To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:237(2008.04.14)

民主労働党、カン氏・クォン氏当選、
進歩新党、ノ氏・シム氏落選


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
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04月07日(月)

 韓国・ASEAN間FTA、8日から第22回交渉

04月08日(火)

 韓米安保政策構想会議開催、同盟懸案を調整

04月09日(水)

 第4回韓日知事会議、ソウルで10日に開催

04月10日(木)

 ハンナラ党過半数 投票率最低 李政権の基盤安定

04月11日(金)

 北朝鮮、金剛山から韓国調達庁の職員1人を追放

04月12日(土)

 天皇の韓国訪問、李大統領が訪日時に要請へ

 


Government
政府、政党


ハンナラ与党、過半数獲得、保守の時代開く




 



Mass■世論、市民運動


民主労働党、カン氏・クォン氏地域当選、
進歩新党、ノ氏・シム氏落選



カンギガプ民主労動党候補が慶南サチョンでイバンホ・ハンナラ党事務総長(幹事長)を押して当選する大波乱が起きた。

慶南サチョンは、伝統的な保守優勢地域で、ハンナラ党事務総長である李候補は、この地域で 3選を狙った。去る2月 24日、昌原KBS 世論調査で李候補の支持率は 47.8%にも達して、この地域で李候補の当選は当たり前のように思われた。同じ世論調査でカン候補は 14.7%にとどまった。選挙終了直後発表された放送社の出口調査でもカン候補は李候補に10%p以上遅れていることで落選が予想された。

しかし、2月臨時国会で韓米FTA 批准阻止断食座り込みをしたカン候補の「意気」が、この地域の農民層の「票心」を動かしたことが終盤の逆転に成功した要因と見られる。カンキガプ、,コン・ヨンギル候補の当選を目指し、「嶺南特別キャンプ」を構成し、党の力を集中させた民主労動党の選挙戦略も主に作用した。ハンナラ党の公薦波動で親朴根恵勢力が親李明博係である李候補の落選のためにカン候補を支援したことも勝利の要因として見られる。民主労働党のクォンヨンギル氏は、進歩政党候補としては最初で地方区再選に成功した。民主労働党は比例議席入れて、5議席を確保。一方、進歩新党はハンナラ党候補に挑戦状を出し、それぞれ 3%pと 8%p差で惜敗したノ・フェチァン候補とシムサンジョン候補が落選したことで、党の進路が激しい道になるのが予想される。

進歩陣営は、民主労動党 5.7%,進歩新党 2.9%の成績で、去る総選で民主労動党に比例代表 8席を抱かれた13%の政党得票率に比べて成績はよくない。

大統領選挙の敗北、北朝鮮追従主義などで分党までいたった進歩陣営は、支持率の反騰のモメンタムを作ることができなかったまま選挙を向かえた。民主労動党と進歩新党はそれぞれ「大衆組職」と「ノ・フェチァン、シム・サンジョン看板スター」を立てて選挙運動を行った。総選結果のみをおいてみれば「組職」の民主労動党は「人物」の進歩新党を押して勝利した。しかし、総選戦略が両党にかえって障害になった。総選以後民主労動党は 「民主労総党」「全農党」のイメージをどうやって脱するか。進歩政党は総選後、創党過程の「ノ・シム政党」のイメージをどう乗り越えるかが課題として残ったわけだ。

  




NorthKorea朝鮮の動向

米朝、核申告・米の政治的補償で合意


北朝鮮外務省のスポークスマンは9日、シンガポールで行われたクリストファー・ヒル米国務次官補と金桂寛(キム・ゲグァン)外務次官の会談に触れ「(核申告・無能力化とテロ支援国指定解除を骨子とした昨年10月3日の)合意について、米国の政治的補償措置と核申告問題で見解の一致を見た」と明らかにした。

このスポークスマンは「今回の“シンガポール合意”は朝米会談の効果をありのままに示している」とも語った。同スポークスマンがヒル次官補と金外務次官の会談の結果を「シンガポール合意」と呼んでいることから、米朝双方は核申告問題やテロ支援国指定解除などの問題解決において事実上合意したものとみられる。

だが、ヒル次官補は同日北京で行った記者会見で「進展はしたが細部の計画や時間が必要だ。米国に戻りライス国務長官に報告し、議会聴聞会も経なければならない」と述べた。これは、米国が北朝鮮の核申告に対し、北朝鮮をテロ支援国指定から解除するなどの補償措置を取るためには、取るべき諸手続きが残っているため、慎重な姿勢を示しているものとみられる。

 

 

 

コリアン情報ウィークリー(2008年)

第237号 2008年04月14日 民主労働党、カン氏・クォン氏当選、進歩新党、ノ氏・シム氏落選
第236号 2008年04月07日 第60周年済州4.3慰霊祭開催、「真実の櫓を漕いで平和の海へ」
第235号 2008年03月31日 済州 4・3抗争精神継承 、「労動者大会、民衆大会」開催
第234号 2008年03月24日 民主労総・移住労組、UN人権理事会7次総会に参席
第233号 2008年03月17日 金属労働組合、8泊9日間の長期闘争現場を全国巡回
第232号 2008年03月10日 教授労働組合、学費後払制度の立法請願運動
第231号 2008年03月03日 李大統領就任、「新しい神話へ向かって進もう」
第230号 2008年02月25日 進歩新党推進のためのシンポジウム開催
第229号 2008年02月18日 ポスコは「インドでの人権侵害の真相を明らかにせよ」
第228号 2008年02月11日 韓国労総、来る4月総選挙でハンナラ党「総力支持」決定に労働界反発
第227号 2008年02月04日 民主労働党臨時大会、「北朝鮮追従主義」問題めぐって破局危機
第226号 2008年01月28日 国家人権委員会の大統領直属機構化反対座り込みの解団式
第225号 2008年01月21日 源由被害、3人目の自殺発生、住民の怒り爆発
第224号 2008年01月14日 民主労働党「シム非常対策委」陣痛の出帆、不安な始まり
第223号 2008年01月07日 労動界・経営係、「2008年労使関係もっと不安」




コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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