To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:508 (2013.06.24)

与野党、全斗煥追徴時効「10年延長」合意


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

06月17日(月)

 東京都内で反韓デモ 小競り合い、右翼団体 代表逮捕

06月18日(火)

 慰安婦被害ハルモニ、ベトナム戦争性暴行被害者支援

06月19日(水)

 韓水原幹部 2人「原発不正」関与 緊急逮捕

06月20日(木)

 「国家情報院選挙介入糾弾」総学生会時局宣言の波

06月21日(金)

 YTN,「国家情報院コメント特ダネ」突然放送中断

06月22日(土)

 国家情報院「南北首脳会談 対話抜粋本」恣意的解釈入れて作成

 


Government
政府、政党

与野党、全斗煥追徴時効「10年延長」合意


全斗煥前大統領の追徴金未納と関連して、与野党が刑法の追徴・没収時効を現行の3年から10年に延長することで意見を集約した。 関連法が通過すれば1,672億ウォンに及ぶ全前大統領の未納追徴金確保に道が開かれることになる。 この間、検察は3年ごとに巡ってくる時効に合わせて‘小額のチビチビ追徴’を通じて追徴期間をかろうじて延長してきた。

国会法制司法委員会法案審査第1小委員会(委員長 クォン・ソンドン)は19日、刑法改正案と特定高位公職者に対する追徴特例法制定案、公務員犯罪に関する没収特例法、犯罪収益隠匿の規制および処罰に関する法律、腐敗財産没収および回復に関する特例法など都合8件の‘全斗煥追徴法案’を審査しながら追徴・没収の時効延長に事実上合意した。 法案審査に参加したセヌリ党のある議員は「追徴・没収の時効を10年に延長し、これを全前大統領にも適用する側で意見接近を見た」と話した。

当初、全前大統領に賦課された追徴金の時効は今年の10月までだ。この間検察が隠匿財産を一件でも追加で捜し出し追徴期間を延長したり追徴時効自体を延長する新しい立法がなされなければ1600億ウォンを越える追徴金全体が未納のまま追徴時効が消滅することになる。

この日の審査で野党は、特別法を新たに作る代わりに既存の公務員犯罪に関する没収特例法に犯罪者の他にその配偶者と子供、直系家族まで追徴対象を拡大する条項を入れようと提案した。 その代わり追徴金未納時に労役場に留置する法案は取り下げるという意を与党に伝達した。 これに対し与党は、法に配偶者と子供など具体的な追徴対象を明示するよりは、追徴機関である検察の執行権限を強化する方案を提示した。 国税庁・金融機関が持っている関連資料を容易に確保できるようにしようとの趣旨だ。


 

Mass■世論、市民運動


慰安婦被害ハルモニ、ベトナム戦争性暴行被害者 助言


日本軍慰安婦被害者のハルモニが、ベトナム戦争性暴行被害者のために支援基金を出した。

韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)は、日本政府から受ける法的賠償金である「ナビ(蝶々)基金」から、ベトナム人のグエン・バン・ルオン氏(43)、グエン・ティ・キム氏(女性・43)にそれぞれ6千ドル、4千ドルを送ったと17日、明らかにした。

挺対協は、日本軍慰安婦被害者の金福童(キム・ボクトン)ハルモニ(87)、吉元玉(キル・ウォンオク)ハルモニ(84)の意思により、ベトナム戦当時、派兵した韓国軍による性暴行で生まれたルオン氏とキム氏を助けることになったと明らかにした。日雇いでエビ獲りの仕事をしていたルオン氏は、挺対協の支援により、30年契約で畑を借り、農作業をすることができるようになった。キム氏は建物を借りて商店を開く予定だ。挺対協関係者は「ベトナム現地にいる韓国軍性暴行被害者は、大部分が(正式に)結婚できずに一人で子供を育てたり、二世も日雇い労働者や街頭での行商などをしながら、不安定な生活を送っている」と話した。

挺対協は、昨年3月慰安婦被害者ハルモニが、日本政府から法的賠償金を受けることになれば、戦争性暴行被害者を助けるのに使う予定だと明らかにした。しかし、日本政府が依然として賠償しておらず、ハルモニの意思に賛同する市民の寄付金でナビ基金を用意した。歌手のイ・ヒョリ氏が初代推進委員として500万ウォンを寄付し、約300団体と個人が参加して7千万ウォン以上が集まった。

