To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:347 (2010.05.24)

ノムヒョン死去1周期追悼コンサート、
ソウル・釜山で7万名参加


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calendar
カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

05月17日(月)

 韓国、「北朝鮮の関与明らか」 哨戒艦沈没で柳外相

05月18日(火)

 韓米首脳が電話会談、「天安」沈没事件・FTA協議

05月19日(水)

 光州事件 30年目の追悼

05月20日(木)

 北朝鮮、哨戒艦沈没関与説は「捏造」

05月21日(金)

 米国防長官、韓国軍艦沈没、今後の対応方針「韓国主導で」

05月22日(土)

 北朝鮮、米を非難、哨戒艦事件調査結果支持で

 


Government
政府、政党

李大統領「北朝鮮は停戦協定、南北基本合意書違反」


李明博大統領は、21日、天安艦沈沒と関連して「北朝鮮の軍事的挑発行為でUN憲章と停戦協定、南北基本合意書を違反した」と明らかにした。

李大統領はこの日、青瓦台で国家安全保障会議(NSC)を主宰した席で「北朝鮮が二度と無謀な挑発をすることができないように政府が中心を取って、搖れることなしに北朝鮮に対して体系的で積極的な対応をしなさい」と各部処に指示したとキムウンヘ代弁人が伝えた。

李大統領は前日の民官合同調査団の調査結果発表による対応策を議論するために召集した会議で、「国民が休息を取る遅い時間に北朝鮮から武力不意打ちをした」「深刻で重大な事案であるだけに私たちが対応するすべての措置は一寸の間違いもなく、非常に愼重ではなければならない」と強調した。李大統領は来週国民談話を通じて具体的な対応方案を明らかにする予定だ。

キム・テヨン国防省長官はこの日ソウル竜山区国防省大会議室で開かれた外信記者懇談会で「政府は軍事的、非軍事的取り組みを準備している」「北朝鮮に応分の対価を支払うようにする」と明らかにした。また金長官は「交戦規則変化を深刻に検討している」と言った。

ある関係者は「西海北方境界線(NLL)と軍事分界線(MDL)一帯で北朝鮮軍に対する交戦規則を修正する方案を検討中だ」「北朝鮮艦艇と北朝鮮軍がそれぞれ北方境界線と軍事分界線を侵犯する兆しが摘発されれば、直ちに警告放送をして,警告射撃をすることも考慮している」と明らかにした。

 




Mass■世論、市民運動


ノムヒョン死去1周期追悼コンサート、
ソウル・釜山で7万名参加
 


「ノ・ムヒョンを愛する、数え切れないくらいの人々が今、ソウルと釜山に座っている」

23日夕方の7時30分頃、プサン大学の「広場」で開かれた「ノ・ムヒョン前大統領 1週期追慕コンサート」の司会を務めたタレント、ミョングナムさんの言葉に市民たちは一斉に「ノ・ムヒョン」と叫び返した。直ちにノ−チァッサの「君のための行進曲」が響いた。

同時にソウル市役所前のソウル広場には一つ二つキャンドルが集まった。キャンドルの明かりに黄色い風船はもっと鮮かに照らされた。ソウル広場とプサン大を生中継でつなげた前大統領 1週期コンサートにソウル 5万名と釜山 2万名が参加したと主催側は推算している。

これより先にソウル広場に用意された焼香所には雨にも関わらず、この日午前から「馬鹿ノ・ムヒョン」を追慕する「馬鹿」たちが 集まった。長列は大韓門左側を回ってソウル市立美術館の前まで 500m 超えてつながった。

ドボン区のある市民(67歳)氏は、「いまの政府が南北の開けた道を閉じてしまったよ。ノ大統領のいないものがこれだよ」と いう。

この日、大韓門の前では午後 1時から市民追慕の行事と宗教別の追慕意識が行なわれた。追悼辞の朗読と声優イ・サンフンさんの前大統領の生声再現、などもあった。弔問客たちはボンハ村で開かれる追悼式場面を生中継で見守って故人の意を振り返った。

