To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:466 (2012.9.03)

民主統合党大選挙予備選、
文ジェイン氏が6連勝、光州選挙が分水嶺


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
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 Calendar
カレンダー 

 

08月27日(月)

 韓国政府 慰安婦問題タスクフォース会議で対策議論

08月28日(火)

 韓国政府 野田首相の「慰安婦発言」を非難

08月29日(水)

 安倍元首相「過去謝罪の談話すべて修正」

08月30日(木)

 中国「日本は韓国慰安婦に死後にも屈辱を与えている」

08月31日(金)

 韓米合同軍事演習が終了 「韓国防衛の準備は万全」

09月01日(土)

 韓国、慰安婦問題の国連総会提起も、野田首相の「証拠ない」発言に反発

 


Government
政府、政党

民主統合党大選挙予備選、文ジェイン氏が6連勝、光州選挙が分水嶺


ムン·ジェイン民主統合党の大統領選予備選挙候補が最初首都圏投票が行われた仁川で勝利し、6連勝を走った。

文候補は2日、仁川地域の予備選挙で5928票(50.09%)を得て1位を占めた。孫鶴圭候補は3143票(26.56%)、金ジェグァン候補は1976票(16.70%)、丁世均候補は787票(6.65%)を得た。

仁川地域の総投票率は47.87%と集計された。今まで行われた6カ所の巡回投票を合算した結果、文候補は5万221票を獲得し、得票率46.15%を記録した。2位孫候補とは2万2162票、20.37%ポイントの差を見せた。

非ムン·ジェイン候補者たちは、この日の予備選挙で文候補への攻勢を一層つよめた。

一日先立って開かれた全北地域選挙で文候補が37.54%の得票率を記録して合算の結果、初めて過半数を切って、決選投票の可能性が見えてきたからである。

一方、大統領選予備選挙候補らは3日「光州選挙」に死活をかけている。

光州・全羅南道の選挙人数は、14万人で、現在までの予備選挙が行われた地域選挙人団のうち最大規模だ。選挙人団を対象にしたモバイル投票と巡回投票がそれぞれ4〜5日、6日に行われる。

特に光州・全南選挙は決選投票を計る重要な地域であることでその結果に関心が集中している。

2002年の民主党大統領予備選挙など重要節目ごとに「戦略的選択」をしてきた湖南の民心がどこに向かうのか感心の焦点である。

6連勝をおさめたムン·ジェイン候補側は光州・全南で得票率がどれだけ出てくるかによって、決選投票にいくかどうかが決まることで、全力を尽くしている。
現在の累積得票率は46.15%で決選投票が行われる可能性もある。

累積得票率2位の孫鶴圭候補側は光州・全南選挙で善戦すると、決選投票まで行くことができるという切迫感の中ですべての力量を注いでいる。
光州の投票結果は、首都圏の票にも影響を及ぼす可能性が高いということで、文候補の累積得票率を最大限に引き落として、安定した決選投票を目標にしている。

3位のギムドグァン候補も光州・全南選挙で2位に飛び上がって、決選投票に行くことへの期待を高めている。



 

韓国政府、野田首相の「慰安婦発言」を非難


韓国外交通商部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は28日の定例会見で、野田佳彦首相が旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる「河野談話」に言及したことと関連し、「過去の謝罪と反省を無効化する行為だ」と非難した。

野田首相は27日に参院予算委員会に出席し、慰安婦問題に対し「おわびと反省」を表明した1993年の河野洋平官房長官談話に言及。慰安婦について、「強制連行したとの記述を文書で確認できず日本側の証言もない」と説明した。

趙報道官は野田首相の発言を非難するとともに、「日本政府は苦痛を強いた事実をしっかりと認識し、歴史に謙虚な姿勢を見せるべき」と述べた上で、被害者が納得できるような誠意ある措置を取るべきだと主張した。

また、1996年と2003年の国連人権理事会特別官報告書や1998年の国連人権小委員会報告官報告書などに言及し、慰安婦問題は国際社会が認める普遍的な人権問題だと強調した。さらに慰安婦問題を再び国連総会に提起することについても、「可能性は排除できない」と述べた。

一方、日本政府が独島領有権問題について国際司法裁判所(ICJ)への共同提訴を提案したことに関連しては、これに反論する外交文書(口上書)を今週中に日本側に送る方針を示した上で、あらためて「われわれはICJに提訴する理由もなければ、提訴もしない」と述べた。

外交通商部の趙泰永(チョ・テヨン)報道官は24日、「歴史的、地理的、国際法的に明白な韓国固有の領土の独島に対し(日本首相が)不当な領有権主張を繰り



Mass■世論、市民運動


統合進歩党の事実上分党手順


統合進歩党が最後まで内紛事態の解決の道を探せないまま事実上分党の手順に入った。

統合進歩党は3日、国会で最高委員会を開いたが、革新的な再結党の案件に合意に至ることができず、6日に予定さ中央委員会も霧散した。
これに新党権派内の各派閥はそれぞれ離党準備に入った状況だ。

双方は、最後までイソッキ議員、ギムジェヨン議員の辞任問題に対する異見を克服できなかった。

旧党権派側のユソンヒ最高委員は、「二人の議員辞退問題に関しては、党内手続きを踏んできたし、議員団で最終除名案が否決された状況であることを認めて尊重しなければならない」とし、「党を正常化し、進歩政党の本来の役割を果たすことを要求する」と述べた。

