To establish peace and unclear-free North East Asia!

コリアン情報ウィークリーNo:324 (2009.12.14)

李大統領・玄国家人権委員長、
人権団体選定「人権墜落賞」


東北アジアにはいまだに安定的な平和の秩序が存在しません。
「コリアン情報ウィークリー」は毎週月曜日、
東北アジアの非核・平和の確立のため韓国・朝鮮に関する情報をお届けします。

1:Calendar
カレンダー/2:Government政府、政党
3:Mass
世論、市民運動/4:NorthKorea朝鮮の動向


発行:フォーラム平和・人権・環境  編集:李泳采
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1階
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org




 Calendar
カレンダー 

 

12月07日(月)

 北朝鮮担当の米特別代表が韓国入り、8日訪朝へ

12月08日(火)

 韓国政府、アフガンに350人規模の追加派兵を決定

12月09日(水)

 北朝鮮、新型インフルで死者続出 韓国大統領、支援指示

12月10日(木)

 米朝協議、ボスワース氏「探索的な対話だった」と総括

12月11日(金)

 韓米当局者、ワシントンでアフガンPRT運営を協議

12月12日(土)

 検察、韓ミョンシュク元首相に収賄疑惑、本人否定、検察を刑事告訴

 


Government
政府、政党

検察、ハン・ミョンスク前国務総理をタケット調査


拘束起訴された前大韓通運社長からの5万ドル提供陳述をめぐって、検察とハン・ミョンスク前国務総理の間の対立が退路ない闘いへと発展している。ハン前総理の方が検察の召還再通報にも応じないという意思を明らかにしたことで検察が強制捜査に突入するかが注目されている。

ソウル中央地検特殊2部は去る11日、すでに一回出席要求を拒否したハン前総理に再び14日午前の出席をた要求したが、ハン前総理の方はこれを拒否した。「ハン・ミョンスク前総理に対する李明博政権と検察、守旧言論の政治工作粉砕及び政治検察改革のための共同対策委員会」(共同対策委員会)は13日、「既存の立場は変わっていない」と明らかにした。

共同対策委員会が先決条件として立てた(被疑事実を流した) 内部不法行為者を捜し出して起訴し、客観的証拠や資料を公開しろ」と言う要求を検察が受け入れる可能性は少ないために、ハン前総理が自ら検察に出る可能性も低いと思われる。

検察は「法に従ってやる」とハン前総理の方を圧迫している。普通、捜査対象の人が2〜3回出席要求に応じなれば逮捕令状を発行し、検挙に出る。慎重ながら検察がハン前総理を強制捜査するかもという見込みも出ている。

捜査チームはハン前総理に渡されたというお金を人事請託の対価と見なし収賄疑いの適用を有力に検討していることと知られている。

しかし検察の強制捜査は容易ではないという観測もある。

ハン前総理がノ・ムヒョン前大統領国民葬の葬儀委員長を勤めた経歴があって野党弾圧のイメージを与えることもあるし、ハンサングリュルの前国税庁長に対する捜査はあやふやのまま進まない点等、逆攻勢される可能性もあるからだ。

捜査チームは何回か出席を要求し時間を儲いで、逮捕令状が発行されても執行は保留する可能性が大きいと見られる。しかし、いずれはハン前総理を直接調査することと見られる。結局、ハン前総理の方と検察の力比べの勝敗は世論の向背によっるもののようだ。
 





Mass■世論、市民運動


李大統領、玄国家人権委員長、
人権団体選定「人権墜落賞」
 


李ミョンパク大統領とヒョンビョンチォル国家人権委員会委員長が「人権墜落賞」に選定される不名誉を得た。

世界人権宣言記念日の10日午前、国家人権委員会の前で記者会見を開いた人権団体たちは、人権墜落賞、人権に塩のような役割を果たした人々、人権活動家たちが選んだ2009年10大人権ニュースをそれぞれ発表した。

李ミョンパク大統領の選定理由には「幾多の反人権的な政策の押し通し、福祉予算の削減、反人権的教育政策の押し通し、労動者たちの権利侵害などあまりにも多くて書ききれない」と挙げられた。

ヒョンビョンチォル国家人権委員長は「人権に対する概念も常識もないのに国家人権委員長に就任して人権委独立性を障害、人権門外漢として李ミョンパク政権の顔色伺いにばかり忙しい」と言う理由。