 
 



 

NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮、テンアン艦沈没の原因調査団派遣を再び主張


韓国海軍哨戒艦「天安」艦の沈没事故で原因調査の結果が北朝鮮の行為によるものと出たことをめぐり、北朝鮮側が調査団を送りたい意向を数回示した。

韓国側が拒否したにも関わらず、北朝鮮側は「南側は国防委元会の調査団を受け入れて、世界に真実を明らかにしなければならない」と要求したと北朝鮮官営朝鮮中央通信が報道した。20日にも北朝鮮の国防委は調査団を送るという電話通知文を南側に送ったが、南側はUN司令部を通じて扱わなければならないといい、北朝鮮の提案を拒否した。

北朝鮮側は「発生した事件をはじめから私たちと連携つけたのも南側で、合同調査か何かの結果でついに私たちと対決すると言い放ったことも南側だ」と言いながら、「今回の事件は最初から南側によって南北の間の問題として捏造されただけに軍事停戦委員会という幽霊機構を引き入れるなんの名分もないということが我々の立場だ」と明らかにした。

北側が今回の事件が南北間の問題だと強調している理由は、南側の主張どおりUN司令部停戦委に移った場合、北側の停戦協定違反を中心に国際的議論が起こる可能性が大きいためであると見られる。そして韓国軍の責任者がUN司令部の首席代表である以上、軍事停戦委の中で議論するという南側の提案を受け入れにくいと判断したと思われる。

また北側が調査団収容を南側に重ねて強調していることに、専門家たちは、北朝鮮に対する対外的圧迫に正面対抗するための布石だと分析している。


 



コリアン情報ウィークリー(2010年)

第347号 2010年05月24日 ノムヒョン死去1周期追悼コンサート、ソウル・釜山で7万名参加
第346号 2010年05月17日 5・18光州抗争30週年、政府と遺族「別々の記念式開催」
第345号 2010年05月10日 明洞聖堂、4大江事業反対の大規模時局ミサ
第344号 2010年05月03日 MBC放送労組の「公正放送死守」スト、1ヶ月目の長期化
第343号 2010年04月26日 民主労働党・進歩新党「地方選挙、独自の道」
第342号 2010年04月19日 北、チョンアン艦沈没との関連を初めて公式否定
第341号 2010年04月12日 無罪となった韓明淑元総理「政治工作へ闘って勝利」
第340号 2010年04月05日 三星半導体で白血病で8番目の死亡、「労災認められず」
第339号 2010年03月29日 カトリック協会本部「回復不可能な環境破壊、4大江事業反対」
第338号 2010年03月22日 民主労総、対政府闘争の本格始動、27日ソウル都心で大規模の集会
第337号 2010年03月15日 金属労組、3000名が単産の工場閉鎖に連帯闘争
第336号 2010年03月08日 野5党と市民団体、選挙連合に合意
第335号 2010年03月01日 日韓市民調査団「環境破壊の4大江事業はすぐ中止すべき」
第334号 2010年02月22日 教育市民団体「無償給食」50万署名運動開始
第333号 2010年02月15日 野党単一候補・韓明淑氏、現ソウル市長に7%差
第332号 2010年02月08日 MBC放送局労組、放送掌握に対抗してストライキ賛否投票開始
第331号 2010年02月01日 ソウル主要大学の自治会、授業料引き上げに大学本館占拠
第330号 2010年01月25日 法廷、狂牛病報道「PD手帳」番組に無罪判決、保守派・検察に「衝撃」
第329号 2010年01月18日 ノムヒョン精神継ぐ「国民参与党」創党
第328号 2010年01月11日 竜山惨事葬式、決して安らげぬ故人たち
第327号 2010年01月04日 竜山惨事妥結「政府が責任認めて謝罪」で合意


 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

Copyright ? 2000-2010フォーラム平和・人権・環境 All rights reserved.
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1F
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org