To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:84(2005.5.9)

高校生達のキャンドル集会、
「入試競争教育で犠牲となった学生を追悼」



東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calendarカレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1
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 Calendarカレンダー 

 

月02日()

 大統領側近に不正疑惑 油田開発めぐり韓国

月03日()

 北朝鮮が核実験準備か 米が兆候ありと韓国へ通告

月04日()

 <韓国>劉国防次官が辞表提出、光州事件関与の疑惑指摘受け

月05日()

 <中韓外相会談>6カ国協議の早期再開へ 努力継続を確認

月06日()

 北朝鮮が核実験の準備加速か…米紙報道

月07日()

 ASEM外相会議 北朝鮮は6カ国協議復帰を 声明採択

 


Government
政府、政党

 
「ロシア油田事業、大統領府に報告していた」



ロシア油田事業疑惑を捜査中のソウル中央地検・特捜3部は19日、拘束されたワン・ヨンヨン鉄道公社事業本部長が去年8月末、ロシア油田の買収事業を大統領府に報告した事実を確認し、捜査を拡大している。

ソウル中央地検のパク・ハンチョル3次長は「ワン容疑者が昨年8月31日、大統領府の産業政策秘書官室に遺伝事業を報告したと陳述した。大統領府の出入り照会でもワン容疑者が大統領府を訪れたことが確認された」と明らかにした。

これを受け、検察はこの日午前、ワン容疑者から報告を受けたとされる大統領府のキム・ギョンシク(46)行政官を召喚、ワン容疑者から報告を受けた経緯と、報告内容を再度上部に報告したかについて集中的に調査している。

 検察はまた、油田事業を主導したチョン・デウォル(43)容疑者が昨年4月の総選挙を前後し、李光宰(イ・クァンジェ)ヨルリン・ウリ党議員の選挙参謀 チ某(50)容疑者に8000万ウォンを渡したという陳述を確保、同日未明、チ容疑者を電撃的に逮捕した。



 

Mass■世論、市民運動


高校生達のキャンドル集会
「入試競争教育で犠牲となった学生らを追悼」



5月7日の夕方、ソウル光化門で高校生達の集会の開かれ、社会波紋を引き起こしている。この日の集会では「入試競争教育で犧牲となった学生のためキャンドル集会」とよばれ、高等学校1学年等の凄絶な叫びが広がった。

この日の集会は、高等学生達が入試問題と関連し、集団的に街で声を出した 初めての出来事である。
専門家らは高校生の声が大学入試の重圧感に耐えられなくて、噴出しただけに、政府がこれを厳重に受け入れて、入試重圧感を減らしてあげる積極的な 対策を出すべきだと口を揃えた。

この日の集会で学生達の声は、入試競争中心教育、学閥主義社会に対する反対に集められた。

彼らは自由発言を通し、「私たちの話を聞き入れてくれない大人ら」を批判して、「私たちを入試機械に作る」教育政策を批判した。 彼らは自分らが願うことを紙に書いて 集めたし、教育人的資源部の「責任ある対策」を1ケ月後である6月7日まで 要求した。

高3だと明かしたある女学生は壇上で、「われらは大人らに抑えられ飼育された」としながら、「束縛される生はきらいだ」と話した。

ソウル高の1学年の李某(16)さんは「以前なら友人らの間でノートも貸してあげたり、したのに、今はお互いが競争者である」としながら、「内申評価で一人だけよくできればいいという利己的な学校となっている」と話した。

追慕祭に集まった1000余名(主催側推算)の学生達は、秩序をまもりながら、2時間の行事を終えた。

今回のできことに対して、正しい教育学父兄会の事務処長は「入試中心教育の重圧感から抜け出してみたいという 心が集会を開くようになった」とし、「学生達を『教育を受けなければならない未熟な存在』で見ず、学校現場から学生達の意見を反映しようという努力をしなければならない」と話した。

韓万重・全国教職員労組スポークスマンも「今回の集会は大人らが一方的に 作って置いた枠組を子供らに強要することだけでは問題が解決出来ないことを見せでいる」と指摘した。


蔚山建設プラント労組、スト50日目の集会、
警察過剰鎮圧で負傷者続出



蔚山建設プラント労組は5月6日、ストライキ50日目を迎えて、蔚山石油化学団地内で集会を持った。
労組はこの日の集会で、朴ヘウク委員長をはじめ、組合員の指導部が拘束まで覚悟する決断式を行った。