挺対協は、昨年コンゴ民主共和国の内戦での強姦被害者であると同時に他の被害者や子供たちを助けているレベッカ・マシカ・カチュバ氏を初の支援対象に選定して、毎月500ドル以上の活動費を送っている。

挺対協関係者は、「ハルモニの夢は平和だ。その意思がよく伝わるよう、必要なところに基金を送っていく」と話した。


 




NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮の芸術公演「アリラン」、22日に開幕


北朝鮮の朝鮮中央通信は23日、27日に朝鮮戦争休戦協定締結60周年を迎えるのに合わせ、マスゲームと芸術公演「アリラン」が平壌のメーデー・スタジアムで22日に開幕したと報じた。

同通信は「多彩な照明や祝砲、音楽と舞踊、体操と曲芸、特色のある舞台装置など、内容と形式に完璧に調和し、観覧者から絶賛を受けた」と伝えた。また、「公演では祖国解放の歴史的な偉業を成し遂げ、米帝を打ち破った金日成(キム・イルソン)大元首様の業績をたたえ、朝鮮を政治思想強国と世界的な軍事強国に転変させ、富強祖国建設の土台を作った金正日(キム・ジョンイル)大元首様の先軍革命の実録を感銘深く見せた」と主張した。

公演で披露するとされていた金日成主席の1953年の軍事パレードでの肉声演説のほか、長距離ロケット発射、3回目の核実験などについては触れなかった。

開幕式には朴奉珠(パク・ボンジュ)首相、金己男(キム・ギナム)、崔泰福(チェ・テボク)朝鮮労働党書記ら幹部のほか、訪朝中の外国代表団、海外同胞らが出席した。

延べ10万人が参加する同公演は2002年、金日成主席の生誕90周年を記念して初演された。2005年に開かれた第2回公演以降、水害で中止となった2006年を除き、毎年開催されている。





コリアン情報ウィークリー(2013年)

第508号 2013年06月24日  与野党、全斗煥追徴時効「10年延長」合意
第507号 2013年06月17日  ソウル、すべての国公立子供の家(保育園)、夜12時まで運営
第506号 2013年06月10日  「韓米連合軍司令部」を「連合戦区司令部」に
第505号 2013年06月03日  ニューライト教科書「5・16は革命、5・18は暴動」
第504号 2013年05月27日  密陽(ミリャン)送電塔建設、住民との激しい衝突
第503号 2013年05月20日  国家情報院、「パク・ウォンスンソウル市長制圧文書」作成
第502号 2013年05月13日  江汀マウル(村)テント強制撤去後、花壇造成
第501号 2013年05月06日  民主労総、指導部空白長期化
第500号 2013年04月29日  政府、またも「ニム(君)のたのの行進曲」なくす計画
第499号 2013年04月22日  起亜自動車光州工場の社内下請け労働者が焼身
第498号 2013年04月15日  晋州医療院廃業の阻止のための大規模集会を開催
第497号 2013年04月08日  「無労組」イーマート、労組活動保障・解雇者復職
第496号 2013年04月01日  ついにキム・ジェチョルMBC社長 解任
第495号 2013年03月25日  憲法裁判所、朴正熙政権 緊急措置1・2・9号 違憲決定
第494号 2013年03月18日  住民センター福祉職公務員の自殺続く
第493号 2013年03月11日  「代案放送」100万人の夢に向かって、「国民TV」第一歩
第492号 2013年03月04日  双龍(サンヨン)車 送電塔 籠城「病魔と100日」
第491号 2013年02月25日  盧武鉉前大統領借名口座」発言、「チョ・ヒョノ元警察庁長法廷拘束」
第490号 2013年02月18日  勤労挺身隊被害者「不二越」に損害賠償訴訟
第489号 2013年02月11日  朴槿恵の「4大重症疾患支援」政策変更に非難世論
第488号 2013年02月04日  コルト楽器 座込み場 強制執行
第487号 2013年01月28日  米ニューヨーク州上院「慰安婦強制動員は犯罪」
第486号 2013年01月21日  国会・市民社会、4大河川事業、「解決法の公論化」要求
第485号 2013年01月14日  竜山惨事4年、遺族、朴当選人との面談要求
第484号 2013年01月07日  希望バス、再び釜山へ




コリアン情報ウィークリー(2012年)

第483号 2012年12月31日  映画「レ・ミゼラブル」、大統領選挙後の集団ヒーリング効果



コリアン情報ウィークリー(2011年)

第430号 2011年12月26日  28日、金正日総書記告別式開催




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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