の青山(チョンサン)協同農場などを見学した。ヨンナム船修理工場では、北朝鮮・陸海運省のチャ・ソンモ海運担当局長が直接現況を説明し、視察団に、南北(韓国・北朝鮮)が経済協力を拡大すべき、と強調した。

チャ局長は「昨年、5万トン級の船舶を修理できる第2ドック(船渠)が完成した」とし「同じ民族の経済活性化のため、韓国船舶の修理にこの工場を積極的に活用してほしい」と要請した。視察団のチョン・ナムス(株)STX戦略企画本部長は「施設が思ったよりきちんと整えられていて、現代化されている」とし「戻ったら、実験的に1〜2隻の修理を任す案を検討する考え」と述べた。視察団はこの日、韓国企業家に初めて公開された北朝鮮の代表的な大規模農場・青山協同農場で、約300万坪にのぼる田んぼと付属施設を見学した。





コリアン情報ウィークリー(2006年)


第137号 2006年05月15日
 14日、警察完全封鎖で、平沢大推里での汎国民大会霧散
第136号 2006年05月08日
 平沢に軍・警察投入、米軍基地拡張・移転反対施設を占領
第135号 2006年05月01日
 盧大統領、対日特別談話要旨
第134号 2006年04月24日
 「現代ハイコス非正規光州全南労働者大会」
第133号 2006年04月17日
 14日、米韓FTA阻止、第1次国民大会開かれ
第132号 2006年04月10日 韓米FTA阻止汎国民運動本部が、12日、緊急記者会見
第131号 2006年04月03日 民主労総、「非正規職法案廃棄、全面再議論」要求
第130号 2006年03月27日
 民主労総、「4月のゼネストで勝利をかちとろう!!」
第129号 2006年03月20日
 日本大使館前で元慰安婦らの水曜デモ、700回目
第128号 2006年03月13日
 「強制土地受容阻止-国際平和都市計画撤回」平沢市民決議大会
第127号 2006年03月06日
 141ケ市民社会団体、米韓同盟再編合意の全面無效化を要求
第126号 2006年02月27日
 非正規職法案通過、民主労総ゼネスト2日目、20万名参加
第125号 2006年02月20日
 コメと映画の連帯による韓米FTA交渉阻止闘争
第124号 2006年02月13日
 住民登録証を返却、燃やした平沢住民ら、「独立を宣言」
第123号 2006年02月06日
 街に出た映画人の集会「スクリーンクォーター死守」
第122号 2006年01月30日
 「スクリーンクォーター縮小」反発、映画関係者ら徹夜座り込み闘争突入
第121号 2006年01月23日
 投機資本監視センター, CITY Groupを告発し、監視活動を宣言
第120号 2006年01月16日
 盧武鉉大統領新年演説に二大労総強い批判の論評
第119号 2006年01月09日
 韓流映画俳優ら、香港闘争団の釈放を促す嘆願書を提出
第118号 2006年01月02日
 香港闘争団、5日から「WTO反対と即刻釈放」を要求する無期限「ハンガスト」を決定



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定



コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27
 金正日「南侵威嚇はない」

 

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