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コリアン情報ウィークリーNo:358 (2010.08.09)

40代総理内定、長官級9名交替


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

08月02日(月)

 韓米が「対北朝鮮制裁原則」共感、非核化に焦点

08月03日(火)

 韓国軍の黄海訓練に「物理的打撃」、北朝鮮が警告

08月04日(水)

 韓国軍単独の対潜水艦訓練、黄海で開始

08月05日(木)

 韓国がイラン独自制裁を推進、関係官庁が検討に着手

08月06日(金)

 米原子力空母、黄海での韓米合同軍事演習にも参加

08月07日(土)

 韓国、開城工業団地の労働者、5%賃上げで北朝鮮側と合意

 


Government
政府、政党

40代総理内定、長官級9名交替


李明博大統領は8日、新しい国務総理候補者に金テホ(48)前慶尚南道知事を内定して、長官級9人を入れ替る改閣をした。

金総理候補者は36歳に慶南道議員、40歳に全国最年少民選郡首をして、42歳に慶南道知事に当選して連任した。40代総理誕生は1971年当時、45歳だったキム・ゾンピル総理以後39年ぶりだ。大統領府は、「農民の息子として立志伝的人物である金候補者は地域•世代•階層間の疎通と統合のリーダーシップを発揮しながら、内閣に活力と躍動性を吹き入れることを確信する」と人選背景を明らかにした。

李大統領はまた、党・政・野党との調律を担当する特任長官候補者として「李明博の男」と呼ばれる李ジェオ(65) ハンナラ党議員を内定した。李候補者は去る7•28補欠選に当選して院内に復帰してから、政権の要職に抜擢されたのである。

農林水産食品部長官にはパク・グンヘ前ハンナラ党代表秘書室長を勤めたユゾンボック(53)ハンナラ党議員、保健福祉部長官にはジンスヒ(55)ハンナラ党議員、雇用労動部長官にはボクジェワン(55)前青瓦台国政企画首席、知識経済省長官には李ゼフン(55)前知識経済省第2次官が候補者に内定された。

大統領付は、李大統領就任以後最大幅である今回の改閣で「世代交代」「疎通と統合」「親庶民中途実用強化」の基調を反映したと明らかにした。

実際に総理が 64歳から 48歳に若くなることで世代交代象徴性が大きくなっているし、特に金総理候補者は次期大統領候補でも挙論されていることで、次期の権力構図にも関心が集まる。




Mass■世論、市民運動


4大江工事反対座り込み、台風で解除
 


「4大江事業の中断」を促して、洛東江咸安補工事現場のタワークレーンで高空座り込みをして来た環境団体活動家2人が、10日午後座り込みを解除してタワークレーンから降りた。占拠座り込み20日目だった。

先月22日からタワークレーン座り込みに突入した李ハンモン環境運動連合事務局長とチェスミン釜山環境運動連合事務局長は台風による安全上の理由で座り込み解除を訴える市民・社会団体などの要求に応じてこの日午後7時頃タワークレーンから降りた。

彼らは前日まで「自然と対立することができないから台風が恐ろしいことは事実だが、台風よりもっと恐ろしいことは4大江工事だ」と言いながら、政府が工事中断などの要求事項を収容しない限り座り込みを続けるという意志を明らかにしていた。市民•社会団体代表者10余人がこの日6時30分頃座り込み現場に入って彼らを説得する過程で座り込み解除を決心したように見られる。

ギムドガン慶南道知事もこの日午後咸安補を訪れて、「台風がくるので、もう降りて闘うほうがいい」と座り込み解除を頼んだ。

20日ぶりに地を踏んだチェスミン事務局長は「李明博大統領は歴史に汚名を残してはいけない」「台風によって意味を果たすことができずに降りてきて胸が痛む」と心境を明らかにした。

また李ハモン事務局長は「これから4大江事業を阻むのに渾身の力をつくす」、「大統領は国民が何を願っているのか、考え直さなければならない」と付け加えた。


 

NorthKorea朝鮮の動向

北、韓国の西海合同訓練にNLL近くて海岸砲射撃


韓国合同参謀本部は9日、北朝鮮が西海北方境界線(NLL) 近くの海へ海岸砲130発をうったと明らかにした。砲弾は北方境界線以北に落ちて、韓国側の被害はなかったという。

