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コリアン情報ウィークリーNo:516 (2013.08.19)

朴槿恵(パク・クネ)政府スタート以後、
国家情報院糾弾デモ「強硬鎮圧」


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
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 Calendar
カレンダー 

 

08月12日(月)

 保守指向 大邱(テグ)司祭 100人余 初の時局宣言

08月13日(火)

 開城(ケソン)工業団地  14日の本交渉が峠

08月14日(水)

 ブラジル検察、三星(サムスン)電子 労働法違反 捜査着手

08月15日(木)

 南北、開城(ケソン)工業団地 正常化越えて「国際化」合意

08月16日(金)

 次期戦闘機、ユーロファイター・F-15に絞られる?

08月17日(土)

 国家情報院 女子職員、インターネット接続記録を自ら削除

 


Government
政府、政党

国家情報院国政調査聴聞会、不利な質問には口を挟む


16日午前10時、国家情報院国政調査特別委聴聞会に出席したキム・ヨンパン前ソウル地方警察庁長官は釈明書をよどみなく読み上げた。 精一杯に力を込めた顔と声は、綱紀紊乱行為で起訴された刑事被疑者と思えないほど堂々としていた。

前代未聞の証人宣誓拒否に、シン・ギナム国政調査特別委委員長と野党委員は虚を突かれたようだ。 慌てたシン委員長が「証言はするものの宣誓は拒否するということなのか」と尋ねると、キム前庁長は「原則的に(証言も)拒否するが、質問の性格によっては答える」と応じた。 ‘ひとまず質問を聞いてみて、答えるべきは答える’という傲慢さまでにじみ出ていた。

国会での証言・鑑定に関する法律は‘良心に従って加除することなく事実ありのままに話し、万一陳述や書面回答に偽りがあれば偽証の罰を受けることに誓います’という文面を証人に対して宣誓することを要求している。 この宣誓を拒否した二人は、聴聞会を通じて "公訴事実を認めない" 、"選挙法違反に同意しない" 、"答えない" という言葉を繰り返した。 "宣誓もできない卑怯な警察官がどこにいるか。 偽証すれば処罰を受ける用意はあるか" という質問に、キム前庁長は "答えない" と居直った。

しかし、キム前庁長は自身に不利な質問が出てくる時は、特別委委員や委員長の話を遮り「私が釈明する」と乗り出し、注意を受けもした。 彼はまた、時々微妙な笑いを浮べ 「公訴状を見て実体的真実と違うように人が解釈され歪曲されるということを切実に悟った。 世の中は恐ろしい」、 「潔さと正々堂々だけが能ではない。 基本権(防御権)を行使する」とし、聴聞会場を自身の弁論場にしてのけた。 昨年大統領選挙を3日後に控えた12月16日、2次放送討論会直後の夜になされた突然の捜査結果発表については「国民が異例的と考える素地はある」としつつも「虚偽発表だとは全く考えない」と答えた。


 

Mass■世論、市民運動


朴槿恵(パク・クネ)政府スタート以後、
国家情報院糾弾デモ「強硬鎮圧」


光復節である15日昼にも国家情報院の大統領選挙介入を糾弾するデモがソウル都心で相次いで行なわれた。 警察は集会参加者の内、300人余りを連行しデモ隊に放水銃を撃つなど強硬鎮圧で対抗した。

‘6・15共同宣言実践南側委員会’所属 5000人余り(主催側推算、警察推算 3500人余り)はこの日午前11時からソウル駅広場で‘光復(解放)68周年記念8・15平和統一大会’を開いた。 彼らは午後1時頃 「国家情報院糾弾」等のスローガンを叫びながらソウル市庁前ソウル広場まで街頭行進を行った。

この過程で街頭行進を阻む警察とあちこちで衝突が起き、参加者175人が連行され、ソウル中区(チュング)乙支路(ウルチロ)1街周辺道路の交通が一時麻痺した。 ソウル広場側に行進した参加者1500人余りが鍾路(チョンノ)1街に集まり道路を占拠するや警察は放水銃を撃ち鎮圧に出た。 ソウル市内で警察が放水銃を撃って集会を鎮圧したのは、朴槿恵政府スタート以後はこれが初めてだ。

これに先立って、この日朝8時30分頃ソウル鍾路区(チョンノグ)の世宗(セジョン)文化会館前の道路で国家情報院を糾弾する奇襲デモを行った韓国大学生連合(韓大連)所属の大学生126人も警察に連行された。

ソウル警察庁は「この日連行された301人はもちろん、主催者とそれ以外の不法行為加担者を罪証資料等を通して探し出し刑事処罰する計画」と明らかにした。




 

NorthKorea朝鮮の動向

南北、開城(ケソン)工業団地 正常化越えて「国際化」合意


南北が稼動中断133日ぶりに開城(ケソン)工業団地の再稼働に合意した。 わが国政府が北韓の責任認定問題を譲歩する代わりに、北韓は開城工業団地の国際化と3通問題、開城工業団地南北共同委員会設置などわが方の要求を大幅に受け入れた。 しかし開城工業団地の具体的な再稼働時期は今後さらに議論することにした。

