To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:258(2008.09.08)

李大統領、太陽政策の批判的受容の原則を表明


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

09月01日(月)

 金塾本部長「核無能力化中断は圧迫用の戦術」

09月02日(火)

 韓国政府、5年で約2兆円の減税計画を公表

09月03日(水)

 韓国とEUが競争政策で協定締結、あす仮署名式

09月04日(木)

 北朝鮮 核施設復旧に着手 韓国政府が確認

09月05日(金)

 韓米日中が北京で核施設復旧対応策協議、米国務省

09月06日(土)

 仏教界が猛抗議、李政権に 「キリスト教優遇・偏重」改善要求

 


Government
政府、政党

李大統領、太陽政策の批判的受容の原則を表明


李明博(イ・ミョンバク)大統領は1日、金大中(キム・デジュン)元大統領の「太陽政策」への評価に関する質問に対し、「暖かくなれば(北朝鮮は)服を脱ぐべきなのに、服を脱がず、服を脱がせようとした人(韓国)が服を脱いだ」と語った。

李大統領はこの日、ソウルの新羅ホテルで開かれた「中央グローバルフォーラム2008」に出席し、参加者との懇談会で、「(太陽政策は)原則的に良いもので、北朝鮮を軟化させ開放させようという趣旨は良いが、韓国が考えていた方向での結果は出なかった」と語った。李大統領のこうした発言は、過去10年にわたる金大中・盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権の太陽政策を批判的に受容することが現政権の対北朝鮮政策の根幹だ、ということを明らかにしたものだ。

また、李大統領は日本による独島(日本名:竹島)の領有権主張に関連し、「わたしの考えは確固としている。独島が韓国領だということを、日本は認めた方が良い」と語った。

さらに、最近の中国における「嫌韓」の雰囲気については、「大いに心配している。メディアで状況をうまく捉え、解決の方向へ進まなければならないのだが…」と語った。
 




Mass■世論、市民運動


「MBに質問,そのまま辞退すればならないです?」
李明博大統領「国民との対話」控えてネチズン質問殺到


「政策に自信あったら『再信任投票』 どうです?」「疎通の意味をわかってますか?」「大運河はなぜまたほろうとしますか?」「金持ちの者税金削るためにすごく忙しいでしょう?」「青瓦台晩餐でも米国産牛肉食べるんですか?」

来る 9日初めで「国民との対話」に出る李明博大統領にネチズンたちの質問がさっとしている。KBSが制作する「大統領との対話、質問あります!」という題目の今回の対話は9日夜10時から100分間放映されて、無作為抽選された国民90人、時事評論家、経済評論家、ジャーナリストが参加する予定だ。

今回の対話を控えてKBSがホームページを通じて「ネチズン質問」欄を用意すると、 4日午後現在 1万7千余人のネチズンが質問をするなど、関心が熱い。KBS側が本文内容は管理者と作成者だけ閲覧するようにしたので、内容確認は不可能だが、ネチズンたちの才気煥発したユーモアが質問掲示板でも耳目をひいている。

一部ネチズンたちは「前科14犯も大統領できるんですか?」「今年秋夕には故郷大阪へいらっしゃるんですか?」「ぐれぐれ何もしないでください」「これ(国民との対話) しようと前KBS社長を追い出したでしょうか?」「デモクラシーの意味をご存じですか?」「そのまま辞退すればならないです?」という大統領をからかう質問なども多く見えた。



 



 

NorthKorea朝鮮の動向

韓国政府「核施設の復旧と関係なく食糧支援」


韓国政府は、北朝鮮が寧辺の核施設を復旧する動きとは関係なく、北朝鮮に対する食糧支援を積極的に検討していると4日、明らかにした。

統一部の金浩年(キム・ホニョン)スポークスマンは同日のブリーフィングで「寧辺の状況悪化に関係なく、食糧支援が決まる可能性はあるのか」という質問に「人道的支援は(北朝鮮核問題の)状況に関係なく行う」と述べた。

これに先立って、統一部の金夏中(キム・ハジュン)長官は前日、民族和解協力汎国民協議会の発足10周年記念式典でのあいさつで「今後は人道主義的精神と同胞愛という立場から積極的かつ肯定的に(北朝鮮に対する)食糧支援を検討していく考えだ」と話した。