集会参加者らは大会を終えて、SK蔚山工場正門側に向かったが、まもなく投入された警察兵力に遮られて、一時間 程熾烈な攻防を繰り広げた。

午後2時30分にSK正門に到着した参加者らは「高空座り込み中であるベッセル精油塔を鎮圧するな」、「座り込み者等に食べ物と雨具をおくるようにしてくれ」、「SKが交渉に出ること」などを要求して対立した。

以後、警察兵力が急速に増加して、警察は午後4時頃、市内にまで行進した 参加者を包囲して、強制鎮圧して、これに激烈に抵抗する過程で数十名の負傷者が発生した。

組合は、去る5日の家族対策会に対する 暴力と、6日の過剰鎮圧に対して民主労働党の蔚山市議員をはじめ、20余ケ 市民社会団体が蔚山南部警察署に抗議訪問する予定である。






NorthKorea
朝鮮の動向


「今が北朝鮮政権崩壊できるチャンス」 新保守のシンポジウム



ニューライト(New Right、新保守)系列の自由知識人宣言は7日午後、ソウル・西小門(ソソムン)のミョンジビルで「韓半島情勢と自由・愛国運動の進むべき道」をテーマに、シンポジウムを開いた。

出席者らは主題発表を通じて、北朝鮮の人権向上と韓国の安定した未来のため、左派の矛盾と欠陷を明確に認識しなければならないと口を揃えた。

自由知識人宣言のキム・サンチョル共同代表は基調演説で、「金正日政権を崩してこそ、韓国の未来がある」とし、「北朝鮮が核を開発している現時点が、全世界の支持を得て北朝鮮政権を崩壊させることのできるチャンス」と主張した。

キム代表は「2008年北京オリンピックを機に、中国の中華思想が高まる前に、北朝鮮が多党制に基づいた自由民主選挙を行うようにしなければならない」と付け加えた。

一方、韓国戦略研究所のユ・グァンホ所長は「韓国の左右理念の本質と系譜」と題した主題発表で、「左右翼の区分は依然として有効で、今後も存続させるべき」と主張した。




コリアン情報ウィークリー(2005年)


第84号 200505月09日
 高校生達のキャンドル集会、「入試競争教育で犠牲となった学生を追悼」
第83号 200505月02日
 5月1日、全国労働者大会開催、「世の中を変える闘争開始」を宣言
第82号 200504月25日
 4月25日、移住労働者らが独自労組を建設
第81号 200504月18日
 人権委、非正規職の政府案にブレーキ
第80号 200504月11日
 人民革命党事件犠牲者30周期追慕祭、 「真相究明と名誉回復」要求
第79号 200504月04日
 在韓米軍「韓国人勤労者1000人を削減」、韓国労総「ゼネストで対抗」表明
第78号 200503月28日
 北朝鮮出身「日本軍慰安婦」の国籍回復を推進
第77号 200503月21日
 「占領中断、派兵軍撤退」3・20反戦平和共同行動
第76号 200503月14日
 15日、3回目民主労総臨時代議員大会、 「社会的交渉問題」をめぐる緊張局面
第75号 200503月07日
 韓国が民法改正案可決、「戸主制」半世紀ぶりに廃止
第74号 200502月28日
 また棚上げされた4大改革法案
第73号 200502月21日
 盧大統領就任2周年、世論調査「良くやった」(33.0%)、「良くできなかった」(66.2%)
第72号 200502月14日
 「北核極秘外交」のNSC内部文書流出波紋
第71号 20050207
 民主労働党指導部「民主労総の代議員大会の暴力実態はあったてはならないできこと」
第70号 20050131
 問われる盧政権の環境政策/岐路に立っている韓国の労働運動
第69号 20050124
 日本植民支配被害者団体の訴訟相次ぐ見込み
第68号 20050117
 北朝鮮訪問米代表団、「米、体制交替-先制攻撃望まない」
第67号 20050110
 大統領府「教育副総理波紋」で同伴辞退表明
第66号 20050103
 国家情報院、過去史真実糾明委員会の活動開始



コリアン情報ウィークリー(200310月−2004年)

第65号 20041227
 金正日「南侵威嚇はない」

 

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