人権活動家たちが選んだ2009年10大人権ニュースでは、竜山事態と国家人権委問題、双竜車ストライキ、集会及び示威法問題、移住労組の標的弾圧などが挙げられた。

ほかにも人権団体たちは「人権に塩のような役割を果たした人々」として青少年人権行動「アスナロ」を含めむ18カ団体を選定して発表した。

北朝鮮打倒団体が大韓民国人権賞を受賞

一方、国家人権委員会が世界人権宣言日に合わせて発表した「大韓民国人権賞」に北朝鮮民主化ネットワークが選定されたことについても批判が続いた。

「国家人権委を正す共同行動」は「行政安全部の推薦で選定された北朝鮮民主化ネットワークの大韓民国人権賞の受賞は国家人権委員会を無力化させるための李ミョンパク政府のコード政治」と言いながら「人権と関係ないのに人権賞を与えるさま」と批難した。

共同行動は一、人権委組職縮小を強行した行安部が候補をお勧めした点。二、李ミョンパク大統領が「北朝鮮の人権に関心を傾けなさい」と発言した点。三、北朝鮮民主化ネットワークが北朝鮮を対話と協力の主体ではなく打倒と転覆の対象として認識している点。四、北朝鮮民主化ネットワークが米国務省と民主主義振興財団(NED)から活動資金をもらっている点等を挙げて、今回の人権賞選定が不適切であることを指摘している。

そして、人権団体連席会議など人権団体らは記者会見を通じて、撤去民を生産する開発主義、障害者の生存権脅威、双竜車など労動者たちの権利抹殺、デモでの公権力の無慈悲、公安事故の増加、移住労働者の追放、一斉考査など青少年抑圧、アフガン派兵などを言及しながら「大韓民国に人権はない」と一喝した。
 




 

NorthKorea朝鮮の動向

北朝鮮、武器輸送機がタイ抑留


北朝鮮制の武器を大量で積んで行った輸送機が12日(現地時間)、タイ空港で抑留された。

タイ政府はこの日、バンコクドンムアング空港に給油のために非常着陸したグルジヤ国籍輸送機の中から35〜45トンの北朝鮮制武器を発見、,乗務員5人と輸送機を抑留したと明らかにした。

タイ政府によると乗務員たちは「貨物機に原油試錐装備が積まれている」と主張したが、ミサイル,ロケット推進手榴弾などの武器が隠されていた。

この事件が、スチーブンアメリカ対北政策特別代表の訪朝による北米対話の雰囲気にどう影響するかが注目される。
 
該当の輸送機は北朝鮮平壌を出発し後、日程上ではスリランカコロンボに向っていたが、一部タイ言論からはパキスタンまたはウクライナが最終目的地であるという報道があるなど、最終目的地が確認されていない。

AP通信によるとタイ政府はカザフスタン人4人、ベラルス人1人など乗務員5人を不法武器所持の疑いで起訴したと伝えられた。
彼ら乗務員たちは14日、法廷に出頭すると知られている。

タイ政府は押収した武器を空軍武器庫に移送し、該当の輸送機と武器を押収した。

タイ政府関係者たちは「アメリカで情報を渡してもらって捜索に出た」、「多くの国々に関わる問題であり、慎重かつ透明な調査が成り立つように努める」と明らかにした。

そして、タイ外務省副報道担当者は「北朝鮮に対する武器船籍を禁止しているUN決意によって報告書をUNに提出すること」と言った。「ザ・ネーション」などのタイ言論はタイ政府が関連報告書を45日内にUNに提出すると報道した。




 

コリアン情報ウィークリー(2009年)

