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コリアン情報ウィークリーNo:414 (2011.09.05)

労働者の永遠の母さん、全泰壹の隣に安置


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

08月29日(月)

 韓中日地方政府交流会議、全羅北道・扶安で開幕

08月30日(火)

 韓国政府の慰安婦問題静観は違憲、憲法裁判所

08月31日(水)

 韓米FTA、批准案上程めぐり韓国与野党間で衝突も

09月01日(木)

 韓国・ロシア首脳会談検討、送ガス管事業が主要議題

09月02日(金)

 米CSIS所長「韓米同盟は米の最も強力な同盟」

09月03日(土)

 日本新内閣発足、韓国政府「未来志向的関係に期待」

 


Government
政府、政党

韓国政府の慰安婦問題静観は違憲、憲法裁判


韓国の憲法裁判所は30日、旧日本軍によって従軍慰安婦にされた被害者の賠償請求権について、韓国政府が何の措置も講じなかったのは憲法に違反するとの判断を下した。

被害者は、慰安婦の賠償問題について韓国政府が1965年の韓日請求権協定(財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する大韓民国と日本国との間の協定)に関する問題として何もしなかったことを「不作為」だと主張。

これによって、基本的人権を侵害されたと憲法裁判所に訴えていた。

この日、同裁判所は「韓国政府が何の措置も取らなかったのは被害者の基本的人権の侵害にあたり、憲法にも違反している」という憲法訴願審判請求で、6(違憲)対3(合憲)の裁判官意見で、違憲と判断した。



 



Mass■世論、市民運動


労働者の永遠の母さん、全泰壹の隣に安置
 


70年11月13日、韓国の労働問題を知らせながら焼身自殺していた全泰壱。そのお母さん、李小仙氏が、9月2日なくなった。

9月5日、故李小仙オモニの足跡をたどって歩くイベントに続き、6日の午後7時には『追慕の夜』行事が行なわれた。

この日の朝、お母さんの遺影は『希望バス』と共に釜山市影島の韓進重工業85号クレーンへと向かった。

全国各地で『追慕の夜』が開かれた中で、ソウル大病院葬儀場の前でも300人ほどの市民が集まって、亡くなった母さんを追慕した。

9月8日、午後3時20分頃に路祭を終えた葬儀の行列は、磨石牡丹公園に続いた。

全泰壱橋で息子と会ったお母さんの足は、息子が眠る磨石へと向かった。

40余年間、息子の「私の死を無駄にするな。労働者は機械ではない」という最後の言葉を胸に抱いて生きてきたお母さんは、息子が眠る後側に場所が用意された。

李小仙オモニと清渓被服労働組合を作り、共に戦った全泰壹烈士の友人は、「キム・ジンスクには本当に申し訳ない... 君があの高いクレーンで命をかけているのに、私は延命している... 本当に申し訳ない」というお母さんの言葉を伝えた。

下棺式と共に参席者は静かに『イムのための行進曲』と『同志』を歌い、お母さんの行く道を見送った。

路祭で弔辞をしたキリュン電子の組合員たち、双竜車の組合員たち、韓進重工業の組合員たちが、お母さんの行く手に自分たちが戦ってきた物品をそなえ、遺族は「お母さんの意を墓地に埋めるのではなく、闘争の意志を持ち帰って戦ってほしい」と伝えた。キム・ヨンフン民主労総委員長とイ・ヨンドク韓国労総委員長が「非正規職撤廃のために戦う」と約束し、小物を抱いていった。

イ・ヘハク牧師は「70年代、全泰壹は自分の身をたいまつのように燃して韓国の暗黒を追い払った。息子の精神、復活の精神で生きてきたお母さん、マリアは労働解放と貧民、学生、民主化先頭に率先して残すことなく世の中を生きてきた。お母さんを見て、その時多くを学んだ」とし、祈った。

参席者は、ときおり涙を拭いつつ、お母さんがあれほど望んだ差別ない世の中、労働者が主人になる世の中で暮らすと約束した。キム・ヨンフン民主労総委員長は、「残った人々がお母さんを送って差し上げ、悲痛な涙ではなく労働者が一つになれというお母さんの意を実現する」と約束した。

  

 

 



 


