To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:340 (2010.04.05)

サムスン半導体で白血病で8番目の死亡、
「労災認められず」


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

03月29日(月)

 北朝鮮、非武装地帯への観光客立ち入り禁止を要求

03月30日(火)

 韓国とロシア、モスクワで次官級戦略対話を開催

03月31日(水)

 韓国亡命の黄元書記、4月に訪日へ

04月01日(木)

 青瓦台「北朝鮮潜水艇機動説、事実ではない」

04月02日(金)

 ハンナラ党「教科書に対馬領有権問題など記載を」

04月03日(土)

 韓国、哨戒艦沈没の乗員1人の遺体発見、作業は難航

 


Government
政府、政党

ワン国情院長「北朝鮮関与の可能性低い」


ワンセフン国家情報院長は 6日天安艦沈沒と関連して「こんな規模のプロジェクトは金正日国防委員長の決栽なしに 1個部隊の司令官のできる仕事ではない」と言いながら、「後継構図の整理と金委員長の訪中準備、貨幤改革による混沌など北朝鮮内部状況を勘案する時、金委員長の承認があったと思わない」と言った。これはキム・テヨン国防省長官が魚雷攻撃による沈沒可能性に重さを置いたことと違う分析だ。

これは、ワン院長はこの日、国会情報委全体会議に出席して「チョンアン艦沈沒が北朝鮮と連携されたとか,金正日国防委員長の承認なしに軍部一刻で突出行動を敢行したことではないか」という与・野党議員たちの質問に対する返事であった。

ワン院長は北朝鮮軍内部の強硬派である金キョクシク前総参謀長が 4軍団長に赴任して、独自的な挑発を敢行した可能性に対しても「金キョクシク司令官が金委員長の側近だとしても、独自的にそんな決定をすることはできない」と言った。

ワン院長は「私たちがイーグル訓練を進行中の状況で北朝鮮がこんな事を起こしたら、北朝鮮海軍と軍司令部の間に緊密な交信があったのではないか」という宋ヨンギル民主党議員の質問に、「具体的にチェックしたところでは特異動向がなかった。米国中央情報局(CIA)との情報交流でも特異動向がないことで出た」と返事した。

 




Mass■世論、市民運動


サムスン半導体で白血病で8番目の死亡、「労災認められず」
 


三星半導体で働いて白血病を得て闘病の中だった朴チヨンさんが、31日、万23歳の年でなくなった。去る 2007年発病以後 3年発たないうちに世を去ったのだ。朴さんは高等学校 3年生の時、三星半導体温陽工場に入社して、3年目になった2007年 9月、白血病診断を受けた。

これで三星半導体で働いて白血病で死亡した人は8人に増えた。しかしこれは「半導体労動者の健康と人権守り」側が確認した被害者数字だけで、確認されない被害者はこれよりもっと多いという。

「産災ではない」という政府に対立して訴訟をしてから2月ぶりに目を閉じた。

2007年白血病診断を受けた朴さんは数回坑癌治療と骨髓移植手術までしたが、去年 9月再発した。白血病再発以後また手に負えない治療を受けなければならなかった朴さんは、去る27日夜明け急に状態が悪くなって治療を受けて来た。

三星半導体で働いて白血病,リンパ種など造血係癌を得た人は現在まで最小 22人だ。このなかに死亡者は朴さんを含んで 8人で、ほとんどが20ー30代の若者だった。

黄ユミさんの死亡をきっかけに、人権団体などが三星半導体白血病被害者たちの産業災害認定と労動環境などに対する実態調査を要求したが人々の要求はいつも断れた。

この日死んだ朴さんを含んで総 6人の被害者及び遺家族が勤労福祉公団に産業災害認定を要求したが、公団はこれらを知らんぶりをした。これらの病と三星半導体工場の環境の間に連関性を捜すことができないという理由だった。

彼らは去る1月ソウル行政法院に「療養給与不支給処分取り消し請求訴訟」と「遺族給与及び葬儀費不支給処分取り消し請求訴訟」をまた出した事がある。しかし朴さんはこの訴訟の結果も見られずに死ぬことになった。




 


 

