トップ  »  集会等の報告  »  東アジアの平和のために今こそ!憲法理念の実現をめざす第54回護憲大会を開催

東アジアの平和のために今こそ!憲法理念の実現をめざす第54回護憲大会を開催

2017年10月30日

ソーシャルブックマーク : このエントリーをYahoo!ブックマークに追加 このエントリーをニフティクリップに追加 このエントリーをはてなブックマークに追加 このエントリーをlivedoorクリップに追加 このエントリーをBuzzurlに追加 このエントリーをイザ!ブックマークに追加 このエントリーをFC2ブックマークに追加 このエントリをdeliciousに追加

護憲大会シンポ.JPG 

 10月28~30日、東京・日本教育会館で、「東アジアの平和のために、今こそ!―憲法理念の実現をめざす第54回護憲大会」が開催され、約700名が参加しました。  
 集会は、28日に開会総会、29日に分科会・フィールドワーク・ひろば、30日に閉会総会を開催。総選挙後、改憲勢力が3分の2を占め、改憲への動きがより本格化し、また、朝鮮半島における戦争の危機が迫るなか、これまでのたたかいを質量ともに超える運動をいかに展開するが問われる集会となりました。
 1日目の開会総会では、オープニングとして大島花子さんのコンサートを実施。「イマジン」「上を向いて歩こう」「ヨイトマケの歌」を熱唱しました。
 総会では、主催者を代表して藤本泰成・平和フォーラム共同代表が挨拶。「かつての戦争で批判勢力が一掃された結果、大政翼賛会が作られ、国民が騙されて戦争への道を突き進んだ。私たちは、騙されてはならない。予想される改憲発議の危機のなかで、どのような闘いが必要なのか、真摯な議論をへて、これからの取り組みに反映させなければならない」と提起しました。
 また、地元挨拶として関東ブロックの持田明彦議長(埼玉平和運動センター代表)、来賓として、連合の山本和代副事務局長、立憲民主党の近藤昭一衆議院議員、社民党の吉田忠智党首が連帯の挨拶を述べました。
 基調提案は勝島一博平和フォーラム事務局長が行い、「選挙結果を厳しく受け止めるとともに、「改憲」を目論むあらゆる勢力にたじろぐことなく、平和憲法を守り広げる闘いを進めていこう。そのため、自信と確信を持ち3000万署名活動を成功させ、憲法『改正』をめぐり、決して退くことのできない、負けることの許されない闘いとしてスタートさせよう」と提起しました。

和田.JPG前田.JPG伊波洋一.JPG

 シンポジウムは、「東北アジアの平和と日本」テーマに開催。石坂浩一・立教大学准教授をコーディネートに、パネラー3人が問題提起し意見交換を行いました。
 和田春樹・東京大学名誉教授(顔写真左)は、今日のアメリカと北朝鮮の危機について、「米朝の戦争であるにもかかわらず、北朝鮮対日米の戦いとなる、一旦戦争に突入すれば、米軍に基地を提供してきた日本が自動的に戦場となり、日本国民が平和な生活を失う危険に直面する」と指摘。そして、日本の果たすべき役割は、15年間放置されている「日朝ピョンヤン宣言」を履行し、日朝の国交樹立をはかり、米朝の対立緩和に向けて対話を軸に最大限の努力をすべきだと提起しました。
 また、軍事評論家の前田哲男さん(同中)は、朝鮮戦争の際、日本の基地から攻撃機や軍艦が出撃し、日本が朝鮮戦争に加担した当事者であったことに触れ、「戦争法の強行採決によって、自衛隊が大きく変質し、米艦防護をはじめ他国に対する武力攻撃をも行うこととなり、朝鮮戦争は対岸の火事ではすまなくなる。戦争回避の努力をせず戦争前夜を煽る安倍政権の姿勢を許すことができない」と訴えました。
 伊波洋一・参議院議員(沖縄県選出)(同右)は、安倍政権が北朝鮮への脅威を煽り「制裁と圧力を」と叫ぶが、国民に対し、日本が戦争に巻き込まれることに言及していないと指摘、「現在の日米同盟は日本が戦場になることに躊躇していない。一旦戦争が起これば国は国民を守ることはない。だからこそ、戦争を起こさない努力をすべきだ」と強調しました。また、米中関係に言及し、「米国の戦略は対中国との戦闘を避け、日本にその肩代わりさせようとするもの。日本政府の南西諸島での自衛隊強化は、その表れだ」と述べました。
 そして、今後の私たちの取り組みとして、3名とも、米国追随の戦争国家への道を歩むのではなく、平和憲法のもと、日朝国交正常化をはじめ、日韓、日中による平和外交の推進、民間レベルでの交流と信頼関係の醸成などが必要と提起しました。

 護憲大会分科会 032.JPG

 2日目は、①「非核・平和・安全保障」②「地球環境―脱原発に向けて」③「歴史認識と戦後補償」④「教育と子どもの権利」⑤「人権確立」⑥「地方の自立・市民政治」⑦「憲法」の7分科会が開かれました(上写真は憲法分科会)。
 また、フィールドワークとして「丸木美術館・吉見百穴(地下軍事工場跡)」の見学(下写真は丸木美術館の「原爆の図」)、「ひろば」では、①「男女共同参画(女性と人権)」②「基地問題交流会」③「第5福竜丸展示館見学」、特別分科会「運動交流」が実施されました。

 フィールドワーク.JPG

 3日目の閉会総会は、勝島一博事務局長による「大会のまとめ」を提起。遠藤三郎賞は、個人は神垣宏さん(群馬平和運動センター)、団体は「放射能のゴミはいらない!県条例を求める会」(岡山県)が授与しました。
 また、特別報告として、「オスプレイと飛行訓練に反対する東日本連絡会」の新倉裕史さんと、「高校無償化からの朝鮮学校排除に反対する連絡会」の長谷川和男さんからの取り組みの現状などの報告を受けました。
 最後に、11月3日の国会包囲行動の成功と、「一人ひとりのいのちと平和に生きる権利を守り抜くために、今が頑張りどころ。先頭に立ち未来を切り開くために奮闘することを確認する」との大会アピールを採択し、集会を終了しました。
 

このページの先頭へ

同じカテゴリの記事

一覧を見る

メルマガ登録・解除

平和フォーラムメールマガジンをお読みください

   

バックナンバー powered by まぐまぐトップページへ

FeedアイコンRSS