NorthKorea朝鮮の動向

金剛山テストツアースタート、「万景峰号」出航へ


北朝鮮の羅先と金剛山を往来する国際観光団の海上観光がスタートしたと、朝鮮中央通信が30日に報じた。

羅先市で同日、金剛山特区のテストツアーに向けた国際観光団の出航式が開かれた。観光団は貨客船「万景峰号」に乗り5日間の日程で、金剛山を観光するという。

かつて在日朝鮮人の帰還事業などに使用された「万景峰号」は31日に江原道・高城港に入港する予定だ。今回のツアーには日本、米国、英国、中国などの投資企業人や観光関係者ら数十人に加え、日本の朝日新聞、米AP通信、英ロイター通信などが参加したとされる。

一方、朝鮮中央通信は複数の企業家が羅先市が推進している観光資源開発に関心を示しており、共同開発を提案していると伝えた。







コリアン情報ウィークリー(2011年)

第414号 2011年09月05日 労働者の永遠の母さん、全泰壹の隣に安置
第413号 2011年08月29日 済州カンジョン村、警察投入し基地反対住民を本格鎮圧
第412号 2011年08月22日 済州海軍基地の全面白紙化のための市民行動開始
第411号 2011年08月15日 1万名、「希望時局大会」 開催
第410号 2011年08月08日 20日、各界各層人士 413人「8.20希望時局大会」宣布
第409号 2011年08月01日 「8・15良心囚赦免・公安弾圧中止」記者会見開催
第408号 2011年07月25日 高空座り込み200名、韓進重金指導員へ連帯メッセージ
第407号 2011年07月18日 「希望時局会議200」、韓進重工業の前で開催
第406号 2011年07月11日 韓進重工業事態、2次希望バースで約1万名が金指導員支援で終結
第405号 2011年07月04日 明洞再開発反対対策委発足、「第2の龍山惨事になってはいけない」
第404号 2011年06月27日 金属労組、韓進重工業非解雇者復帰宣言
第403号 2011年06月20日 民主労働党「進歩新党との統合案、可決」
第402号 2011年06月13日 2万大学生・市民、再びキャンドル集会開始
第401号 2011年06月06日 大学生連合、半額授業料実現のキャンドル集会続く、同盟休業投票も
第400号 2011年05月30日 民主労働党と進歩新党統合、9月まで新党建設
第399号 2011年05月23日 ノムヒョン前大統領死去2周年、追悼集会開催
第398号 2011年05月16日 光州31周年記念式、「ニムのための行進曲」再び響く
第397号 2011年05月09日 進歩改革勢力単一政党推進「福祉国家国民運動本部」出帆
第396号 2011年05月02日 韓-EU FTA、野党民主党の黙認の中、通過
第395号 2011年04月25日 ゴリ原発1号基「やめなさい」デモ
第394号 2011年04月18日 言論労組、6月末公正放送死守ゼネスト決議
第393号 2011年04月11日 市民団体「言論検閲法案反対」
第392号 2011年04月04日 民主労総委員長も「専従者賃金」受けられず、労組の財政難加重
第391号 2011年03月28日 三星半導体犠牲者、朴チヨン1周期追悼会開催
第390号 2011年03月21日 天安艦隊沈没1周年、市民団体「徹底的な再調査及び検証」を要求
第389号 2011年03月14日 「進歩教育監、学生人権条例、あっても効果なし」
第388号 2011年03月07日 民主労総中心の常設民衆連帯(準) 17日出帆
第387号 2011年02月28日 清掃労動者、8日ゼネスト「貧困、堪えることができない」
第386号 2011年02月21日 補欠選挙、野4党+市民4団体連帯合意
第385号 2011年02月14日 社会運動団体「25日、李政権3年審判、国民行動」発表
第384号 2011年02月07日 現代車非正規職支会、第2次闘争決議
第383号 2011年01月31日 GM大宇労-使、非正規職解雇者の全員復職合意
第382号 2011年01月24日 ハンジン重工業・大宇自販の「整理解雇」、労働者ら「退く所ない」

第381号 2011年01月17日 「保守言論放送」を阻止する市民運動の本格化
第380号 2011年01月10日 大学非正規職闘争、学生と掃除労働者の連帯拡散
第379号 2011年01月03日 GM大宇など非正規職支部、2011年非正規職闘争宣布




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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