合同参謀関係者はこの日「午後5時30分から3分間、西海ペンリョン島北の孤峰浦北方境界線隣近海上で、10発が発射され、午後5時52分から6時14分まで、ヨンピョン島前北方境界線隣近海上で、120発が打たれた」「砲声が聞こえて、海上に大きい水柱が観測されて、北朝鮮軍が海岸砲射撃をしたことと判断した」と言った。

この関係者は「北朝鮮の海岸砲射撃は5−9日に行なわれたわが軍の西海合同訓練に対する対応と見える」と言った。北朝鮮は西海合同訓練に対して何回も対応打撃を言い放った事がある。

韓国軍の西海訓練は、潜水艦探索撃滅訓練、海岸砲対応訓練などを行なって、この日午後5時に終わった。北朝鮮軍は韓国軍の西海訓練が終わってから30分後に海岸砲射撃で対応した。北朝鮮の海岸砲射撃当時、訓練を終えた韓国軍の陸海空全力は復帰するところだったという。


 



コリアン情報ウィークリー(2010年)

第358号 2010年08月09日 40代総理内定、長官級9名交替
第357号 2010年08月02日 野党民主党、7・28補欠選挙の惨敗で、指導部総辞職
第356号 2010年07月26日 時局宣言教師への懲戒留保、「キム教育監、無罪」
第355号 2010年07月19日 環境運動連合、「4大江工事反対」で工事現場占拠座り込み
第354号 2010年07月12日 韓国政府、「哨戒艦総合報告書の公開しない」
第353号 2010年07月05日 ロシア、韓国合同調査団の発表に「疑問」報告
第352号 2010年06月28日 韓米首脳、戦作権転換の延期とFTA再調整に合意
第351号 2010年06月21日 米の李教授「韓国合同調査団の調査結果に科学的疑問点」指摘
第350号 2010年06月14日 カトリック教会、4大江事業の現場でミサ、「直ちに中断」求める
第349号 2010年06月07日 ハンナラ党、ソウルで「21対4」の惨敗
第348号 2010年05月31日 進歩新党シム候補、涙の辞退「国民参与新党・リュ候補を必ず当選」
第347号 2010年05月24日 ノムヒョン死去1周期追悼コンサート、ソウル・釜山で7万名参加
第346号 2010年05月17日 5・18光州抗争30週年、政府と遺族「別々の記念式開催」
第345号 2010年05月10日 明洞聖堂、4大江事業反対の大規模時局ミサ
第344号 2010年05月03日 MBC放送労組の「公正放送死守」スト、1ヶ月目の長期化
第343号 2010年04月26日 民主労働党・進歩新党「地方選挙、独自の道」
第342号 2010年04月19日 北、チョンアン艦沈没との関連を初めて公式否定
第341号 2010年04月12日 無罪となった韓明淑元総理「政治工作へ闘って勝利」
第340号 2010年04月05日 三星半導体で白血病で8番目の死亡、「労災認められず」
第339号 2010年03月29日 カトリック協会本部「回復不可能な環境破壊、4大江事業反対」
第338号 2010年03月22日 民主労総、対政府闘争の本格始動、27日ソウル都心で大規模の集会
第337号 2010年03月15日 金属労組、3000名が単産の工場閉鎖に連帯闘争
第336号 2010年03月08日 野5党と市民団体、選挙連合に合意
第335号 2010年03月01日 日韓市民調査団「環境破壊の4大江事業はすぐ中止すべき」
第334号 2010年02月22日 教育市民団体「無償給食」50万署名運動開始
第333号 2010年02月15日 野党単一候補・韓明淑氏、現ソウル市長に7%差
第332号 2010年02月08日 MBC放送局労組、放送掌握に対抗してストライキ賛否投票開始
第331号 2010年02月01日 ソウル主要大学の自治会、授業料引き上げに大学本館占拠
第330号 2010年01月25日 法廷、狂牛病報道「PD手帳」番組に無罪判決、保守派・検察に「衝撃」
第329号 2010年01月18日 ノムヒョン精神継ぐ「国民参与党」創党
第328号 2010年01月11日 竜山惨事葬式、決して安らげぬ故人たち
第327号 2010年01月04日 竜山惨事妥結「政府が責任認めて謝罪」で合意


 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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