To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:372 (2010.11.15)

「現代」自動車、非正規職組合員800名ストライキ


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

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カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

11月08日(月)

 韓国のPSIオペレーション専門家会合参加、北が非難

11月09日(火)

 G20控えた韓国の北朝鮮対策、北メディアが強く批判

11月10日(水)

 <G20>国連総長が訪韓、国連とG20の協力必要性を強調

11月11日(木)

 米韓、FTA締結に向けた詰めの交渉で合意できず

11月12日(金)

 韓米FTA、継続協議の日程など意見交換

11月13日(土)

 韓国・チリ首脳会談、FTA発展策の模索で一致

 


Government
政府、政党

野党、政府の密室FTA交渉を批判


韓米自由貿易協定(FTA)の再交渉が決裂した。与・野党など政治権では政府の「密室交渉」を批判する声が高くなっている。

ナム・キョンピル国会外交通商統一委員会委員長(ハンナラ党議員)は12日、SBSラジオ番組で「今のように秘密主義に一貫すれば不透明で疎通不在な交渉過程のため批准拒否を自ら招くことがありうる」と政府の交渉態度を批判した。

野党も政府の交渉態度を強く批判した。パク・チウォン民主党院内代表は平和放送ラジオ番組で「アメリカの最大の関心事が自動車と牛肉ということを全国民が知っているのに政府だけ知らなかったということはあきらかに嘘」と指摘。「国民の健康権にかかった問題であるだけに密室でなく国民•野党とともに論議しながら交渉を進めるべき」と主張した。

民主労動党も論評を出して「政府はもう(アメリカに)譲歩をしておいて、時間稼ぎをしているのではという疑問すら起こる」と話して「直ちに牛肉収入交渉がの真相を一つ一つ明らかにしなければ」と要求した。

密室交渉を阻むための制度的装置を作るべきとの主張も出た。進歩新党は論評を通じて 「密室交渉を阻もうとすれば常任委に留まっている通商手続き法を直ちに制定しなければならない」と主張した。

18代国会の初期、通常交渉過程に国会報告や公庁会開催など世論収集を義務化する内容の通商手続き法を処理することが合意されたが、政府の反対と与党の無誠意で2年以上も常任委に留まっている。

 



Mass■世論、市民運動


「現代」自動車、非正規職組合員800名ストライキ
 


現代車非正規職支会は15日午後 9時、夜間組が全面ストライキにに入り、昼間の組組合員たちが占拠している1工場 CTS(ドア脱着) 工程まで進入、1部生産ラインを完全占拠した。

午後9時40分頃、4工場非正規職組合員たちが1工場出入りを阻んでいる会社側の管理者たちの沮止線を破って1工場への進入に成功したし、CTS工程を占拠していた昼間組組合員たちと合流した。

午後 10時以後、残りの非正規職支会組合員たちも1工場進入に成功、800人余りの組合員たちが1部ドア作業場を占領したまま会社の管理者たちと対置している。工場 11ラインと 12ラインはすべて止まった。

現代車の非正規職支会関係者は「ストライキ経験がない非正規職組合員たちを最初から暴力で押えてストライキ拡散を阻もうと思った現代車と警察の事前共謀は見事に崩された」 「現代車管理者たちの殺人的な暴力蛮行にも闘いを訴えるドンソン企業の組合員たち、ドンソン企業の訴えに喜んで工場占拠ストライキという前向きな答えで応じた本工場組合員たち、会社の救社隊らの沮止線を挟攻で崩した果敢な行動、民主労組運動の新しい歴史はこうして組合員の闘いの意志と協力、直接行動を通じて形が出来てきている」と評価した。

 


 

非正規職撤廃のための闘争宣言、「全国労働者大会」開催
 


11月7日民主労総はG20に対抗する闘争を広げ、政府に強い警戒のメッセジーを投げた。この日ソウル広場には4万人余りの労働者、政党、市民団体などが集まり、「全国労働者大会」を開いた。

「労働基本権死守、労働法再改定と非正規職問題の解決、G20反対」を求め進行し、警察と対置した。怪我する人も出た。

非正規職の拡大により非正規職の闘争も広がっているなか、労働界では正規職の闘争と非定期職の闘争を包括できる運動が課題となっている。

今回の労働者大会でも二者の共同闘争を主張する声が高くなっている。

 

 


 

国家人権委、専門委員など61名辞退
 


国家人権委の委員らが大規模の辞退をした。1日にユナムヨン、ムンキョンラン常任委員、10日にジョクック非常任委員が辞退してから61名の専門委員、自問委員、専門相談委員が総辞退の意思を明らかにした。

61名の委員は15日、記者会見で「無人権政策で貫く李明博大統領とヒョンビョンチョル国家人権委員長のシステムでは国家人権委に期待できることは何もないと判断した」と辞退の理由を発表した。




 

NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮が軽水炉建設中、米核専門家


北朝鮮が寧辺核団地に実験用軽水炉を建設しているとシグプリドヘコの元米ロスエルロモス核研究所長が発表した。

ヘコ博士は13日北京で記者らに「最近北朝鮮を訪問して軽水炉建設事実を聞いた。発展用量は 25〜30MW(メガワット)」と言いながら 「完成には何年がかかるだろう」と予測した。

これに対し韓国政府当局は軽水炉建設のための「変わった動き」はまだ把握されていないと明らかにした。ある政府関係者は14日「一部では地をほって工事をする姿は観測されるが、現在としては北朝鮮が軽水炉を建設しようと工事に取り掛かったと思われる情況は見られない」と言った。