言論労組委員長、「放送3社共同スト可能」
MBCスト中、SBSスト決議


MBC 労組がストライキを行っているし、SBSがストライキを決意した状況で、チェサンゼ言論労組委員長は6日平和放送とのインタビューを通じて「各放送社が一緒に公正報道を要求するゼネストも可能だ」と明らかにした。

催委員長はインタビューを通じて、「MBCが天安艦事件やさまざまなことにかんして、公正な報道をするために努力しなければならないこんな時期に、労使合意で補職を持たないことにした人々を副社長で座らしてMBC内部に論難を加重させたキム・ジェチョル社長の行動は誤ったことである。すぐ撤回されなければならない」とMBCストライキの正当性を明らかにした。

また、「これが貫徹されない場合に、私どもはMBC、SBS宛てにKBSとYTNを含んで公正な報道のための言論社の基本的な姿勢と責務に対して国民に知らせて行く」といった。.

労動部が 5日「MBCストライキは人事と経営権問題を対象とした不法ストライキ」と言ったことに対しても駁した。催委員長は「YTN グボング社長に対する労組の出勤阻止闘いも、法廷で言論社主が特定の政治的偏向があり得ることに対して反対することは正当だという判決を下した」といい、李明博特報出身である黄ヒマンさんの副社長任命を拒否したMBCストライキは不法ストライキではないと主張した。

また,ギムウリョング放送文化振興会の前理事長のアメリカ逃避と係わっても「MBCへの人事圧力事態と係わった事件の当事者が公人として解明をすることが当然だ」「聴聞会出席を避けるために急に出国をするようになったのに対してはすごく無責任な行動」と批判した。



 

NorthKorea朝鮮の動向

「金国防委員長、新任在朝中国大使歓迎式に参加」


金正日国防委員長が3日夕方、平壌でリュフングチァイ信任北朝鮮駐在中国大使の就任を祝うための宴会に参加したと中国官営新華通信が 4日報道した。金委員長が 3日夕方まで平壌に泊まったことが確認されながら、金委員長が早いうちに訪中する可能性が低くなったと見られる。

金委員長はリュウ新任大使と中国大使館外交官、北朝鮮を訪問中の天津女バレーボール団のために宴会を施したと新華通信が伝えた。朝鮮中央通信も金委員長の宴会参加を報道した。

金委員長が北朝鮮に赴任した中国大使を歓迎する宴会に直接参加したことは異例的だ。この席でキム・キナム北朝鮮労動党中央委員会秘書は「(北-中) 両国の友好関係は金正日総書記とフジンタオ中国国家主席の指導の下に新しい段階へと発展させて行かなければならない」と強調した。

9日北朝鮮最高人民会議開幕、フジンタオ中国国家主席の12日ワシントン核安保首脳会談の参加など北朝鮮と中国指導部の日程を考慮すれば、金委員長が今月初訪中可能性は低くなる。


 



コリアン情報ウィークリー(2010年)

第340号 2010年04月05日 三星半導体で白血病で8番目の死亡、「労災認められず」
第339号 2010年03月29日 カトリック協会本部「回復不可能な環境破壊、4大江事業反対」
第338号 2010年03月22日 民主労総、対政府闘争の本格始動、27日ソウル都心で大規模の集会
第337号 2010年03月15日 金属労組、3000名が単産の工場閉鎖に連帯闘争
第336号 2010年03月08日 野5党と市民団体、選挙連合に合意
第335号 2010年03月01日 日韓市民調査団「環境破壊の4大江事業はすぐ中止すべき」
第334号 2010年02月22日 教育市民団体「無償給食」50万署名運動開始
第333号 2010年02月15日 野党単一候補・韓明淑氏、現ソウル市長に7%差
第332号 2010年02月08日 MBC放送局労組、放送掌握に対抗してストライキ賛否投票開始
第331号 2010年02月01日 ソウル主要大学の自治会、授業料引き上げに大学本館占拠
第330号 2010年01月25日 法廷、狂牛病報道「PD手帳」番組に無罪判決、保守派・検察に「衝撃」
第329号 2010年01月18日 ノムヒョン精神継ぐ「国民参与党」創党
第328号 2010年01月11日 竜山惨事葬式、決して安らげぬ故人たち
第327号 2010年01月04日 竜山惨事妥結「政府が責任認めて謝罪」で合意


 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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