To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:308 (2009.08.24)

金大中前大統領の告別式「行動する良心を実践」


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
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 Calendar
カレンダー 

 

08月17日(月)

 李大統領、北朝鮮と韓国は通常兵器削減すべき

08月18日(火)

 韓国の金大中元大統領が死去

08月19日(水)

 金大中氏死去、オバマ大統領、業績たたえる

08月20日(木)

 北朝鮮、金大中元韓国大統領の葬儀に弔問団派遣へ

08月21日(金)

 北朝鮮弔問団がソウル入り、金大中元大統領の死去の追悼

08月22日(土)

 韓国大統領、北朝鮮の弔問団と会談へ

 


Government
政府、政党

金大中前大統領の告別式「行動する良心を実践」


23日午後 2時、金大中前大統領の国葬告別式が国会本館前で開かれた。

1時55分、楽隊の弔曲が響く中で、金前大統領の運柩車が告別式場に到着した。金前大統領の影幀と在世に受けた無窮花大勳章· ノーベル平和賞を持った儀仗隊が運柩車に先立って入った。引き継いで婦人イ・ヒホさんと遺族たちが重い足を運んだ。

告別式はチョスンヨン・前青瓦台政務首席とソン・スク前環境府長官の共同社会で始まった。国旗に対する敬礼をする金前大統領の次男キム・ホンオップ前議員をはじめ、婦人イ・ヒホさんと長男金弘一前議員、三男金ホンゴルさんの顔は、悲しみの表情であった。

葬儀委員会執行委員長であるイダルゴン行政安全部長官による金前大統領の略歴報告がつづいた。.

葬儀委員長であるハン・スンス総理は弔辞で、「憲政史上初めで選挙による水平的政権交替を行い、政治発展の確固な基礎を磨いた。分断以後最初の南北首脳会談を成し遂げ、南北和解と交流協力の道を開いて、2000年にはノーベル平和賞を受賞して大韓民国の位相を高めた事は私たちの皆の誇りだった」と故人を追慕した。

金前大統領夫婦と長年の友達である同時に同志でもあった朴栄淑未来フォーラム理事長が追悼辞を朗読する時はあちこちで涙を見せる人が多かった。朴理事長は震える声で「独裁政権の下で呼吸することさえ難しい時、金大中という名前は希望だった」、「常に死の影がゆらめいたが意志を折らなかった。この地のデモクラシーはあなたの血と涙の中で咲き始めた。あなたが遂げた民主社会は確かに以前とは違う世の中だった」と言った。朴理事長は「あなたのありがたさを知らなかった。よく見たらあなたの空席がとても大きい」、「『行動する良心になりなさい』と言う最後のお話を刻む」と言いながら、追悼辞を終えた。

その後、カトリック信者であった金前大統領の平安な永眠を祈るカトリック祭礼意識が行われ、仏教、キリスト教、円仏教の順で祭礼が続いた。

宗教意識が終わると、金前大統領の肉声と映像が流れた。「尊敬して愛する国民皆さん,皆さんといっしょに偉大な韓国人の時代を開いて行くのにすべてのものを捧げます」。イ・ヒホさんと遺族たちの献花及び焚香に続き、平和放送少年少女合唱団による追慕曲「私たちの願いは統一」を歌った。金大中前大統領は、国立顕忠祠へ安置された。 

 



Mass■世論、市民運動


竜山事件裁判、弁護人、傍聴客退場で信頼喪失
 


竜山殺人鎭圧の裁判が20日午後 2時にソウル中央地方法廷 417号で開かれた。しかし、弁護団が全員退場して、150人余りの傍聴客が裁判府に強く抗議して、裁判は9月1日に延期された。裁判府への信頼喪失であった。ソウル中央地方法廷刑事合意27部の審理で開かれた竜山撤去民座り込み者9人に対する公判で、検察未公開捜査記録 3千ページを公開しないまま裁判府が裁判を強行したからだ。

ハンテックグン弁護人は裁判府の裁判強行に対して、「形事訴訟法を数回読んでみても、検事が捜査記録を提出しないのが理解出来ない」、「検察の捜査記録閲覧·コピー拒否に対して憲法訴願を出した」と明らかにした。

ハン弁護士は、「今度の憲法訴願は事実上違憲提案審判請求と類似の性格を持つ。竜山事件の記録を出す出さないの問題ではなく、検察が自分に不利な記録を出さなくても良いのか、ならないのかを判断する憲裁の決定を待たなければならない」と強調した。

弁護人はまた「もう千件が超えるキャンドル事件の大部分の公判が中止された理由は、夜間キャンドル集会で処罰するのが合憲なのか違憲なのかを判断してから行うことで、竜山記録を出す問題が、合憲なのか違憲なのかの判断をするまで裁判を延期することを要求したことである」とその背景を説明した。

しかし裁判府は「もう検察が公開を拒否したことに対しては、裁判府が処理する。これ以上法廷の見解を明らかにする理由がない。弁護人と見解が違う。弁護人が弁護を拒否することなら出なさい」と退廷を命令した。