第324号 2009年12月14日 李大統領、玄国家人権委員長が人権団体選定「人権墜落賞」
第323号 2009年12月07日 民主労総「労組専従賃金禁止など労使政合意の反対闘争」開始
第322号 2009年11月30日 宋ヨンギル民主党議員、「ハンサンユルゲート、ノ前大統領の死の疑問を解く鍵」
第321号 2009年11月23日 非正規職学習誌「才能教育」組合、座り込み闘争700日目
第320号 2009年11月16日 韓国政府、「アフガン再派兵方針不変」
第319号 2009年11月09日 韓国労総・民主労総20万集会「共同ゼネストへ向けて闘おう」
第318号 2009年11月02日 弁護団「竜山、多くの無罪証拠を無視した政治裁判」
第317号 2009年10月26日 ネパールのミヌさん強制追放、使い捨ての多文化社会
第316号 2009年10月19日 18日、竜山国民法廷「李大統領、殺人及び傷害教唆罪」判決
第315号 2009年10月12日 政府関連部処、「公務員の民主労総加入禁止法」の改正推
第314号 2009年10月05日 行政安全部、集会参加公務員に重懲戒
第313号 2009年09月28日 憲法裁判所「夜間集会禁止は憲法違反」
第312号 2009年09月21日 民主労総、公務員労組「公務員労組の統合投票 への政府の介入は不当」
第311号 2009年09月14日 林ソンキュ民主労総委員長「進歩政党、統合しなければ新しい政党建設」
第310号 2009年09月07日 南北協力を求める最大組織「韓半島平和フォーラム」立ち上げ
第309号 2009年08月24日 南北、9月26日-10月1日、離散家族再会合意
第308号 2009年08月24日 金大中前大統領の告別式「行動する良心を実践」
第307号 2009年08月17日 北、米韓乙支軍事演習に「我々方式で対応」
第306号 2009年08月10日 再び闘いの岐路に立っているYTN放送労組
第305号 2009年08月03日 民弁、「史上最大規模の言論法対応弁護団構成
第304号 2009年07月27日 民主党チョン代表議員辞職「メディア法無効闘争」突入
第303号 2009年07月20日 放送3社、初の同時ストライキ実施
第302号 2009年07月13日 ノ前大統領国民葬49祭、終了後も参拜客続く
第301号 2009年07月06日 野党民主党、「民主勢力統合を推進」
第300号 2009年06月29日 全教組、「第2次時局宣言」着手、3万ー5万参加予想
第299号 2009年06月22日 ノ・ムヒョン前大統領の追慕公演、聖公会大学で実施
第298号 2009年06月15日 6・15南北共同宣言9周年行進、警察阻止
第297号 2009年06月08日 五体闘志団、時局宣言「李政権、自ら退陣」要求
第296号 2009年06月01日 ノ・ムヒョン前大統領、50万の追悼式
第295号 2009年05月25日 ノ・ムヒョン前大統領の追悼行列、全国で続く
第294号 2009年05月18日 組合員死亡で貨物連帯ストライキ決議、大会で警察と衝突、376名連行
第293号 2009年05月11日 汎民連押収捜索糾弾するー拘束公安弾圧中断しろ!
第292号 2009年05月04日 「キャンドル集会1周年文化祭」、警察封鎖、200名連行
第291号 2009年04月27日 蔚山、進歩陣営候補の一本化に成功、当選確率向上
第290号 2009年04月20日 18日、「グローバル的な家父長体制」 に対抗する新しい運動の設立
第289号 2009年04月13日 金正日3期体制スタート「社会主義憲法修正」
第288号 2009年04月06日 北朝鮮のロケット発射、市民団体の意見分かれる
第287号 2009年03月30日 民主労総、国際共同の日、「G20首脳会談への代表団派遣」
第286号 2009年03月23日 現職の言論人拘束事態、言論労組「10年前の言論弾圧へ回帰」
第285号 2009年03月16日 民主労総、「非正規職期間延長は対国民詐欺劇」
第284号 2009年03月09日 「戦争と女性人権博物館」着工式開催
第283号 2009年03月02日 ストライキの言論労組「放送改悪案、廃止まで闘う」
第282号 2009年02月23日 20日、故金スファン樞機卿の葬礼ミサ、1万名参加
第281号 2009年02月16日 大統領府、「行政官個人による広報指針」認定、波紋拡散
第280号 2009年02月09日 竜山追悼集会、氾国民対策委「大規模闘いは続く」
第279号 2009年02月02日 1日、竜山惨事の国民追悼大会、「責任者処罰」
第278号 2009年01月26日  竜山惨事、「火炎瓶が原因」VS「撤去民に責任押し付け」
第277号 2009年01月19日 KBS放送局、新任社長反対の「社員行動」関係者らの罷免、解任で波紋
第276号 2009年01月12日 野党民主党「ミネルバの拘束はネット民主主義の死亡宣告」
第275号 2009年01月05日 4日、金ヒョンオ国会議長「与野党の対話と妥協案」要求、直権上程拒否


コリアン情報ウィークリー(2008年)

第274号 2008年12月29日 26日、全国言論労組、史上初のゼネスト突入



コリアン情報ウィークリー(2007年)

第222号 2007年12月31日 革新・分党、岐路に立つ民主労動党



コリアン情報ウィークリー(2006年)

第169号 2006年12月25日 イラク・レバノン派兵案、国会本会議通過



コリアン情報ウィークリー(2005年)

第117号 2005年12月26日 反WTO集会以後、拘束収監されていた13人「不拘束捜査」を決定

 


コリアン情報ウィークリー(2003年10月−2004年)

第65号 2004年12月27日 金正日「南侵威嚇はない」


 

Copyright ? 2000-2008フォーラム平和・人権・環境 All rights reserved.
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 総評会館1F
tel.03-5289-8222/fax.03-5289-8223/E-mail:peace-forum@jca.apc.org