また「公開的に2回もトウモロコシの支援を提案したが、北朝鮮は一切反応を見せていない。時には北朝鮮のこうした態度に対応したい衝動に駆られることもあったが、国民と世界からの視線を考え、多くのことを我慢し、待っている状況だ」と話した。

これまで韓国政府は対北食糧支援について「国民の世論と北朝鮮の食糧状況を考慮して決める」という原論的な立場だけを明らかにしてきた。しかし、与党内部で食糧支援の必要性を取り上げているほか、世界食糧計画(WFP)が重ねて食糧支援を要請しており、北朝鮮も韓国の民間団体の支援であれば受け入れるという意向を示すなど、状況が変わってきていることから、韓国政府も方針を変えたものと分析される。


 

 

コリアン情報ウィークリー(2008年)

第258号 2008年09月08日 李大統領、太陽政策の批判的受容の原則を表明
第257号 2008年09月01日 27日、「宗教差別するな」大規模仏教徒大会
第256号 2008年08月25日 政治圏から労動社会まで警察長官罷兔要求
第255号 2008年08月18日 キリュン電子前のキャンドル集会、交渉は進展なし
第254号 2008年08月11日 北朝鮮のテロ支援国指定解除、延期の可能性も
第253号 2008年08月04日 WFP、北朝鮮の食糧危機、90年代以降最悪
第252号 2008年07月28日 李大統領、デモ参加団体への補助金回収へ
第251号 2008年07月21日 コスコム非正規支部、漢江の橋あちこちで高空デモ
第250号 2008年07月14日 公務員労組代議員大会、警察封鎖で延期
第249号 2008年07月07日 7月5日、市民、聖職者、労動者が一つなったキャンドル集会
第248号 2008年06月30日 29日、「反民主政権審判の日」 52次キャンドル集会進行
第247号 2008年06月23日 ニューコア-イーランドストライキ、23日で1年
第246号 2008年06月16日 6・10 100万キャンドル行進イベント「ソウル40万、全国60万参加」
第245号 2008年06月09日 72時間リレー国民行動「ソウル広場は市民博覧場」
第244号 2008年06月02日 週末キャンドル全国10万人 「独裁打倒 告示撤回」
第243号 2008年05月26日 「市民焚身事態、李明博政府が責任を負いなさい」
第242号 2008年05月19日 第28周年5.18光州民主化運動記念式 開催
第241号 2008年05月12日 米国産の牛肉輸入反対の3万キャンドル,清渓川にいっぱい
第240号 2008年05月05日 2日、米国牛肉輸入反対大規模キャンドル集会
第239号 2008年04月28日 教育自律化措置に反対する教員、PTA座り込み開始

第238号 2008年04月21日 米韓首脳の「新安保宣言」
第237号 2008年04月14日 民主労働党、カン氏・クォン氏当選、進歩新党、ノ氏・シム氏落選
第236号 2008年04月07日 第60周年済州4.3慰霊祭開催、「真実の櫓を漕いで平和の海へ」
第235号 2008年03月31日 済州 4・3抗争精神継承 、「労動者大会、民衆大会」開催
第234号 2008年03月24日 民主労総・移住労組、UN人権理事会7次総会に参席
第233号 2008年03月17日 金属労働組合、8泊9日間の長期闘争現場を全国巡回
第232号 2008年03月10日 教授労働組合、学費後払制度の立法請願運動
第231号 2008年03月03日 李大統領就任、「新しい神話へ向かって進もう」
第230号 2008年02月25日 進歩新党推進のためのシンポジウム開催
第229号 2008年02月18日 ポスコは「インドでの人権侵害の真相を明らかにせよ」
第228号 2008年02月11日 韓国労総、来る4月総選挙でハンナラ党「総力支持」決定に労働界反発
第227号 2008年02月04日 民主労働党臨時大会、「北朝鮮追従主義」問題めぐって破局危機
第226号 2008年01月28日 国家人権委員会の大統領直属機構化反対座り込みの解団式
第225号 2008年01月21日 源由被害、3人目の自殺発生、住民の怒り爆発
第224号 2008年01月14日 民主労働党「シム非常対策委」陣痛の出帆、不安な始まり
第223号 2008年01月07日 労動界・経営係、「2008年労使関係もっと不安」




コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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