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コリアン情報ウィークリーNo:353 (2010.07.05)

ロシア、韓国合同調査団の発表に「疑問」報告


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

06月28日(月)

 「哨戒艦沈没、韓国の立場理解」韓中首脳会談で胡主席

06月29日(火)

 米国務省、韓国哨戒艦沈没、国際テロ行為ではない

06月30日(水)

 韓米連合司令官、作戦統制権延期は戦略的選択

07月01日(木)

 北朝鮮、哨戒艦沈没で新規調査への支持を国連に要請

07月02日(金)

 有事統制権移管延期受け、韓米が9日に対策協議

07月03日(土)

 在韓米軍、年内に「米韓国司令部」に転換

 


Government
政府、政党

ロシア、韓国合同調査団の発表に「疑問」報告


去る 5月31日から 6月7日まで韓国に天安艦関連事故調査団を派遣したロシア政府は,北朝鮮による攻撃の決定的証拠として韓国政府が提示した「1番魚雷」を天安艦沈沒の「犯人」とは見られないという結論を下したことが確認された。

ロシア政府は「北朝鮮のバブルジェット魚雷攻撃に天安艦が沈んだ」と発表した韓国·アメリカ政府などとは違う見解を出して、天安艦沈沒の真実を取り囲んだ論難が増幅される見込みだ。

ロシア事情に明るい複数の外交消息筋は、8日「ロシア政府は報告書で『1番魚雷』のペイントと腐食などを見るとき、魚雷が水中にあった期間に問題を申し立てた」、「これによって『1番魚雷』の出処に対しても疑問を表示した」と伝えた。

民·軍の合同調査団が、6月29日言論団体を対象にした説明会で「魚雷推進体の腐食状態は材質と部位別で最高 6倍程の腐食差があり、深海腐食期間を判断するのは難しい」「ただ,金属材質専門家が目に識別した結果、魚雷と船体の腐食位が 1〜2ヶ月経過して、似ていることと判断した」と明らかにした事がある。

特にロシア調査団はチォンアン艦隊のスクリューが曲がるなど損傷された事実に注目している。天安艦の本体が分離する以前に、他の原因でスクリューが先に毀損された可能性を申し立てたと伝わった。

この以外にも、ロシア調査団は合同調査団が提示した天安艦の爆発時点よりもっと早い時刻に天安艦が遭難信号を送った事実を把握したと知られた。まだ天安艦隊の疑惑は沈没していないようだ。

 




Mass■世論、市民運動


曹渓宗の僧侶4800名、「4大江工事中止」宣言
 


曹渓宗の僧侶4800人余りが「4大江事業の中断」を促す生命平和宣言を発表した。曹渓宗所属の僧侶の半分近くが参加したことで、特定懸案に対して僧侶たちの意志を集めたことでは韓国仏教歴史上最大の規模だ。

「4大江生命暮し仏教連帯」は、 8日、ソウル鍾路区曹渓寺で僧侶など 20人余りが参加した中で、「ムンスお坊さんの追慕と4大江開発中断を促求のための曹渓宗僧侶の生命平和宣言」の記者会見を開いた。この日宣言には曹渓宗総務院を含めて 24個地域の僧侶4812人が名前をあげた。

これらは宣言文で「今日の宣言は、4大江の事業中断と社会腐敗清算という遺言を残して焼身供養したムンス僧侶の意を受け継ぐことと同時に、まともな妥当性の調査と検証なしに推進している現政府の4大江開発事業を中断して国民的合意を導き出すことができる方案を模索しようという曹渓宗僧侶たちの切実な訴えだ」と明らかにした。

これらはまた「李明博大統領はおびただしい速度で行われている現在の4大江開発方式を直ちに中断して、特定区間1ヶ所をモデル的に指定して事業の妥当性を判断してみるという国民の合理的代案を収容しなさい」と促した。



 



 

NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮、「党中央」という表現再登場


労動新聞は来る 9月、 44年ぶりに開くことになった党代表者会議と係わった 30日の社説で「偉大な金正日同志を首班にする党中央委員会を命をかけて死守しして、『党中央』の周りに団結しなければならない」と強調した。

「党中央」という表現は過去金正日総書記が故金日成前主席の後継者として内定された後、金委員長を示す用語で使われた事がある。

金委員長は 1974年 2月 11〜13日に開かれた非公開党中央委員会全員会議で、政治委委員に任命されて、後継者に内定された。当時全員会議以後、労動新聞では「偉大な首領様の呼びかけと、『党中央』の訴えを奉じて…」と言いながら『党中央』という表現を書き始めた。

対北の消息筋は 1日「労動新聞は最近でも『党中央』という表現を過去、金委員長を回想する用語で書いた事があるが、今度出た表現は過去回想型ではないことに注目される」と指摘した。




 



コリアン情報ウィークリー(2010年)

第353号 2010年07月05日 ロシア、韓国合同調査団の発表に「疑問」報告
第352号 2010年06月28日 韓米首脳、戦作権転換の延期とFTA再調整に合意
第351号 2010年06月21日 米の李教授「韓国合同調査団の調査結果に科学的疑問点」指摘
第350号 2010年06月14日 カトリック教会、4大江事業の現場でミサ、「直ちに中断」求める
第349号 2010年06月07日 ハンナラ党、ソウルで「21対4」の惨敗
第348号 2010年05月31日 進歩新党シム候補、涙の辞退「国民参与新党・リュ候補を必ず当選」
第347号 2010年05月24日 ノムヒョン死去1周期追悼コンサート、ソウル・釜山で7万名参加
第346号 2010年05月17日 5・18光州抗争30週年、政府と遺族「別々の記念式開催」
第345号 2010年05月10日 明洞聖堂、4大江事業反対の大規模時局ミサ
第344号 2010年05月03日 MBC放送労組の「公正放送死守」スト、1ヶ月目の長期化
第343号 2010年04月26日 民主労働党・進歩新党「地方選挙、独自の道」
第342号 2010年04月19日 北、チョンアン艦沈没との関連を初めて公式否定
第341号 2010年04月12日 無罪となった韓明淑元総理「政治工作へ闘って勝利」
第340号 2010年04月05日 三星半導体で白血病で8番目の死亡、「労災認められず」
第339号 2010年03月29日 カトリック協会本部「回復不可能な環境破壊、4大江事業反対」
第338号 2010年03月22日 民主労総、対政府闘争の本格始動、27日ソウル都心で大規模の集会
第337号 2010年03月15日 金属労組、3000名が単産の工場閉鎖に連帯闘争
第336号 2010年03月08日 野5党と市民団体、選挙連合に合意
第335号 2010年03月01日 日韓市民調査団「環境破壊の4大江事業はすぐ中止すべき」
第334号 2010年02月22日 教育市民団体「無償給食」50万署名運動開始
第333号 2010年02月15日 野党単一候補・韓明淑氏、現ソウル市長に7%差
第332号 2010年02月08日 MBC放送局労組、放送掌握に対抗してストライキ賛否投票開始
第331号 2010年02月01日 ソウル主要大学の自治会、授業料引き上げに大学本館占拠
第330号 2010年01月25日 法廷、狂牛病報道「PD手帳」番組に無罪判決、保守派・検察に「衝撃」
第329号 2010年01月18日 ノムヒョン精神継ぐ「国民参与党」創党
第328号 2010年01月11日 竜山惨事葬式、決して安らげぬ故人たち
第327号 2010年01月04日 竜山惨事妥結「政府が責任認めて謝罪」で合意


 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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