判事の言葉が終わると、弁護団全員は法廷を出て、傍聴客も「検察の捜査記録を提出しろ」といいながら退場した。
 



 

NorthKorea朝鮮の動向

北の特使弔問団、23日、「李大統領と面談」


北朝鮮の特使弔問団は訪問初日の 21日午後、金大中前大統領のイ・ヒホ夫人に会った席で、「南側の関係者を誰でも会う用意がある」と言った。

実際北朝鮮弔問団は 2泊3日の間会う人はすべて会った。最初 1泊2日であった滞留日程を一日延長しながら、李明博大統領、ギムヒョンオ国会議長、ヒョンインテック統一省長官、チョン・セギュン民主党代表、与・野党国会議員、イム・ドンウォン、丁セヒョン、チョンドンヨン、イ・ゾンソク前統一省長官など多様な南側人士に会った。訪問期間中、北朝鮮弔問団の活発な態度は「特使弔意訪問団」という地位から、南側政府と幅広くあえる権限が与えられていたことを意味した。

北朝鮮弔問団は、21日午後ソウル東橋洞キム・デジュン図書館でイ・ヒホ婦人を訪問した後、22日イム・ドンウォン氏などとあって、「私たちは金正日総書記の特使として来た。南北関係改善の任務を受けた。誰でも会ってすべての分野でこ率直に話そう」と言った。金部長は「(南北間) 政府対話もして、経済·社会·文化交流もして議員交流もしよう」と明らかにした。

北朝鮮弔問団は 23日、李明博大統領を面談して金正日総書記の口頭メッセージを伝えて、李大統領も南側政府の対北政策を説明したとしられた。キム・キナム北朝鮮労動党秘書は、この日平壌に発つ前、記者たちに「良い気持ちで帰る」と言った。




 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第308号 2009年08月24日 金大中前大統領の告別式「行動する良心を実践」
第307号 2009年08月17日 北、米韓乙支軍事演習に「我々方式で対応」
第306号 2009年08月10日 再び闘いの岐路に立っているYTN放送労組
第305号 2009年08月03日 民弁、「史上最大規模の言論法対応弁護団構成
第304号 2009年07月27日 民主党チョン代表議員辞職「メディア法無効闘争」突入
第303号 2009年07月20日 放送3社、初の同時ストライキ実施
第302号 2009年07月13日 ノ前大統領国民葬49祭、終了後も参拜客続く
第301号 2009年07月06日 野党民主党、「民主勢力統合を推進」
第300号 2009年06月29日 全教組、「第2次時局宣言」着手、3万ー5万参加予想
第299号 2009年06月22日 ノ・ムヒョン前大統領の追慕公演、聖公会大学で実施
第298号 2009年06月15日 6・15南北共同宣言9周年行進、警察阻止
第297号 2009年06月08日 五体闘志団、時局宣言「李政権、自ら退陣」要求
第296号 2009年06月01日 ノ・ムヒョン前大統領、50万の追悼式
第295号 2009年05月25日 ノ・ムヒョン前大統領の追悼行列、全国で続く
第294号 2009年05月18日 組合員死亡で貨物連帯ストライキ決議、大会で警察と衝突、376名連行
第293号 2009年05月11日 汎民連押収捜索糾弾するー拘束公安弾圧中断しろ!
第292号 2009年05月04日 「キャンドル集会1周年文化祭」、警察封鎖、200名連行
第291号 2009年04月27日 蔚山、進歩陣営候補の一本化に成功、当選確率向上
第290号 2009年04月20日 18日、「グローバル的な家父長体制」 に対抗する新しい運動の設立
第289号 2009年04月13日 金正日3期体制スタート「社会主義憲法修正」
第288号 2009年04月06日 北朝鮮のロケット発射、市民団体の意見分かれる
第287号 2009年03月30日 民主労総、国際共同の日、「G20首脳会談への代表団派遣」
第286号 2009年03月23日 現職の言論人拘束事態、言論労組「10年前の言論弾圧へ回帰」
第285号 2009年03月16日 民主労総、「非正規職期間延長は対国民詐欺劇」
第284号 2009年03月09日 「戦争と女性人権博物館」着工式開催
第283号 2009年03月02日 ストライキの言論労組「放送改悪案、廃止まで闘う」
第282号 2009年02月23日 20日、故金スファン樞機卿の葬礼ミサ、1万名参加
第281号 2009年02月16日 大統領府、「行政官個人による広報指針」認定、波紋拡散
第280号 2009年02月09日 竜山追悼集会、氾国民対策委「大規模闘いは続く」
第279号 2009年02月02日 1日、竜山惨事の国民追悼大会、「責任者処罰」
第278号 2009年01月26日  竜山惨事、「火炎瓶が原因」VS「撤去民に責任押し付け」
第277号 2009年01月19日 KBS放送局、新任社長反対の「社員行動」関係者らの罷免、解任で波紋
第276号 2009年01月12日 野党民主党「ミネルバの拘束はネット民主主義の死亡宣告」
第275号 2009年01月05日 4日、金ヒョンオ国会議長「与野党の対話と妥協案」要求、直権上程拒否


コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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