1994年ジュネーブ合意によってアメリカと韓国などが新浦に建設中だった1000MW級軽水炉建設工事が2次北核危機の発生で、2005年中断されて以後、北朝鮮は独自的な軽水炉建設の意志を明らかにして来た。

北朝鮮は今年の4月、「労動新聞」を通じて 「100%我々の原料と技術に基づいた軽水炉が力強く稼動することを目撃するであろう」と主張した事がある。

北朝鮮が「軽水炉建設」を重ねて表明するのは、核兵器開発のためのウラン濃縮プログラムの継続を示唆しアメリカを交渉テーブルに引っ張り出そうとする「圧迫戦術」と分析される。





コリアン情報ウィークリー(2010年)

第372号 2010年11月15日 「現代」自動車、非正規職組合員800名ストライキ
第371号 2010年11月08日 「竜山事件」、関連者9人全員有罪確定
第370号 2010年11月01日 11日、G20糾弾集会ソウル駅で三角地で2万名行進
第369号 2010年10月25日 金属のKEC労組「公権力投入の時、全面戦争」
第368号 2010年10月18日 学校内の非正規職労組結成、全国へ広がる
第367号 2010年10月11日 韓国進歩運動陣営、北朝鮮3代世襲めぐる論争
第366号 2010年10月04日 4大宗団「4大河中断」求めハンガデモ
第365号 2010年09月27日 金ジョンウン、「軍事分野2人者の位相を確保」
第364号 2010年09月20日 京畿道議会、「学生人権条例、無償給食予算可決」
第363号 2010年09月13日 言論検証委員会「天安艦沈没最終報告書、真実の欠落と歪曲」
第362号 2010年09月06日 国民年金公団労組、高空デモ突入
第361号 2010年08月30日 進歩政治勢力統合のための「市民会議」結成
第360号 2010年08月23日 芸術文化界1882名「4大江事業中止」時局宣言
第359号 2010年08月16日 PD手帳番組「4大江水深6メトルの秘密」放送中止波紋
第358号 2010年08月09日 40代総理内定、長官級9名交替
第357号 2010年08月02日 野党民主党、7・28補欠選挙の惨敗で、指導部総辞職
第356号 2010年07月26日 時局宣言教師への懲戒留保、「キム教育監、無罪」
第355号 2010年07月19日 環境運動連合、「4大江工事反対」で工事現場占拠座り込み
第354号 2010年07月12日 韓国政府、「哨戒艦総合報告書の公開しない」
第353号 2010年07月05日 ロシア、韓国合同調査団の発表に「疑問」報告
第352号 2010年06月28日 韓米首脳、戦作権転換の延期とFTA再調整に合意
第351号 2010年06月21日 米の李教授「韓国合同調査団の調査結果に科学的疑問点」指摘
第350号 2010年06月14日 カトリック教会、4大江事業の現場でミサ、「直ちに中断」求める
第349号 2010年06月07日 ハンナラ党、ソウルで「21対4」の惨敗
第348号 2010年05月31日 進歩新党シム候補、涙の辞退「国民参与新党・リュ候補を必ず当選」
第347号 2010年05月24日 ノムヒョン死去1周期追悼コンサート、ソウル・釜山で7万名参加
第346号 2010年05月17日 5・18光州抗争30週年、政府と遺族「別々の記念式開催」
第345号 2010年05月10日 明洞聖堂、4大江事業反対の大規模時局ミサ
第344号 2010年05月03日 MBC放送労組の「公正放送死守」スト、1ヶ月目の長期化
第343号 2010年04月26日 民主労働党・進歩新党「地方選挙、独自の道」
第342号 2010年04月19日 北、チョンアン艦沈没との関連を初めて公式否定
第341号 2010年04月12日 無罪となった韓明淑元総理「政治工作へ闘って勝利」
第340号 2010年04月05日 三星半導体で白血病で8番目の死亡、「労災認められず」
第339号 2010年03月29日 カトリック協会本部「回復不可能な環境破壊、4大江事業反対」
第338号 2010年03月22日 民主労総、対政府闘争の本格始動、27日ソウル都心で大規模の集会
第337号 2010年03月15日 金属労組、3000名が単産の工場閉鎖に連帯闘争
第336号 2010年03月08日 野5党と市民団体、選挙連合に合意
第335号 2010年03月01日 日韓市民調査団「環境破壊の4大江事業はすぐ中止すべき」
第334号 2010年02月22日 教育市民団体「無償給食」50万署名運動開始
第333号 2010年02月15日 野党単一候補・韓明淑氏、現ソウル市長に7%差
第332号 2010年02月08日 MBC放送局労組、放送掌握に対抗してストライキ賛否投票開始
第331号 2010年02月01日 ソウル主要大学の自治会、授業料引き上げに大学本館占拠
第330号 2010年01月25日 法廷、狂牛病報道「PD手帳」番組に無罪判決、保守派・検察に「衝撃」
第329号 2010年01月18日 ノムヒョン精神継ぐ「国民参与党」創党
第328号 2010年01月11日 竜山惨事葬式、決して安らげぬ故人たち
第327号 2010年01月04日 竜山惨事妥結「政府が責任認めて謝罪」で合意


 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第326号 2009年12月28日 韓国大学生連合「授業料削減」要求し、国会教育科学委占拠



コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

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