これに対して新党権派側のチョン·ホソン最高委員は、「党員の意思が一人によって転覆されたという事実を尊重しろと強要することはできない」とし、「今日までどのように行動すべきかをすべての変数を考慮してきたが、もう決断を下したい」と語った。

姜基甲代表は「今日の最高委員らの発言を通って現れたように、何の解決策も見つからなかった」と事実上、党再生のためのすべての努力が失敗に終わったことを認めた。

彼は引き続き「国民と党員たちに大罪を犯した気持ちで百倍謝罪し、この瞬間から絶食で贖罪する時間を送りたい」と強調した。


 



NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮の軽水炉建設「重大な進展」、IAEA報告書


DPA通信によると、国際原子力機関(IAEA)は30日、北朝鮮が寧辺核施設で進めてきた実験用軽水炉の建設工事が大きく進んだと明らかにした。

IAEAはこの日公表した報告書で、「軽水炉の建屋上部にドームが設置された。内部に機器設備を設置した可能性があり、冷却システムは既に備えた状態で、これは重大な進展」と指摘した。

北朝鮮は2003年に核拡散防止条約(NPT)を脱退し、2009年にIAEAの査察団を国外追放している。これを受け、IAEAは衛星を通じ監視を続けてきた。

米民間研究機関・科学国際安全保障研究所(ISIS)が6月初めに公開した衛星写真では軽水炉の建屋上部にドームは確認されなかった。ただ、英軍事週刊誌のジェーンズ・ディフェンス・ウィークリーは21日、6日に撮影された衛星写真を分析した結果、ドームが設置されたことを確認したと報じている。




コリアン情報ウィークリー(2012年)

第466号 2012年09月03日  民主統合党大選挙予備選、文ジェイン氏が6連勝、光州選挙が分水嶺
第465号 2012年08月27日  インターネット実名制違憲、問題は選挙実名制
第464号 2012年08月20日  現代車非正規職、「非正規職が参加する特別交渉」要求
第463号 2012年08月13日  民主労総、「統合進歩党への支持撤回を決定」
第462号 2012年08月06日  金属労組第3次ストライキ、10万人以上参加
第461号 2012年07月30日  結局二つに別れる進歩党、新党権派「新党創党へ」
第460号 2012年07月23日  大統領有力候補の安哲秀氏、本出版で事実上出馬表明
第459号 2012年07月16日  李民主代表「10月にアン·チョルス 、統合進歩党の3者による最終一本化」
第458号 2012年07月09日  統合進歩党、新代表に姜基甲「革新を続ける」
第457号 2012年07月02日  日韓軍事情報協定推進の波紋拡大広がり
第456号 2012年06月25日  セヌリ党と民主党、統合進歩党の議員2名除名の推進に合意
第455号 2012年06月18日  最大野党の大統領選候補ムンジェイン、出馬宣言

第454号 2012年06月11日  韓米FTA、ISD協議は韓国案が提案されてから検討
第453号 2012年06月04日  第21回民族民主烈士·犠牲者の汎国民追慕祭「6・10民主化運動継承」

第452号 2012年05月28日
  貨物・建設労組、6月末ゼネスト闘争に突入

第451号 2012年05月21日
  日帝徴用者の個人請求権を認める

第450号 2012年05月14日
  統合進歩党、結局2重権力体制へ

第449号 2012年05月07日
  統合進歩党中央委員会、衝撃の暴力事態

第448号 2012年04月30日  統合進歩党、「比例代表選出の不正選挙」認定で波紋

第447号 2012年04月23日  再び始まる米産牛肉輸入反対のためのキャンドル集会

第446号 2012年04月16日  21日、双龍車汎国民追慕大会「生きて工場に帰ろう」

第445号 2012年04月09日  スト中のMBC労組の個人財産の仮差押え、「最悪の労組殺し」

第444号 2012年04月02日  総選挙、首都圏40〜50ヶ所混戦状態、週末の総力戦

第443号 2012年03月26日  統合進歩党、「野党連帯の影響があれば20席以上も可能」

第442号 2012年03月19日  総選挙中間発表、野党「3ヶ月で30議席失った」

第441号 2012年03月12日  安哲秀、放送3社ストライキ支持

第440号 2012年03月05日  海軍、済州道の基地建設開始

第439号 2012年02月27日  朴ソウル市長の息子の兵役免除、再検診で疑惑晴れる

第438号 2012年02月20日  MBC労組ストライキコンサート、「公正放送取り戻そう」

第437号 2012年02月13日  15日、核安保首脳会議への「対抗行動」発足

第436号 2012年02月06日  民主労総、総選挙方針をめぐって意見対立

第435号 2012年01月30日  大選野党候補支持率、ムン・ゼイン、初めて安哲秀を追い越し

第434号 2012年01月23日  MBC放送ストライキ決定、30日実行

第433号 2012年01月16日  慶州地域団体「月城1号機閉炉し、核廃棄物場工事中断しろ」

第432号 2012年01月09日  現代車労組、焚身をめぐって一部ライン作業中断

第431号 2012年01月02日  選管委HPへのサイバーテロ問題で、大学生の時局宣言続く




コリアン情報ウィークリー(2011年)

第430号 2011年12月26日  28日、金正日総書記告別式開催




コリアン情報ウィークリー(2010年)

第378号 2010年12月27日 法院「時局宣言教師への解任処分は違法」

 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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