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コリアン情報ウィークリーNo:142(2006.6.19)

平沢 デチュウ里、インターネット放送開始


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calendarカレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1
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 Calendarカレンダー 

 

06月12日()

 12日から韓日EEZ境界画定交渉、難航を予想

06月13日()

韓米財界会議20日開幕、FTA問題を集中議論

06月14日()

 日韓議員の連絡協議会提案 北朝鮮の拉致・人権問題で

06月15日()

 韓国外相、北朝鮮のミサイル発射の動きに憂慮表明

06月16日()

 韓国とUAE、相互補完的な経済協力の継続で合意

06月17日()

 開城工業団地に欧州企業誘致、韓首相が方針示す

 


Government
政府、政党

 
金大中前大統領、6月の再訪朝は事実上霧散



6月27日に予定されていた金大中(キム・デジュン)前大統領の北朝鮮訪問が事実上霧散した。

韓国の政府関係者は20日「北朝鮮が金前大統領の再訪朝に関する3回目の実務接触に応じていない」とし「北側が訪朝予定日1週間を前にした現在まで何の立場も表明していない」と明らかにした。

この関係者は「劇的な状況変化がない限り、金前大統領の訪朝が予定通り行われるのは難しいようだ」と話したほか、与党関係者も「金前大統領の訪朝が延期される可能性を排除することができない」と話した。

金前大統領のチェ・ギョンファン秘書官も「北朝鮮のミサイル発射可否と北側の答申などを含み、全体的な状況を見守っている」とし「1、2日だけ待ってほしい」と気流の変化を示唆した。

南北は5月29日、開城(ケソン)で開かれた実務接触で、金前大統領が陸路を利用して6月27〜30日、3泊4日間平壌(ピョンヤン)を訪問する日程で合意した。





Mass■世論、市民運動


平沢 デチュウ里、インターネット放送開始



「平沢は戦地なのにワールドカップだけ報道してなる。このごろ放送社は問題なの」


第3次平沢米軍基地拡張阻止汎国民大会があった日、2006ドイツワールドカップ予選戦、韓国対フランス戦の前日、放送3社のメインニュースには 50% 以上ワールドカップ関連記事に満たされた。汎国民大会のニュースは「無事に行われて」という水準であった。

“4月末からデチュウ里り農村活動をしに来ました。デチュウ里だとすれば平沢米軍基地拡張を反対する所という漠然たる考えだけ持っていたが、農村活動をしてみて、人が見え始めたんです。しかし 5月4日の国の強制的な物理力の行使以降、闘いは無気力に見える状態だったんです。事実上鉄條網のため農村活動もできない状況だったので、週末にデチュウ里に来ても、何もできない状態であった。そのとき、デチュウ里の住民にここにこないで外へ知らせてくれということを言われました。光化門前でのキャンドル集会の生中継をしてきたメディア活動家などとデチュウ里で放送をやってみようと決めたのです。」

インターネット放送「デチュウ里」は 19日初放送をし、毎晩10時から放送される。デチュウ里の人々の話、住民たちの声がインターネット電波に乗る。「デチュウ里10時ニュース」、「ファンセウルの眼鏡」、「光化門通信」 など曜日ごとに内容が変わる。19日の初放送には、去る16日、デチュウ里住民たちが上京、青瓦台へ抗議書を伝達したこと、光化門まえでのキャンドル文化祭、18日汎国民大会現場などが放映された。

インターネット放送局「デチュウ里」には大学生たち、平沢米軍基地拡張反対住民対策委員会の住民などもさんかしている。現在固定のアナウンサーとしてでる住民だけ 3人。.

住民たちの考えは一様だ。.まだインターネットという媒体に不慣れなデチュウ里住民たちも、その主旨と意味を説明すれば「放送局ができることはいい」、「われわれのことをつたえべきだ」といく声がおおい。



第3次平沢国民大会開催



19日、2時 30分からデチュウ里で、第3次平沢米軍基地拡張阻止汎国民大会が開かれた。 汎国民大会は警察の封鎖のなか、住民と社会団体会員など150余人が参加した。

プングムルで始まったこの日汎国民大会は、人権社会団体会員と住民が交わって、文化公演の形態で行われた。 汎国民大会参加者達は決議文を通じて、「今の状況で平沢米軍基地移転拡張問題を平和的で合理的に解決する一番妥当な方案は、韓米再交渉」だと言いながら、「
政府の決断さえあれば再交渉はいつでも可能だが、政府はアメリカの圧力が恐ろしくてこれを要求することができない」と強調して、平沢米軍基地拡張に対する再交渉をを促した。

大会参加者達は △軍部隊と警察撤収 △ギムジテ委員長を含めた拘束者全員釈放 △平和農業実現のために闘争することを決意した。

一方、参加者達は警察の沮止線を避けて行進し、途中鉄條網に平和を象徴する布などを付けて、「'在韓米軍撤収」 などを叫んだ。

 

