新着情報

「フッ素洗口ガイドライン」の撤回を求める要請署名提出行動(厚労省・文科省)

    日教組は昨年秋から、虫歯の予防のためと称したフッ化ナトリウム(工業用劇物)等で口のうがいをする「フッ素洗口」を各地の保育所・幼稚園・学校で行われていることに対し、厚生労働省作成の「フッ素洗口ガイドライン」の撤回を求めて署名運動を提起し、平和フォーラムも協力してきました。1月末で集約が行われ、41万5,466筆が集まりました。 2月15日に日教組はこの署名を持って、厚生労働省・文部科学省へ要請を行いました。厚生労働省は「フッ素洗口については強制も推奨もしていない。使う場合の指針としてガイドラインを出している」と回答。これは従来のフッ素洗口を強

全頭検査打ち切り反対!米国産牛肉輸入緩和反対!消費者・生産者集会(衆議員会館)

  自治体でと畜される牛への牛海綿状脳症(BSE)の検査に対し、厚生労働省は7月末で20ヶ月齢以下の牛についての補助を打ち切る方針です。しかし、いまだにBSEの発症メカニズムが解明されておらず、全頭検査の継続が必要です。また、米国は牛肉の輸入条件の緩和を求めて圧力を掛けています。しかし、米国のBSE対策は依然として不十分であり、輸入緩和に強く反対する必要があります。 平和フォーラムは、2月15日に衆議院第1議員会館で消費者・農民団体とともに集会を開き、国会議員を含めて130人が参加しました。講演で品川森一さん(元食品安全委員会プリオン専門調査会委員)は、さまざまなデータをもとに「全頭

戦争の歴史と「愛国心」-「建国記念の日」を考える2・11集会(自治労会館)

        平和フォーラムは例年2月11日、戦前の「紀元節」を「建国記念の日」としていることに異議を唱え、集会を行っています。 昨年の参議院選挙後、超タカ派の安倍前首相を退陣させましたが、後継の福田内閣のもとでも、東アジアとの関係、とくに歴史認識について和解は進んではいません。 「軍の強制」を削除した沖縄戦記述の教科書検定など、歴史歪曲は根強く行われています。小泉内閣以来の「戦争をする国づくり」も続いています。 これらを踏まえて、「戦争の歴史と『愛国心』-『建国記念の日』を考える2・11集会」を名称に、会場の自治労会館

外国人住民の地方参政権を求める2・8アピール

「韓国に続いて日本でも永住外国人の地方参政権を求める院内集会」参加者一同 いま日本には、208万人をこえる外国人住民が暮らしている。 日本は、すでに国際人権規約や人種差別撤廃条約に加入しているものの、国内法制度にこれらが十分に反映されていないために、日本で暮らす外国人住民には、国際人権条約で保障されている地域社会に参画する権利、教育への権利など、多くの権利が制限されている。 1993年、大阪府の岸和田市議会が外国人への地方参政権付与を求める「意見書」を採択し、その後、全国に広がった。95年2月、最高裁は「我が国に在留する外国人のうちでも永住者等であってその居住する区域の地方公共団体と特段に緊密

韓国に続いて日本でも永住外国人の地方参政権を求める院内討論会・集会(参議員会館)

最高裁は永住外国人への地方参政権付与は合憲と判示し、約半数の地方自治体議会で制定を求める決議・意見書が採択されています。 そして、国会に永住外国人の地方参政権法案が提案されてから、すでに10年近く経過し、当時の与党・自自公合意に盛り込まれ、野党各党も制定に賛成している課題です。 しかし、主に自民党タカ派の反対、さらに小泉・安倍内閣の外国人住民排除の排外主義的な動きで実現しないまま、 国会には公明党案が、選挙権のみ、永住者限定、相互主義(韓国籍のみ)と当初のものより内容を低下しながら提案されてきました。 日本がもたつく間に、韓国では先に永住者参政権を法制化し2006年には投票を実現しまし

防衛省腐敗と米軍再編問題学習会(衆議員会館)

    平和フォーラムは2月7日、衆議院議員会館で東京新聞編集委員の半田滋さんを講師に「防衛省腐敗と米軍再編問題学習会」を行いました。 この学習会には、平和フォーラムの参加団体、首都圏組織、民主党・社民党の国会議員と秘書など約30人が参加しました。 半田さんは、守屋武昌・前防衛事務次官の収賄事件と10年あまり防衛庁・防衛省を蹂躙してきた流れに言及しました。 かつては、ミスター防衛庁と呼ばれた西廣整輝・元事務次官が「自衛隊はあればよい」「あるけれども使わない」という考えから防衛計画大綱を作成し、 また、有事法制も「研究はよいが表に出さずに金庫に鍵をかけておけ」としてきた防衛庁内で

PAC3ミサイルの武山基地強行搬入反対、抗議行動(神奈川県横須賀市・富浦公園)

  三浦半島地区労と神奈川県平和運動センターは2月2日、自衛隊武山基地に隣接する富浦公園で、「PAC3ミサイルの武山基地強行搬入反対、抗議行動」を開催しました。 この行動には、神奈川県内の労組・市民団体をはじめ、平和運動センター関東ブロック、平和フォーラムなどから100人が参加しました。 主催者を代表してあいさつにたった、神奈川平和運動センター事務局長の加藤泉さんは、 「在日米軍再編の中で日米軍事一体化が進んでいる。武山基地のPAC3は、横須賀基地の米海軍艦船を守るもので、日本の市民を守るものではない」と訴えました。 15分ほどの集会のあと、参加者は武山基地に向けてデモ

埼玉平和センター/フィールドワーク埼玉の平和モニュメントを歩く(埼玉県内)

 2月2日、埼玉県平和運動センターは、30人余りが参加してのフィールドワーク「埼玉の平和モニュメントを歩く」を行いました。 県平和資料館などの視察を通じて、戦争や平和にかかわる自分たちの歴史認識を検証するという企画。 吉見百穴、丸木美術館、埼玉県平和資料舘、岩殿観音の4ヵ所をまわりました。 古墳時代後期の横穴式の集合墳墓として有名な吉見百穴では、戦争末期に中島飛行機の大規模な軍需地下壕が築かれ、朝鮮人労働者が多数働いていたこと(写真左下)、 丸木位里さん、俊さんの原爆の図丸木美術館(写真左上。右上は館の外に関東大震災時朝鮮人虐殺を記し建立した「痛恨の碑」)、 県平和資料舘では上田知事のもと

日教組教研集会全体会中止に関わるプリンスホテルの不法行為に対する抗議声明

フォーラム平和・人権・環境事務局長 福山真劫 本日、日本教職員組合(以下日教組)は、2月2日~4日にかけて開催を予定している第57次教育研究全国集会の全体集会(以下教研集会)を、会場が確保できなくなったことを理由に中止とする決定を行った。このことは、全体会場として予定され使用契約を結んでいたグランドホテル新高輪(株式会社プリンスホテル、以下プリンスホテル)が、営業上の理由をもって一方的に契約を解除し会場の使用を認めないとしたことによる。1951年から日教組が56回を積み重ねてきた教研集会において初めてのことであり、日本国憲法が保障する集会・結社の自由を侵害する許し難い暴挙である。 プリンスホテ