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コリアン情報ウィークリーNo:357 (2010.08.02)

野党民主党、7・28補欠選挙の惨敗で、指導部総辞職


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
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世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

07月26日(月)

 韓中、政府間のFTA事前協議に向け意見交換

07月27日(火)

 韓米軍事演習3日目、対潜水艦攻撃訓練を実施

07月28日(水)

 韓米軍事演習きょう終了、次回は9月中旬以降に黄海で

07月29日(木)

 韓国、国会補選で与党勝利 李政権の運営に弾み

07月30日(金)

 国連軍と北朝鮮、来月9日に4回目の大佐級協議開催

07月31日(土)

 北朝鮮製「木箱地雷」爆発で1人死亡

 


Government
政府、政党

野党民主党、7・28補欠選挙の惨敗で、指導部総辞職


7.28の補欠選惨敗以後、その責任問題で揺れていた民主党が、 2日、結局指導部総辞職の決断を出した。この日午前、チョン・セギュン代表が公式的に辞退意思を明らかにしたが、指導部総辞職は「指導部の空白があってはいけない」と言う主流側の主張と、総辞職を要求する非主流側の主張が対立して結論を下すことができなかった状態だった。

民主党はこの日の夕方、最高委員会を開いて、激論あげく鄭代表と共に他の最高委員たちも一括辞退することを決めたとノヨンミン代弁人が伝えた。これによって 8月末や 9月初に行われる全党大会の前までは、臨時指導部で非常対策委員会を立ち上げることにした。

この日の最高委員会では、指導部が一括事態しないと全党大学へ不参を表明していた非主流側の要求が反映されたと言える。

非常対策委員会は、パク・チウォン院内代表を委員長に、 11人で構成する事にした。

鄭代表が退いて非常対策委体制が構成されることによって、民主党は次期の党権レースが本格化されるように見られる。次期代表選挙には、チョン・セギュン代表、チョン・ドンヨン、孫ハクキュ常任顧問、パク・ズソン、チョンジョンベ議員などが出馬するとみられる。

韓国国会の再・補欠選挙は28日、全国8選挙区で実施され、与党ハンナラ党がソウル市の選挙区などで5議席を獲得し、最大野党・民主党は地盤の南部・光州市の選挙区などの3議席獲得にとどまった。

 




Mass■世論、市民運動


30日、社会元老による「4大江事業中断」記者会見
 


「4大江事業中断」を要求する環境団体の活動家らによるイポ·ハムアンの橋の占拠座り込みが、9日目に入った中、市民社会の元老たちが彼らの安全保障と4大江の事業中断を促した。

宗教界·言論界·学界·市民社会など約30名の体表団は、 30日午前、ソウル光化門広場で記者会見を開いて、「李明博大統領は生命の川を守りなさいという国民の要求に回答しなさい」と4大江事業の即刻な中断を促した。

彼らは声明で「環境活動家らによる現場座り込みを始めてから 9日目になる今日までも、青瓦台は態度の変化を見せていない」、「洪水の時期にもかかわらず、4大江事業は続いているし、地方自治団体長が事業に対する愼重な検討の必要性を力説しているのに、干渉するなと大統領が面駁を与えている」、「環境活動家らの座り込みが長くなると、彼らの健康ももっと悪くなるはずで、青瓦台は4大江の出口から遠くなる」と警告した。

彼らは、「環境活動家らが自ら補に上がったが、結局彼らをそこまで押したのは、4大江事業の恐ろしい速度と破壊的結果だった」、「彼らが補から下るように安全措置を取って対話を通じて無事帰還を誘導しなければならない」と主張した。

彼らは、また、△法定洪水期間の間、 4大江事業を中断すること △4大江事業の点検のための民·管共同機構を構成すること △国会内『4大江事業憲章のための特別委員会」を設置すること △大統領と市民社会代表たちの面談を実施することなどを政府に要求した。

この日発表した声明には白楽晴ソウル大名誉教授、キム・ジョンウクソウル大教授、キム・サングン 6.15共同宣言実践南側委員会代表、申庚林詩人、ムンギュヒョン神父、ジョンヨンジュ前韓国放送(KBS) 社長、チェヨル環境財団代表、など各界人士 30余人が名前をあげた。



 



 

NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮「西海岸訓練に物理的な打撃で鎮圧」


北朝鮮軍は、3日、韓国軍の西海岸での海上射撃訓練の計画に対して、「力強な物理的対応打撃で鎮圧する」と明らかにした。

北朝鮮軍はこの日、「戦線西部地区司令部」名義の通告文を通じて、「8月にはいってもペクリョン島、大青島、ヨンピョン島の隣近水域で、地上、海上、水中打撃手段らを動員して行なおうとする傀儡軍部好戦者の海上射撃騷動は、単純な訓練ではなく神聖なわが共和国の領海に対する露骨的な軍事的侵攻行為」といった。

通告文は、「われらの自衛的な対応打撃が予見されることと係わって、西海 5個島隣近水域で漁船らを含んだすべての民間船舶らは逆賊らが設定した海上射撃区域に入らないことを前もって知らせる」と付け加えた。

韓国側は天安艦事件への対応措置の一環として陸海空軍と海兵隊が参加する合同対潜水艦訓練を 8月5~9日、西海で実施する予定だ。この期間中には、ペンリョン島とヨンピョン島近海では、艦砲·水中射撃及び K-9 自走砲などの射撃が行なわれる予定だ。

合同参謀本部の当局者は北朝鮮の脅威に対して「すべての訓練は北方境界線(NLL) 以南の私たちの海域で実施されること」、「北朝鮮は自分の主張に先立って、まず天安艦の被撃事態を犯したことを自ら率直に認めて謝らなければならない」と言った。

北は南側の軍事訓練に対応して砲射撃訓練を実施することができるという観測が出ているが、米国の金融制裁が強化されている中、それ以上の対応も考えられる。



 



コリアン情報ウィークリー(2010年)

第357号 2010年08月02日 野党民主党、7・28補欠選挙の惨敗で、指導部総辞職
第356号 2010年07月26日 時局宣言教師への懲戒留保、「キム教育監、無罪」
第355号 2010年07月19日 環境運動連合、「4大江工事反対」で工事現場占拠座り込み
第354号 2010年07月12日 韓国政府、「哨戒艦総合報告書の公開しない」
第353号 2010年07月05日 ロシア、韓国合同調査団の発表に「疑問」報告
第352号 2010年06月28日 韓米首脳、戦作権転換の延期とFTA再調整に合意
第351号 2010年06月21日 米の李教授「韓国合同調査団の調査結果に科学的疑問点」指摘
第350号 2010年06月14日 カトリック教会、4大江事業の現場でミサ、「直ちに中断」求める
第349号 2010年06月07日 ハンナラ党、ソウルで「21対4」の惨敗
第348号 2010年05月31日 進歩新党シム候補、涙の辞退「国民参与新党・リュ候補を必ず当選」
第347号 2010年05月24日 ノムヒョン死去1周期追悼コンサート、ソウル・釜山で7万名参加
第346号 2010年05月17日 5・18光州抗争30週年、政府と遺族「別々の記念式開催」
第345号 2010年05月10日 明洞聖堂、4大江事業反対の大規模時局ミサ
第344号 2010年05月03日 MBC放送労組の「公正放送死守」スト、1ヶ月目の長期化
第343号 2010年04月26日 民主労働党・進歩新党「地方選挙、独自の道」
第342号 2010年04月19日 北、チョンアン艦沈没との関連を初めて公式否定
第341号 2010年04月12日 無罪となった韓明淑元総理「政治工作へ闘って勝利」
第340号 2010年04月05日 三星半導体で白血病で8番目の死亡、「労災認められず」
第339号 2010年03月29日 カトリック協会本部「回復不可能な環境破壊、4大江事業反対」
第338号 2010年03月22日 民主労総、対政府闘争の本格始動、27日ソウル都心で大規模の集会
第337号 2010年03月15日 金属労組、3000名が単産の工場閉鎖に連帯闘争
第336号 2010年03月08日 野5党と市民団体、選挙連合に合意
第335号 2010年03月01日 日韓市民調査団「環境破壊の4大江事業はすぐ中止すべき」
第334号 2010年02月22日 教育市民団体「無償給食」50万署名運動開始
第333号 2010年02月15日 野党単一候補・韓明淑氏、現ソウル市長に7%差
第332号 2010年02月08日 MBC放送局労組、放送掌握に対抗してストライキ賛否投票開始
第331号 2010年02月01日 ソウル主要大学の自治会、授業料引き上げに大学本館占拠
第330号 2010年01月25日 法廷、狂牛病報道「PD手帳」番組に無罪判決、保守派・検察に「衝撃」
第329号 2010年01月18日 ノムヒョン精神継ぐ「国民参与党」創党
第328号 2010年01月11日 竜山惨事葬式、決して安らげぬ故人たち
第327号 2010年01月04日 竜山惨事妥結「政府が責任認めて謝罪」で合意


 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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