To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:298 (2009.06.15)

6・15南北共同宣言9周年行進、警察阻止


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
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 Calendar
カレンダー 

 

06月08日(月)

 北朝鮮の裁判所、米国人記者2人に有罪判決

06月09日(火)

 米韓首脳、16日に対北協議

06月10日(水)

 安保理の対北朝鮮制裁交渉ほぼ妥結、近く正式採択へ

06月11日(木)

 北制裁決議案への韓国政府立場、安保理採択後に発表

06月12日(金)

 朴淵次ロビー捜査結果発表、故盧前大統領関連は非公開

06月13日(土)

 北朝鮮、ウラン濃縮着手を表明

 


Government
政府、政党

野4党、「6・15、10・4南北共同宣言継承」要求


民主党、民主労動党、創造韓国党、進歩新党などの野党の代表たちは14日、南北の対話復元のために李明博政府が一日も早く6・15共同宣言と10・4宣言の継勝と尊重を闡明しなければならないと促した。

政府はこの日異例的に「6•15宣言9周年、統一省代弁人論評」を出して「北朝鮮は我が政府が6•15共同宣言を守らないと一方的に非難しているが、合意事項を守らないのはむしろ北朝鮮の方」と言いながら 「すべての挑発を中断し南北間の合意精神に基づく韓半島平和と南北間平和の増進に協力することを強く求める」と主張した。

野党•市民団体、宗教界が参加したこの日の汎国民実践大会にハンナラ党は参加しなかった。

また、李大統領の国民統合特報である「民族和解協力汎国民協議会」の代表常任議長が演説する間、「ハンナラ党は解体しろ」、「共同宣言履行しなさい」などの掛け声とやじが飛ばされた。

 




Mass■世論、市民運動


6・15南北共同宣言9周年行進、警察阻止
 


6月15日は「6・15 南北共同宣言採択」が9周年目を迎える日。

6・15共同宣言は、半世紀の間続いた冷戦と敵対の南北関係を和解と協力という脱冷戦の21世紀に導く「平和と統一の装填」として評価された。金大中当時大統領は南北首脳会談直後「こらからは朝鮮半島に戦争の脅威はない」と宣言した。

しかし、最近の朝鮮半島を巡る情勢は一触即発の危機状況である。

「6・15共同宣言9周年汎国民実践大会」を終えた市民・社会団体の会員と学生たちが14日午後行事場所であるソウル中区奨忠体育館の前で行進をしようとしたが、警察に止められた。



 
 

宗教界、相次ぐ時局宣言
 


「6•10汎国民大会」以後、民主主義の回復と李明博大統領の国政基調大転換を要求する国民的声の中心に宗教界が立ち始めた。

15日午後1時ソウルギョンジ洞では「李明博政府の懺悔とデモクラシーの発展を念願する大韓仏教曹渓宗僧侶1447人の時局宣言」が開かれた。カトリック師弟100人余りもこの日の夕方7時に「竜山惨事」の現場で時局ミサを開いて、1100人余りの署名を載せた時局宣言を発表した。

相次ぐ宗教界の時局宣言は社会参加に積極的だった一部進歩的宗教団体だけではなく中途的性向の宗教人たちまで大挙参加したという点が目立つ。その規模は1987年の6・10民主抗争当時を上回る。

曹渓宗関係者は「87年の6.10抗争の時は、僧侶750人余りが署名したが、今度はわずか5日で署名者が2倍に上った。一部では「少数、一部」と主張するが、決して少数ではない」と指摘した。







 

NorthKorea朝鮮の動向

北、国連理事会の決議に反発、
「ウラン濃縮開始」宣言


北朝鮮が、UN安全保障理事会(安保理)の対北制裁決意1874号を満場一致で採択したことに反発して△ウウラン濃縮作業に着手△新たに抽出したプルトニウムの全量武器化△封鎖の時には軍事的対応など 3つの対応措置を発表した。

北朝鮮の外務省は13日声明を出して「UN安保理決意1874号をきっぱりと糾弾排撃してアメリカと全面対決が始まった現段階で民族の尊厳と国の自主権を守るためにこのような措置を取る」と発表した。

ウランの濃縮作業に取り掛かるとしたことについて、ウラン濃縮技術開発が成果的に進行されて試験段階に入ったと明らかにした。これはこれから公開的にウラン濃縮を本格化すると意味と見られる。

また「新たに抽出されるプルトニウム全量を武器化する」と「現在の廃燃料棒は総量の3分の1以上が再処理された」と主張した。廃燃料棒を再処理すれば核兵器の原料になるプルトニウムを得ることができる。

そして「アメリカとその追従勢力が封鎖を試みる場合、戦争行為と見做してきっぱりと軍事的に対応する」公表し、UN安保理が「決意1874号」で会員国たちに促した船舶検索などに応じないことを確実にした。


 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第298号 2009年06月15日 6・15南北共同宣言9周年行進、警察阻止
第297号 2009年06月08日 五体闘志団、時局宣言「李政権、自ら退陣」要求
第296号 2009年06月01日 ノ・ムヒョン前大統領、50万の追悼式
第295号 2009年05月25日 ノ・ムヒョン前大統領の追悼行列、全国で続く
第294号 2009年05月18日 組合員死亡で貨物連帯ストライキ決議、大会で警察と衝突、376名連行
第293号 2009年05月11日 汎民連押収捜索糾弾するー拘束公安弾圧中断しろ!
第292号 2009年05月04日 「キャンドル集会1周年文化祭」、警察封鎖、200名連行
第291号 2009年04月27日 蔚山、進歩陣営候補の一本化に成功、当選確率向上
第290号 2009年04月20日 18日、「グローバル的な家父長体制」 に対抗する新しい運動の設立
第289号 2009年04月13日 金正日3期体制スタート「社会主義憲法修正」
第288号 2009年04月06日 北朝鮮のロケット発射、市民団体の意見分かれる
第287号 2009年03月30日 民主労総、国際共同の日、「G20首脳会談への代表団派遣」
第286号 2009年03月23日 現職の言論人拘束事態、言論労組「10年前の言論弾圧へ回帰」
第285号 2009年03月16日 民主労総、「非正規職期間延長は対国民詐欺劇」
第284号 2009年03月09日 「戦争と女性人権博物館」着工式開催
第283号 2009年03月02日 ストライキの言論労組「放送改悪案、廃止まで闘う」
第282号 2009年02月23日 20日、故金スファン樞機卿の葬礼ミサ、1万名参加
第281号 2009年02月16日 大統領府、「行政官個人による広報指針」認定、波紋拡散
第280号 2009年02月09日 竜山追悼集会、氾国民対策委「大規模闘いは続く」
第279号 2009年02月02日 1日、竜山惨事の国民追悼大会、「責任者処罰」
第278号 2009年01月26日  竜山惨事、「火炎瓶が原因」VS「撤去民に責任押し付け」
第277号 2009年01月19日 KBS放送局、新任社長反対の「社員行動」関係者らの罷免、解任で波紋
第276号 2009年01月12日 野党民主党「ミネルバの拘束はネット民主主義の死亡宣告」
第275号 2009年01月05日 4日、金ヒョンオ国会議長「与野党の対話と妥協案」要求、直権上程拒否


コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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