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コリアン情報ウィークリーNo:254(2008.08.11)

北朝鮮のテロ支援国指定解除、延期の可能性も


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

08月04日(月)

 金剛山の韓国人員追放発表、北朝鮮の後続措置

08月05日(火)

 韓豪首脳が11日に会談、FTAなどを協議

08月06日(水)

 自由先進党と創造韓国党、共同院内交渉団体を構成

08月07日(木)

 初の女性駐韓米国大使、来月末に韓国着任

08月08日(金)

 韓国政権、KBS社長に辞任圧力

08月09日(土)

 中国の離於島領有権主張、韓国政府が是正要求へ

 


Government
政府、政党

李大統領、北京で首脳外交


李明博(イ・ミョンバク)大統領は8日、中国・北京に到着し、北京オリンピック開幕式や歓迎昼食会を舞台に世界各国の首脳と対面した。

李大統領は同日、北朝鮮の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長と2回遭遇した。

李大統領は胡錦濤国家主席が主催し、人民大会堂で開かれた歓迎昼食会で、呉邦国・全国人民代表大会常務委員長の円卓テーブルに金永南委員長と一緒に座った。

呉邦国委員長を中心に、李大統領は三つ右、金永南委員長は三つ左の席だった。李大統領は座る前に各国代表とあいさつを交わし、金永南委員長に近付き笑顔で握手を求めた。

大統領府の関係者は「お二人は何も言わず握手を交わした」と話す。

北朝鮮側が昼食会で同席することを嫌がったため、二人の対面は実現しないかと思われたが、座席を再調整するなどした結果、当初の予定通り同じテーブルに座ることになったという。

同日夜に行われたオリンピック開幕式のVIP席では、李大統領は金永南委員長でなく別の国の首脳3人と並んで座った。
 




Mass■世論、市民運動


KBS前のキャンドル集会24人連行、
チェサンジェ言論労働組合委員長も連行


ジョンヨンジュKBS社長解任の件を扱うKBS取締役会を一日前に控えた昨日(8日)の夕方、警察がまた市民たちを大量に連行した。

李明博政府の言論掌握から公営放送を守るためにKBSの前でキャンドル集会を進行した市民24人を、警察が強制連行した。

特に、キャンドル集会を終え、北京で開かれていた韓国とカメルーンのサッカー競技を道端で一緒に観覧していた市民までもをむりやり連行した警察の過剰対応に対する非難が殺到している。

連行者の中には、ソンユボ放送掌握ネチズン弾圧阻止汎国民行動常任委員長、チェサンジェ言論労働組合委員長、ジョンチォンレの前国会議員、パクソンジェMBC部本部長、ファンヒョンピョ前言論労働組合政策局長、チェヨンスンKBSPD、ツェムンスン国会議員の補佐官などが含まれた。

この日のキャンドル集会には警察推算500余名の市民が参加した。

これについて言論労働組合は「厳酷な軍事政権時代にも言論労労働組合委員長を連行した事はない」と言いながら 「放送独立と言論自由のために、決してKBSをあきらめない」という声明を出した。


 



 

NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮のテロ支援国指定解除、延期の可能性も


北朝鮮の核開発計画に対する検証体系の合意が遅れる中、当初は11日ごろと見込まれていた米国による対北朝鮮テロ支援国指定の解除措置が延期される、という見方が出てきた。

米国国務省のソン・キム特使は最近、北朝鮮外務省の李根(リ・グン)米州局長と北京で会合、2日間にわたり検証体系の核心事項である▲寧辺の核施設に対する抜き打ちの訪問検査▲サンプル採取▲関係者への対面調査−などについて議論したものの、合意には至らなかったことが分かった。これにより、今週中に行われる米朝追加協議で接点を見出すことができなければ、北朝鮮に対するテロ支援国指定の解除措置が無期限延期される、という分析が有力だ。

ワシントンの外交消息通は、「コンドリーザ・ライス国務長官が満足できるだけの検証体系の樹立が、テロ支援国指定解除措置の先行条件だということを明らかにした」と語った。

これに関連し、米国共和党に所属するサデウス・マコター下院議員は、金剛山の観光地で北朝鮮軍に射殺されたパク・ワンジャさんの事件に言及し、テロ支援国指定の解除に反対した。マコター下院議員は連邦議会下院の本会議で、「不幸にして遺憾なパクさんの事件は、ブッシュ政権が北朝鮮をテロ支援国から除外するため議会に通報した処置が時期尚早であり、誤っていたということを物語っている」と語った。
 

 

コリアン情報ウィークリー(2008年)

第254号 2008年08月11日 北朝鮮のテロ支援国指定解除、延期の可能性も
第253号 2008年08月04日 WFP、北朝鮮の食糧危機、90年代以降最悪
第252号 2008年07月28日 李大統領、デモ参加団体への補助金回収へ
第251号 2008年07月21日 コスコム非正規支部、漢江の橋あちこちで高空デモ
第250号 2008年07月14日 公務員労組代議員大会、警察封鎖で延期
第249号 2008年07月07日 7月5日、市民、聖職者、労動者が一つなったキャンドル集会
第248号 2008年06月30日 29日、「反民主政権審判の日」 52次キャンドル集会進行
第247号 2008年06月23日 ニューコア-イーランドストライキ、23日で1年
第246号 2008年06月16日 6・10 100万キャンドル行進イベント「ソウル40万、全国60万参加」
第245号 2008年06月09日 72時間リレー国民行動「ソウル広場は市民博覧場」
第244号 2008年06月02日 週末キャンドル全国10万人 「独裁打倒 告示撤回」
第243号 2008年05月26日 「市民焚身事態、李明博政府が責任を負いなさい」
第242号 2008年05月19日 第28周年5.18光州民主化運動記念式 開催
第241号 2008年05月12日 米国産の牛肉輸入反対の3万キャンドル,清渓川にいっぱい
第240号 2008年05月05日 2日、米国牛肉輸入反対大規模キャンドル集会
第239号 2008年04月28日 教育自律化措置に反対する教員、PTA座り込み開始

第238号 2008年04月21日 米韓首脳の「新安保宣言」
第237号 2008年04月14日 民主労働党、カン氏・クォン氏当選、進歩新党、ノ氏・シム氏落選
第236号 2008年04月07日 第60周年済州4.3慰霊祭開催、「真実の櫓を漕いで平和の海へ」
第235号 2008年03月31日 済州 4・3抗争精神継承 、「労動者大会、民衆大会」開催
第234号 2008年03月24日 民主労総・移住労組、UN人権理事会7次総会に参席
第233号 2008年03月17日 金属労働組合、8泊9日間の長期闘争現場を全国巡回
第232号 2008年03月10日 教授労働組合、学費後払制度の立法請願運動
第231号 2008年03月03日 李大統領就任、「新しい神話へ向かって進もう」
第230号 2008年02月25日 進歩新党推進のためのシンポジウム開催
第229号 2008年02月18日 ポスコは「インドでの人権侵害の真相を明らかにせよ」
第228号 2008年02月11日 韓国労総、来る4月総選挙でハンナラ党「総力支持」決定に労働界反発
第227号 2008年02月04日 民主労働党臨時大会、「北朝鮮追従主義」問題めぐって破局危機
第226号 2008年01月28日 国家人権委員会の大統領直属機構化反対座り込みの解団式
第225号 2008年01月21日 源由被害、3人目の自殺発生、住民の怒り爆発
第224号 2008年01月14日 民主労働党「シム非常対策委」陣痛の出帆、不安な始まり
第223号 2008年01月07日 労動界・経営係、「2008年労使関係もっと不安」




コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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