 



NorthKorea朝鮮の動向


6.15民族統一大祝典終わる



南北が開催した6.15共同宣言発表6周年民族統一大祝典が 16日終わった。

北朝鮮代表団147人は光州ヨムジュ体育館で行われた閉幕式後、木浦(モッポ)を訪問し、儒達山(ユダルサン)を観光した。一行は17日、4日間の韓国滞在日程を終え、高麗(コリョ)航空チャーター機便で光州空港を出発し、平壌に帰る。

6.15南北共同宣言記念行事が政府と民間がともに参加するやりかたであったことが行事委員会側と韓国政府当局の評価だ。昨年、平壌(ピョンヤン)6.15行事とソウル8.15行事は過去の民間主導行事に政府が参加する試験的性格を帯びていた。今回は長官級政府代表団が座談会を別に用意するなど南北政府の領域が多少広くなったという話だ。

北朝鮮が147人だという比較的大規模の代表団を派遣し、交流の幅がいっそう拡がったという側面も意味があった。

ところが行事直前に起こった安京浩(アン・ギョンホ)祖平統書記局長の「ハンナラ党執権のときは南北関係破綻」発言は悪材料となった。またテポドン2号ミサイル発射の兆しが伝えられ、多少緊張された雰囲気も漂った。2つとも北朝鮮が作った話題だけに遺憾だ。6.15共同宣言の根幹を揺るがしたという批判を受けるからだ。

北朝鮮代表団が14日、光州到着直後5.18国立墓地を訪問する際、保守団体が反金正日(キム・ジョンイル)デモを起こすなど6.15共同行事に対する反発もあった。また行事会場近郊に「米軍撤収」などを主張するプラカードが一部で掲げられ、民間の部門別行事で反米を叫ぶ声も聞かれた。韓国政府は円満な行事進行のために両側に自粛を要請した。北朝鮮側も不必要な誤解を避けようと「反米」などの言及は全く取り上げなかった。





コリアン情報ウィークリー(2006年)


第142号 2006年06月19日
 平沢 デチュウ里、インターネット放送開始
第141号 2006年06月12日
 女子中学生死亡4周期追悼キャンドル集会
第140号 2006年06月05日
  7日、金ジテ平沢住民対策委員長、拘束
第139号 2006年05月29日
  「朝鮮戦争は北による統一戦争」 カンジョング教授に有罪判決
第138号 2006年05月22日
  ウリ党「選挙は絶望を過ぎ、パニック状態だ」
第137号 2006年05月15日
 14日、警察完全封鎖で、平沢大推里での汎国民大会霧散
第136号 2006年05月08日
 平沢に軍・警察投入、米軍基地拡張・移転反対施設を占領
第135号 2006年05月01日
 盧大統領、対日特別談話要旨
第134号 2006年04月24日
 「現代ハイコス非正規光州全南労働者大会」
第133号 2006年04月17日
 14日、米韓FTA阻止、第1次国民大会開かれ
第132号 2006年04月10日 韓米FTA阻止汎国民運動本部が、12日、緊急記者会見
第131号 2006年04月03日 民主労総、「非正規職法案廃棄、全面再議論」要求
第130号 2006年03月27日
 民主労総、「4月のゼネストで勝利をかちとろう!!」
第129号 2006年03月20日
 日本大使館前で元慰安婦らの水曜デモ、700回目
第128号 2006年03月13日
 「強制土地受容阻止-国際平和都市計画撤回」平沢市民決議大会
第127号 2006年03月06日
 141ケ市民社会団体、米韓同盟再編合意の全面無效化を要求
第126号 2006年02月27日
 非正規職法案通過、民主労総ゼネスト2日目、20万名参加
第125号 2006年02月20日
 コメと映画の連帯による韓米FTA交渉阻止闘争
第124号 2006年02月13日
 住民登録証を返却、燃やした平沢住民ら、「独立を宣言」
第123号 2006年02月06日
 街に出た映画人の集会「スクリーンクォーター死守」
第122号 2006年01月30日
 「スクリーンクォーター縮小」反発、映画関係者ら徹夜座り込み闘争突入
第121号 2006年01月23日
 投機資本監視センター, CITY Groupを告発し、監視活動を宣言
第120号 2006年01月16日
 盧武鉉大統領新年演説に二大労総強い批判の論評
第119号 2006年01月09日
 韓流映画俳優ら、香港闘争団の釈放を促す嘆願書を提出
第118号 2006年01月02日
 香港闘争団、5日から「WTO反対と即刻釈放」を要求する無期限「ハンガスト」を決定



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定



コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27
 金正日「南侵威嚇はない」

 

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