南側のキム・ギウン南北協力地区支援団長と北側の中央特区開発指導総局副総局長など南北代表団は14日、開城工業団地総合支援センターで7次南北実務会談を持ち、この日夜、5項目の合意書に署名した。 5項目は△いかなる場合にも工業団地の正常運営保障△南側人員の身辺安全保障、投資資産保護、3通問題解決△開城工業団地国際化△開城工業団地南北委員会構成△開城工業団地再稼働への積極的努力などだ。

最も重要な争点だった開城工業団地稼動中断の再発防止と関連して、南北は "いかなる場合にも情勢の影響を受けずに南側人員の安定的通行、北側勤労者の正常出勤、企業財産の保護など工業団地の正常運営を保障する" ことで合意した。 また、今回の稼動中断による企業の被害補償などについては‘開城工業団地南北共同委員会’を構成し協議していくことにした。

今回の合意では特に開城工業団地の国際化と関連した合意内容が4点に及ぶほど重く扱われた。 具体的合意内容を見れば△外国企業誘致 積極的奨励△開城工業団地内労務・税務・賃金・保険など関連制度の国際的水準への発展△第3国輸出の時、特恵関税認定など発展方案用意△南北共同海外投資説明会開催などが含まれている。 今回の合意過程で朴槿恵(パク・クネ)大統領の大統領選挙公約事項であり関心事項である開城工業団地国際化と関連して多くの議論があったことを推し量れる内容だ。





コリアン情報ウィークリー(2013年)

第516号 2013年08月19日  朴槿恵(パク・クネ)政府スタート以後、国家情報院糾弾デモ「強硬鎮圧」
第515号 2013年08月12日  『韓国日報』二ヶ月余ぶりに正常発行 開始
第514号 2013年08月05日  全公務員労組 合法化 4回目の挫折
第513号 2013年07月29日  「国家情報院政治介入糾弾」キャンドル集会を無視する地上波放送
第512号 2013年07月22日  MBC、国家情報院事件を扱った記者「業務排除」
第511号 2013年07月15日  裁判所「日本は徴用被害者に1億ウォンずつ賠償せよ」 初判決
第510号 2013年07月08日  17の報道機関の新人記者たち「韓国日報闘争支持」声明
第50
号 2013年07月01日  『国家情報院事態 胴元は朴大統領』 教授らも「時局宣言」
第508号 2013年06月24日  与野党、全斗煥追徴時効「10年延長」合意
第507号 2013年06月17日  ソウル、すべての国公立子供の家(保育園)、夜12時まで運営
第506号 2013年06月10日  「韓米連合軍司令部」を「連合戦区司令部」に
第505号 2013年06月03日  ニューライト教科書「5・16は革命、5・18は暴動」
第504号 2013年05月27日  密陽(ミリャン)送電塔建設、住民との激しい衝突
第503号 2013年05月20日  国家情報院、「パク・ウォンスンソウル市長制圧文書」作成
第502号 2013年05月13日  江汀マウル(村)テント強制撤去後、花壇造成
第501号 2013年05月06日  民主労総、指導部空白長期化
第500号 2013年04月29日  政府、またも「ニム(君)のたのの行進曲」なくす計画
第499号 2013年04月22日  起亜自動車光州工場の社内下請け労働者が焼身
第498号 2013年04月15日  晋州医療院廃業の阻止のための大規模集会を開催
第497号 2013年04月08日  「無労組」イーマート、労組活動保障・解雇者復職
第496号 2013年04月01日  ついにキム・ジェチョルMBC社長 解任
第495号 2013年03月25日  憲法裁判所、朴正熙政権 緊急措置1・2・9号 違憲決定
第494号 2013年03月18日  住民センター福祉職公務員の自殺続く
第493号 2013年03月11日  「代案放送」100万人の夢に向かって、「国民TV」第一歩
第492号 2013年03月04日  双龍(サンヨン)車 送電塔 籠城「病魔と100日」
第491号 2013年02月25日  盧武鉉前大統領借名口座」発言、「チョ・ヒョノ元警察庁長法廷拘束」
第490号 2013年02月18日  勤労挺身隊被害者「不二越」に損害賠償訴訟
第489号 2013年02月11日  朴槿恵の「4大重症疾患支援」政策変更に非難世論
第488号 2013年02月04日  コルト楽器 座込み場 強制執行
第487号 2013年01月28日  米ニューヨーク州上院「慰安婦強制動員は犯罪」
第486号 2013年01月21日  国会・市民社会、4大河川事業、「解決法の公論化」要求
第485号 2013年01月14日  竜山惨事4年、遺族、朴当選人との面談要求
第484号 2013年01月07日  希望バス、再び釜山へ




コリアン情報ウィークリー(2012年)

第483号 2012年12月31日  映画「レ・ミゼラブル」、大統領選挙後の集団ヒーリング効果



コリアン情報ウィークリー(2011年)

第430号 2011年12月26日  28日、金正日総書記告別式開催




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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